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建畠晢

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/03/30 07:59 UTC 版)

建畠 晢(たてはた あきら、1947年8月1日 - )は、日本の詩人美術評論家埼玉県立近代美術館館長。京都芸術センター館長。元多摩美術大学学長・多摩美術大学名誉教授。京都市立芸術大学名誉教授。元国立国際美術館長、京都市立芸術大学学長。専門は現代美術

兄は彫刻家日本大学芸術学部教授の建畠朔弥、父は彫刻家の建畠覚造、祖父は彫刻家の建畠大夢

経歴

京都府生まれ[1]早稲田大学文学部仏文学科卒業。「芸術新潮」編集者、国立国際美術館主任研究官を経て、1991年、多摩美術大学美術学部芸術学科助教授、1995年、同教授、2005年より客員教授、2015年より学長。2005年、国立国際美術館長、独立行政法人国立美術館理事に就任。2011年より京都市立芸術大学学長、埼玉県立近代美術館館長。2017年、草間彌生美術館館長[2]。この間、コロンビア大学客員研究員(2000-2003年)、東京藝術大学客員教授(2008-2010年)などを務める。

1990年、1993年、ヴェネチア・ビエンナーレ日本館コミッショナー、2001年、横浜トリエンナーレアーティスティック・ディレクター、2010年、あいちトリエンナーレ芸術監督。

また、詩人としては、1991年に『余白のランナー』で第2回歴程新鋭賞、2005年に『零度の犬』で第35回高見順賞、2013年に『死語のレッスン』で第21回萩原朔太郎賞を受賞。

あいちトリエンナーレ2019の芸術監督を選ぶ「芸術監督選考委員会」の委員長を務めた。2017年7月18日、同委員会はジャーナリストの津田大介を選任[3]。建畠は2019年のあいちトリエンナーレ委員会の委員を務めている。

著書

  • 『詩集 余白のランナー』(思潮社) 1991.4
  • 『詩集 そのハミングをしも』(思潮社) 1993.7
  • 『詩集 パトリック世紀』(思潮社) 1996.6
  • 『問いなき回答 オブジェ彫刻』(五柳書院) 1998.6
  • 『未完の過去 絵画とモダニズム』(五柳書院) 2000.2
  • 『詩集 零度の犬』(書肆山田) 2004.11
  • 『ダブリンの緑』(五柳書院) 2005.5
  • 『詩集 死語[要曖昧さ回避]のレッスン』(思潮社) 2013.7
  • 『詩集 剥製篇』(思潮社) 2021.9

編纂

共編著

  • 『騒々しい静物たち』(篠田達美共著、新潮社、とんぼの本) 1993.9
  • 『現代アート入門 <今>に出会う歓び』(小林康夫共編、平凡社) 1998.9
  • 『現代美術、彼らにとっての存在理由』(多摩美術大学建畠ゼミ2000) 2001.1
  • 『ミュージアム新時代 世界の美術館長によるニュー・ビジョン』(慶應義塾大学出版会) 2009.3

脚注

外部リンク

先代
青柳正規
全国美術館会議会長
第10代:2013年 -
次代
現職




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