各国での現象
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/03 13:46 UTC 版)
「Pokémon GO」の記事における「各国での現象」の解説
配信対象外の韓国での現象 「Google マップ#韓国と中国の地図データ問題」も参照 大韓民国は、法律で地図データの国外輸出が禁止されており、Googleへの地図データ提供が許可されなかったため、利用可能地域に含まれていなかった。しかし2016年7月の配信当初において、北緯38度線以北の江原道束草市・高城郡・襄陽郡・麟蹄郡などの朝鮮半島東岸地域や、日本海に浮かぶ慶尚北道の鬱陵島でプレイができるという情報が出始めた。さらに7月22日の日本配信開始にともない、蔚山広域市蔚州郡の艮絶串でもプレイできるようになった。配信を利用できるとされた地域にはポケモンGOを試みようと人々が集まり、宿泊施設をはじめとする商業施設は利用客の増加の恩恵を受け、地域活性化につながっている。このため、韓国では正式リリース前にもかかわらず非公式の方法でのダウンロードが100万を突破し、韓国の芸能人も熱狂している。アプリ開発会社ナイアンティックのディレクターが、同月中に韓国を訪問することも伝えている。しかし朝鮮民主主義人民共和国との軍事境界線に近い非武装中立地帯(DMZ)に位置する場所も数か所存在し、誤って地雷原に侵入する可能性もあることから、韓国軍が付近に駐留してプレイヤーに注意を呼びかける事態にもなっている。 その後、2017年1月24日に行われたアップデートにより、韓国でも正式にサービスが開始された。地図データについてはオープンストリートマップのデータを利用している。 日本国内の現象 鳥取砂丘では、砂丘上の砂の動きを調査するための杭がIngressのポータルとして多数登録されており、それがそのままポケストップに指定されたため、サービス開始後多くのプレイヤーが集まった。これに注目した鳥取県が、7月25日に「鳥取砂丘スナホ・ゲーム解放区宣言」を行い、観光資源としての活用を図っている。また鳥取砂丘を「ゲーム解放区」宣言してから訪問者が増えただけでなく、ポケストップが砂丘のさまざまな場所にあるためくまなく歩く人も増え砂丘の動植物に興味を示す人も出てきたという。 岐阜県美濃市はポケモンGOを積極的に利用すると報じられている。 名古屋市昭和区にある鶴舞公園では、噴水塔周辺が「モンスターボール」に似ていることから「聖地」として話題になった。 大阪の商店街では、有料アイテムのルアーモジュールを使ってポケモンを大量に呼び寄せるイベントを開催した。 東日本大震災で被災した東北3県(宮城県、岩手県、福島県)と熊本地震で被災した熊本県が観光誘致のためNianticと協業しポケモンGOとコラボレーションすると発表。イメージとしてはポケストップ、ポケモンジムの設置やレアポケモンを出現させたりイベントを開催することなどを検討している。岩手県ではNianticのIngressとコラボの経験がある。 京都市では、以前にIngressのイベントを開催し市長も参加したことから市長はポケモンGOにも理解を示しており、ポケモンGOでNianticと連携することを発表した。また京都府知事も「ポケストップ」を活用して京都の歴史と結びつけたいとゲーム内容の充実をNianticに要望した。 ブラジルでの現象 2016年8月にブラジル・リオデジャネイロで「リオデジャネイロオリンピック」が開催された際、世界的に有名なほどの治安の悪さが故に予想以上に集客が望めないなど興行収益的に深刻な問題になり、リオデジャネイロ市長のエドゥアルド・パエスはポケモンGOによる世界各地での経済効果に着視し、ナイアンティックと契約して8月3日に配信を開始、観光名所や各大会会場をポケストップにすることで経済効果を図ろうとした。しかし同時に、ポケモンGO絡みでスマートフォンの盗難や強盗、死亡事故などがブラジル全土で報告され、国際大会期間中なだけにブラジル内でも物議を醸している。
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各国での現象
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/06/13 23:08 UTC 版)
「Pokemon GO」の記事における「各国での現象」の解説
配信対象外の韓国での現象 「Google マップ#韓国と中国の地図データ問題」も参照 大韓民国は、法律で地図データの国外輸出が禁止されており、Googleへの地図データ提供が許可されなかったため、利用可能地域に含まれていなかった。しかし2016年7月の配信当初において、北緯38度線以北の江原道束草市・高城郡・襄陽郡・麟蹄郡などの朝鮮半島東岸地域や、日本海に浮かぶ慶尚北道の鬱陵島でプレイができるという情報が出始めた。さらに7月22日の日本配信開始に伴い、蔚山広域市蔚州郡の艮絶串でもプレイできるようになった。配信を利用できるとされた地域にはポケモンGOを試みようと人々が集まり、宿泊施設をはじめとする商業施設は利用客の増加の恩恵を受け、地域活性化につながっている。このため、韓国では正式リリース前にもかかわらず非公式の方法でのダウンロードが100万を突破し、韓国の芸能人も熱狂している。アプリ開発会社ナイアンティックのディレクターが、同月中に韓国を訪問することも伝えている。しかし朝鮮民主主義人民共和国との軍事境界線に近い非武装中立地帯(DMZ)に位置する場所も数箇所存在し、誤って地雷原に侵入する可能性もある事から、韓国軍が付近に駐留してプレイヤーに注意を呼びかける事態にもなっている。 その後、2017年1月24日に行われたアップデートにより、韓国でも正式にサービスが開始された。地図データについてはオープンストリートマップのデータを利用している。 日本国内の現象 鳥取砂丘では、砂丘上の砂の動きを調査するための杭がIngressのポータルとして多数登録されており、それがそのままポケストップに指定されたため、サービス開始後多くのプレイヤーが集まった。これに注目した鳥取県が、7月25日に「鳥取砂丘スナホ・ゲーム解放区宣言」を行い、観光資源としての活用を図っている。また鳥取砂丘を「ゲーム解放区」宣言してから訪問者が増えただけでなくポケストップが砂丘の様々な場所にあるためくまなく歩く人も増え砂丘の動植物に興味を示す人も出てきたという。 岐阜県美濃市はポケモンGOを積極的に利用すると報じられている。 名古屋市昭和区にある鶴舞公園では、噴水塔周辺が「モンスターボール」に似ていることから「聖地」として話題になった。 大阪の商店街では、有料アイテムのルアーモジュールを使ってポケモンを大量に呼び寄せるイベントを開催した。 東日本大震災で被災した東北3県(宮城県、岩手県、福島県)と熊本地震で被災した熊本県が観光誘致のためNianticと協業しポケモンGOとコラボレーションすると発表。イメージとしてはポケストップ、ポケモンジムの設置やレアポケモンを出現させたりイベントを開催することなどを検討している。岩手県ではNianticのIngressとコラボの経験がある。 京都市では以前にIngressのイベントを開催し市長も参加したことから市長はポケモンGOにも理解を示しておりポケモンGOでNianticと連携することを発表した。また京都府知事も「ポケストップ」を活用して京都の歴史と結び付けたいとゲーム内容の充実をNianticに要望した。 ブラジルでの現象 2016年8月にブラジル・リオデジャネイロで「リオデジャネイロオリンピック」が開催された際、世界的に有名なほどの治安の悪さが故に予想以上に集客が望めないなど興行収益的に深刻な問題になり、リオデジャネイロ市長のエドゥアルド・パエスはポケモンGOによる世界各地での経済効果に着視し、ナイアンティックと契約して8月3日に配信を開始、観光名所や各大会会場をポケストップにする事で経済効果を図ろうとした。しかし同時に、ポケモンGO絡みでスマートフォンの盗難や強盗、死亡事故などがブラジル全土で報告され、国際大会期間中なだけにブラジル内でも物議を醸している。
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