劉備一派(蜀)
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「STOP劉備くん!」の記事における「劉備一派(蜀)」の解説
劉備 本作の主人公。桃園で契を交わした義兄弟の長男。おおらかでほのぼのとしたマスコット的キャラクター(劉表曰く「50歳近いくせにいまだに無職だけど、元気だからいいじゃありませんか!」)。幼少期にはかなりの悪ガキだった。 取柄は草履を作ることだけで、部下たちの分も全員自作しているほどの腕前。簡単な漢字も読めないほど学力は低く、田舎暮らしが長かったため食事のマナーも極めて悪い。 本人曰く夢は「綾波レイと結婚すること」。読売ジャイアンツファンである。 関羽 桃園で契を交わした義兄弟の次男。繰り出された槍を素手で止めてへし折るなど武勇に優れるが、こちらもさして何ができるということもなく、三人でいつもとりとめのない遊びに興じている。本編では主にツッコミキャラである。 大変な猛将ではあるが、実は血を見るのが苦手で、草花を大事にしたり、手負いの状態でも老婆に手を貸したりするなど、心優しい一面も併せ持っている。義理堅さも強調されており、官渡の戦い終結後は曹操軍の家電やおやつにも手を付けることなく去って行った。貂蝉のことを気に入っており、曹操からは冷やかされていた。 死後も幽霊として登場しており、曹操陣営による自分の生首のぞんざいな扱いに怒り狂っていた。 張飛 桃園で契を交わした義兄弟の三男。武勇に優れるが、こちらもさして何ができるということもなく、3人でいつもとりとめのない遊びに興じている。長坂の戦いでは曹操軍から「片手にハンマー片手に剣を持ち世の中を恨んだ目で睨みつけてくる」と恐れられていたが、そのことを非常に気にしていた。 従来の物語などで知られる酒乱っぷりをさらに強調されており、呂布軍の酒蔵に放火しに行った際にその酒に手を出し、挙句駆け付けた呂布といっしょに酒盛りを始めるなど、相当なドジキャラになっている。また、敵の食料庫を焼くために一緒に出撃した馬超も同じようになっていた。 諸葛亮(孔明) 蜀の唯一の常識人。聡明で礼儀正しく雅楽に通じ頭も良い完璧な人物だが、麻雀をやりはじめると「哭きの伏龍」と化してしまう天性のギャンブラー。愛妻家。宿命のライバルである周瑜に何かにつけてつっかかられているが、いつも一枚上手なのはこちら。 実は大軍師管仲・楽毅の大ファン で、コスチュームは彼らにあこがれて作ったものである。 図工はずっと1で、周瑜と密談の時に二人で赤壁のねんど工作をして1日費やしたこともあった。 姜維 孔明を支える若き後継者。もともとは魏の武将だったが、孔明の人格にほれ込み魏を裏切る。 当初は生真面目なキャラクターとして登場したのだが、いつのまにか蜀の気風に馴染み、すっかり子供っぽくなってしまった。仮面ライダーなどの子供向け玩具や商品に眼がない(自らの馬に「トライチェイサー」と名付けたこともある)。焦るとやたらに大食いになる癖がある。また孔明恋しさに夜泣きすることがある。近年では携帯電話・携帯ゲーム機が手放せず「今時の若者」化が加速している。また、馬超との絡みも多いが、完全に彼を愚者扱いしている。 趙雲 五虎将軍の一角。長坂の戦いで劉禅を救ったというエピソードから、普段から彼を背負った状態で登場することが多い。劉備たちと一緒に遊ぶこともあるが、基本的には真面目なキャラクターのようで劉備たちを諭す場面もある。劉備の妻である淑玲(スーリン)が足手まといになるまいと井戸に身投げするネタでよく登場する。実家は農家。 黄忠 五虎将軍の一角にして最年長。目としわの区別がつかないほどの高齢の老人。今は強いことは強いが、老齢故にすぐ眠くなる癖がある。 馬超 五虎将軍の一角にして最年少。序盤はそれなりに美形に描かれていたが、巻を追うにつれてどんどん黒目が小さくなっていった。錦馬超の二つ名の通り、どこにいてもすぐわかる程に目立つ鎧に身を固めている。 諸葛亮と正反対の人物で、自分が死んでいることすら理解せずに動いていることがあるほどの馬鹿。武勇に関しては文句なしの働きをするが、基本的にマイナスになるような厄介事(例:自軍の防衛用トラップを盗賊に売り飛ばす、鳥インフルエンザで死んだ鳥を食料として送る、派遣会社のギャラ欲しさに曹操軍に寝返るなど)ばかりを抱えて来るので蜀の悩みの種でもある。姜維曰く「常春の男」。 「弟の馬休、馬鉄の死を知って慟哭する」というネタでもよく登場するが、実は弟とは別に育てられたらしく、彼らの存在は知らなかった。故にこの叫びも、実は空気を読んで嘆いているだけだったりする(亡き父親に対して、胸中で「いつ拵えたんだ!マジで種馬だぜ!」と突っ込みを入れていた)。 巻を追うごとにバカさ加減が尋常ではなくなっており、曹操軍兵士の格好をした義理の叔父を兵士と勘違いして斬り捨てたり(出会いがしらではなく後ろを振り向いた瞬間斬りかかっている)、「安かったから」という理由で食料と間違え買ったガソリンを飲んで火を噴いたりと、だんだん人間離れしていくこととなる。本人曰く恐怖心が全くないらしく、「先端平気症」「高所平気症」などと嘯いている。 徐庶 軍師。いつもとんでもない性格の母親に振り回されている。母の影響で九州弁らしき訛りが出ることもある。 徐庶の母 九州弁らしき訛りを話す老婆。病人のふりをして他国からまで健康保険料をむしり取るなど知恵が回る。 巻を追うにつれて、関所を金属バット一本で破る、後方から走って馬に追いつく、ストレートパンチ一発で城壁をぶち破るなど、超人的な体力を持つようになった。 龐統 そばかすの多い小太りな軍師。「鳳雛」と呼ばれる天才軍師だが運が悪く、いつも何らかの事件に巻き込まれて戦場から置いてけぼりを食らう。 魏延 鋭い目つきと、蟹のような癖毛が特徴の武将。孔明が大嫌いで、何かにつけて彼にダメ出しをする。 馬謖 「泣いて馬謖を斬る」の語源にもなった武将。気さくだが、大変個性的な顔をしている。 馬良 馬謖の兄。「白眉」の語源の人。真面目だが、劉備や関羽に白眉を塗られかけた挙げ句にアンケートまでとられて眉をレインボーに塗る事態になってしまった。 劉禅(阿斗) 劉備の息子。赤ん坊の状態で登場することが多く、劉備からは「落として割れても接着剤で治る」などと言われていた。 成長してから蜀の二代目皇帝になるが、劉備そっくりのアホであった。耳はかなり大きい。 白龍 劉備の愛馬。いつも咥え煙草の白馬で、その体色に似合わず大変腹黒い性格。 赤兎馬 董卓→呂布→曹操→関羽と持ち主をえる名馬。呂布が飼っていた頃はまだ「速い馬」程度であったが、曹操が飼い慣らした結果、超音速で走る化け物になってしまった。 実はかなり文章表現に優れており、「呂布より頭がいい」とまで評された。
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