各国での規制状況
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/05 04:10 UTC 版)
「フルニトラゼパム」の記事における「各国での規制状況」の解説
日本では麻薬及び向精神薬取締法における第2種向精神薬であり、入手には処方箋を要する。 アメリカでは医薬品として承認されたことはない。規制物質法のスケジュールIVに指定されている。一部の州ではスケジュールIに指定されている。よって、旅行者がフルニトラゼパムをアメリカに持ち込むには証明書が必要である。1984年11月の最初の評価、1996年5月の再評価でもそれは継続されている。 イギリスでは、国民保健サービスの処方禁止薬であり(NHSブラックリスト)、プライベート処方箋のみにて利用可能である。 アイルランドでは、フルニトラゼパムはスケジュール3規制物質であり、厳密な規制がなされている。 シンガポールでは、フルニトラゼパムは薬物乱用法にてクラスC(スケジュールII)規制薬物であり、処方箋なしに所有することは違法である。 オーストラリアでは、フルニトラゼパムはスケジュール8規制物質であり、これはアンフェタミンや麻薬と同等の扱いである。無許可で一定量以上の物質を保持することは1985年薬物乱用・取引法により罰せられる。 中国では新型の合成麻薬にあたる「第三代毒品」に指定されており、取り締まりの対象となる。 ノルウェーでは、フルニトラゼパムは2003年にスケジュール規制が格上げされ、ロシュ社は市場から製品を取り下げた。
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