作家/作品紹介と書評/展評
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「中村錦平」の記事における「作家/作品紹介と書評/展評」の解説
1967 「陶物とモダンアート」神代雄一郎 『三彩』 1968 『DECORATIVE ART YEAR BOOK』(英) 1969 「THRILLING EVENT」展評 J.BYRD 『ART INTERNATIONAL』 11月号 (米) 1969 『芸術新潮』 9月号 個展「せめぎあう戒め 度し難し」 1969 「万能性と未知数にとりかこまれ、壱番館の展示場は息せききっていた」展評 佐藤潤四郎 『窯業協会誌』 9月号 1970 『CRAFT HORIZON』 5月号 (米) 個展「せめぎあう戒め 度し難し」 1971 『DECORATIVE ART YEAR BOOK』 (英) 1973 「中村錦平の造形」『SD』 2月号 1973 特集「中村錦平の世界」聞き手 乾由明 『みずゑ』 1974 『NEW CERAMICS』STUDIO VISTA社 (英) 1977 『現代の陶芸』 第16巻(この作家ほど陶芸を現実の社会と個人のイマジネーションとのかかわりのなかで、幅広く、柔軟に考えている芸術家は、そんなに多くはないだろう。つねに文明の文脈においてとらえようとしている)乾由明 講談社 1979 「陶土 - 中村錦平 このデカダンの情念」海上雅臣 『銀花』 秋号 1979 『現代日本の美術』 第16巻 小学館 1981 全集 『日本の庭園 第7巻 講談社 1981 『CERIGRAFIA CERAMICA』 (伊) 1982 「美の世界」日本テレビ 30分 1982 特集「現代陶芸 ベスト10」(評論家10名に現代陶芸を担う10名の作家を求めた - 但し欠かせない戦後活躍の物故者も諾。鈴木治、加茂田章二、八木一夫、三輪龍作、中村錦平、石黒宗磨、岡部嶺男、能倉順吉、鯉江良二、富本憲吉、藤本能道、山田光)『芸術新潮』 5月号 1983 特集「やきものの美を拡げる 中村錦平の陶芸」『炎芸術』3 Ⅰ「中村錦平の創作 現代陶芸への新たな示唆」乾由明、 Ⅱ「今日の環境に挑む 中村錦平」小川正隆 Ⅲ「状況の変革、それを制作の姿勢に」中村錦平 1984 『現代日本の陶芸』 第14巻 福永繁樹 講談社 1984 「招待されて棄てられて」『芸術新潮』 6月号(第二回全日本伝統工芸選抜作家展(毎日新聞社主催)に選抜されながら伝統的でないと展示を拒否された。拒否された中村氏と審査委員長の松田権六氏との応酬と編集者の論評。)以後同展は中止となった。 1988 「伝統への愛憎の”はざま”に立つ 個展日本趣味解題」展評 虻川宏倫 『朝日新聞』 10月13日 1989 「茶碗考」(硬化し概念と化したうつわ達。腰抜け茶碗、腑抜け茶碗。現状に満足のしたり顔)と評した後、(しかし中村錦平氏のは毒でも塗りたくったような、危険を犯して飲まねばならなぬような、使いこなすにはすさまじい気迫が必要 -略-)橋本真之 『かたち』 No.11 1990 新人国記 安江良介・中村錦平 『朝日新聞』 9月11日 1991 「東京焼の回路」(東京焼は、従来の西洋近代の美術・工芸観では割り切れない日本のものづくり論として、増殖をつづけている。)金子賢治 『なごみ』 1,2月号 1991 『昭和の美術』 第16巻 金子賢治・畠山耕造(中村は金沢人としての自らの伝統性とアメリカ陶芸によって見開かれた現代への関心を、自らの生活観を凝視しつつ連結しようとしてきた。日本趣味解題はその大きな成果であり、日本人にまつわる装飾性、趣味性、そしてやきものの意味とそれを構成する自己の素材の関係が、くまなく語られている。だからそれは自己の作品でもあり他者の「解題」であるという複雑な様相を呈している。)金子賢治 毎日新聞社 1991 『昭和の文化遺産 工芸(特)』畠山耕造 ぎょうせい 1991 工房探房「東京焼を創る」NHKテレビ 30分 1992 新・美をつくる「現代を焼く 東京焼」テレビ東京 30分 1993 『INTERNATIONAL CRAFTS』「K. NAKAMURA IS ONE OF JAPAN'S MOST INFLUENTIAL CERAMIC ARTIST」 M. MARGETTS/THAMES and HUDSON (英) 1994 「挑発する混沌の『廃墟』 個展東京焼・メタセラミックスで現在をさぐる」展評(作者はごった煮で、生命感あふれながら解体し廃墟化する東京=日本の予兆を定着。東京・青山の地下室の電気窯で焼く。だから東京焼だが、東京を焼いているともいえる。その東京焼展を昨十一月に出身地金沢で開いた。伝統偏重の地方には、現代の混沌状況をぶつけ、東京には廃墟化警報を鳴らす。二重、三重の挑発者だ。)(三)『朝日新聞』 1月11日 1994 「メタセラミックスの解題」(僕だけではないが、あのエネルギーと表出力の強さを今展でまざまざと思い知らされた。)建畠晢 x 中村錦平 『炎芸術』 38 1994 「パワフルな前衛精神 東京焼・中村錦平展」展評 宝玉正彦 『日本経済新聞』 1月14日 1994 「東京焼 中村錦平展 芦屋市立美術博物館」(異風、異装で京のちまたをかっぽしたかぶき者の精神で陶芸に新しい生命を吹き込もうとする試み。)田原由紀雄 『毎日新聞』 2月17日 1994 「エネルギッシュな地方発信ですね 94年度芸術選奨文部大臣賞」ひと欄 田島和生 『朝日新聞』 3月15日 1994 「前衛的な陶芸で伝統に一石・殻破れぬ故郷に愛憎相半ば 芸術選奨文部大臣賞」交差点欄(ほ)『日本経済新聞』 3月27日 1995 『日本の陶磁 現代編』 第7巻(この作家が問い続けているのは、「現代において陶芸とは何か」というただ一つの問題だ。)乾由明 中央公論社 1997 『JAPANESE STUDIO CRAFTS』「THE FINAL WORK TO BE DISCUSSED IN THIS CHAPTER A SCULPTURE BY NAKAMURA KINPEI」R. FAULKNER -TRADITION and THE AVANT GARDE/LAURENCE KING (英) 1997 土曜美の朝「東京焼で現代を焼く」NHKテレビ 30分 2000 「東京焼 Anti-Virtual-Reality 蝕と飾」展評(水と粘土の、エロティックな息づかい。/気宇壮大な意気込みが、地声で伝え合ってくる。/中村の手になると、あらゆる生き物や事物が、焼き物のなかでせめぎあい、ひしめき合う。)新見隆『美術手帖』 10月号 2003 「対論 現代と伝統工芸」徳田正彦 x 中村錦平 『朝日新聞』 10月7・9日 2005 「不穏な贈りもの」書評 「東京焼 自作自論」(メッセージは多岐にわたるが、それらはすべて鋭い批判精神から発せられている。ことごとく陶による制作の実践に裏付けられている。)(生きられたメッセージを思想と呼ぶならば、彼を陶の思想家と呼んでも過言ではない。)北澤憲昭 『美術手帖』 11月 2006 「中村錦平・攻めるやきもの」アート探求 宝玉正彦 『日本経済新聞』 7月8日 2010 「現代の陶工 東京発 中村錦平さんに聞く ネット文明の工芸追求」宝玉正彦 『日本経済新聞』 11月13日 2018 「中村錦平」(「東京焼・メタセラミックスで現在をさぐる」と銘打った”事件”ともいうべきインスタレーションに至るまで、中村錦平の”現代陶芸”50年の軌跡をたどる。)松山龍雄『炎芸術』133 ( )内は本文からの引用。1984「招待されてー」の項のみ本文の要約。
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