卒業記念レース歴代優勝者
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「日本競輪選手養成所」の記事における「卒業記念レース歴代優勝者」の解説
卒業記念レースは、日本サイクリストセンター時代に模擬レースという名前で行われていたものが発祥となっている。19期までは模擬レースのみが行われていた。20期からは卒業記念レースと模擬レースがともに実施され、当時の競輪学校が修善寺に移った26期からは卒業記念レースとして一本化された。競輪選手としてデビューした後に実施されるルーキーチャンピオンレース、ガールズ フレッシュクイーンやヤンググランプリにも繋がるレースでもある。 早期卒業した候補生を除く在所中の候補生により、男女とも卒業式直前に2日間の日程で実施され、初日に予選(男子は2回戦・女子は3回戦)が、2日目に決勝戦が、それぞれ行われる。レースは、400mバンクでは4周、333mバンクでは5周で行われる。会場は、かつては殆どがJKA400(周長400m)にて開催されてきたが、早く競輪選手としての身構えをつけてもらおうという意味合いや、候補生の身内など関係者のみならず競輪ファンの関心も高いなどの理由から、99期以降では原則として南関東のいずれかの競輪場で開催されており、特に養成所から最も近い伊東温泉競輪場での開催が多い。なお、2020年の117期・118期では、COVID-19の流行と感染防止の観点から、会場は当初の伊東温泉競輪場から養成所内のJKA400に、日程も23日の当日のみとして無観客での実施とし、勝ち上がりもポイント制に変更して実施した。2021年の119期・120期では、スケジュールの前倒しにより2月26日から27日にかけて、当初は静岡競輪場にて開催予定としていたが、同様の理由のため養成所内のJKA400に変更し、無観客で実施したほか、119期はエキシビションとして2日目にスプリント競走を実施した。2022年の121期・122期もやはり同様の理由により当初の伊東温泉競輪場からJKA400に変更し、無観客で実施することとなったが、のち候補生に新型コロナウイルス感染者が多数発生した影響で異例の延期が発表された。その後、先に3月3日に卒業式を実施したため卒業記念レースは初めて卒業式後の開催となったが、一旦帰省した候補生は4月4日(前検日)に改めて招集され翌5日に卒業記念レースを実施した。また併せて、当初の2日間から当日のみの開催とし、会場も333ピスト(1975年の35期以来47年ぶりに使用)での無観客開催に再度変更された。 現在では、SPEEDチャンネルやYouTubeによるストリーミング配信による生中継も行われている。 男子は1 - 100期までと101期以降の奇数期、女子は102期以降の偶数期。記載の登録地は、資格検定合格によりJKAより公示された時点。 ◎は完全優勝。※は適性試験受験者。太字はGP・GI(男子)、グランプリ・コレクション・フェスティバルいずれか(女子)優勝者。 期決勝戦実施日優勝者登録地会場26 1969年3月7日 杉渕孝一 神奈川 JKA400 27 1969年12月19日 ◎小山靖 宮城 28 1970年12月16日 三好真人 東京 29 1972年1月28日 棚橋良博 岐阜 30 1972年8月2日 ◎宮一透 群馬 31 1973年2月14日 大石好克 岐阜 32 1973年7月25日 新田三男 福岡 33 1974年3月28日 ◎葛西新蔵 青森 34 1974年4月17日 山本和正 岩手 35 1975年3月12日 ◎松田隆文 大分 333ピスト 36 1975年9月10日 大久保広重 福岡 JKA400 37 1976年3月10日 竹内久人 岐阜 38 1976年9月8日 ◎山口健治 東京 39 1977年3月9日 長谷忠 岡山 40 1977年9月7日 遠藤三郎 静岡 41 1978年3月8日 町島洋一 福島 42 1978年9月7日 高木和彦 栃木 川崎競輪場 43 1979年2月28日 北村徹 熊本 44 1979年9月5日 ※岸本元也 熊本 45 1980年3月5日 ◎齊藤哲也 兵庫 JKA400 46 1980年9月3日 細川忠行 愛知 47 1981年3月11日 ◎鵜沼正樹 静岡 48 1981年9月9日 菅野浩司 神奈川 49 1982年3月10日 奥羽勲 熊本 50 1982年9月8日 田村剛男 福島 51 1983年3月9日 野原哲也 福井 52 1983年7月27日 田中祥之 大阪 53 1984年3月7日 ◎木野内高 福島 54 1984年7月18日 伊藤勝也 静岡 55 1985年3月13日 村松浩章 静岡 56 1985年7月23日 宮路智裕 熊本 57 1986年3月11日 ◎坂本勉 青森 川崎競輪場 58 1986年7月23日 ◎川口満宏 東京 JKA400 59 1987年3月11日 ◎小橋正義 岡山 60 1987年7月15日 金田健一郎 大阪 61 1988年3月9日 ◎神山雄一郎 栃木 62 1988年7月13日 内林久徳 滋賀 63 1989年3月8日 千原千里 福岡 64 1989年6月21日 ◎三宅伸 岡山 65 1990年2月21日 ※古川圭 福岡 66 1990年6月19日 児玉広志 香川 67 1991年2月27日 佐々木一昭 岩手 68 1991年6月19日 阿部康雄 新潟 69 1992年2月28日 中村淳 栃木 前橋競輪場 期決勝戦実施日優勝者登録地会場70 1992年6月17日 関靖夫 埼玉 JKA400 71 1993年2月24日 笹川竜治 新潟 72 1993年6月16日 川原義哲 大阪 73 1994年2月23日 古閑良介 福岡 74 1994年6月15日 小嶋敬二 石川 75 1995年3月1日 手島慶介 群馬 76 1995年6月14日 冨田卓 千葉 77 1996年2月28日 小林正治 東京 78 1996年6月12日 若松将弘 愛知 79 1997年2月26日 毛利昇平 京都 80 1997年6月11日 ◎齋藤登志信 山形 81 1998年4月15日 前反祐一郎 広島 82 1998年12月16日 荒井崇博 佐賀 83 1999年4月21日 ◎佐々木雄一 福島 84 1999年12月15日 井山和裕 山口 85 2000年4月19日 中川誠一郎 熊本 86 2001年4月17日 ◎井上昌己 長崎 87 2002年4月13日 藤川浩平 石川 88 2003年4月10日 ◎成田和也 福島 89 2004年4月7日 五日市誠 青森 90 2005年4月6日 廣川泰昭 愛媛 91 2006年4月7日 藤野孝彦 佐賀 92 2007年4月11日 寺田信彦 大分 93 2007年10月17日 ※谷田泰平 岐阜 94 2008年3月26日 鈴木雄一朗 東京 95 2008年10月15日 上原龍 長野 96 2009年4月9日 西村光太 三重 97 2009年10月14日 井上嵩 東京 98 2010年3月24日 増原正人 広島 99 2010年10月14日 上吹越俊一 鹿児島 伊東温泉競輪場 100 2011年3月24日 阿部力也 宮城 JKA400 期決勝戦実施日優勝者登録地会場101(男子) 2012年3月22日 山本伸一 高知 松戸競輪場 102(女子) ◎加瀬加奈子 新潟 103(男子) 2013年3月27日 小酒大勇 福島 川崎競輪場 104(女子) ◎石井寛子 東京 105(男子) 2014年3月26日 伊早坂駿一 茨城 平塚競輪場 106(女子) ◎石井貴子 千葉 107(男子) 2015年3月25日 新山響平 青森 静岡競輪場 108(女子) ◎※尾崎睦 神奈川 109(男子) 2016年3月23日 太田竜馬 徳島 伊東温泉競輪場 110(女子) ◎※土屋珠里 栃木 111(男子) 2017年3月23日 南潤 和歌山 静岡競輪場 112(女子) 梅川風子 東京 113(男子) 2018年3月23日 藤根俊貴 岩手 伊東温泉競輪場 114(女子) 柳原真緒 福井 115(男子) 2019年3月19日 ◎山本修平 東京 116(女子) 鈴木樹里 愛知 117(男子) 2020年3月23日 ◎青柳靖起 佐賀 JKA400 118(女子) 尾方真生 福岡 119(男子) 2021年2月27日 桑名僚也 埼玉 120(女子) 西脇美唯奈 愛知 121(男子) 2022年4月5日 纐纈洸翔 愛知 333ピスト 122(女子) ◎※畠山ひすい 北海道 参考:21期〜25期の卒業記念レース優勝者 期優勝者登録地21 伊藤繁 神奈川 22 福島正幸 群馬 23 丹波秀次 岡山 24 班目秀雄 福島 25 畔蒜啓次 東京
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