田島和生とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 固有名詞の種類 > 人名 > 作家 > 歌人 > 歌人 > 田島和生の意味・解説 

田島和生

田島和生の俳句

霞して比叡は傷もなかりけり
 

田島和生

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/03/20 07:15 UTC 版)

田島 和生(たじま かずお、1937年12月29日 - )は、日本の俳人。大学時代より俳誌「」に所属し沢木欣一に師事。2008年に林徹より俳誌「雉」を主宰継承。

経歴

石川県加賀市に生まれる。小学5年時、国語教諭に作品を褒められた、という理由で俳句を始める。高校3年時、旺文社主催の高校文芸誌コンクール俳句の部にて山口青邨の入選を受ける。金沢大学文学部哲学科入学後、沢木欣一の俳誌「」に入会、師事する。楠本憲吉の特選となる。大学卒業後、新聞社に入社。愛媛県にて勤務時、「えひめ歳時記」を2年間連載する。のちに「えひめ俳句歳時記」として出版。1985年林徹主宰の俳誌「雉」の創刊同人となる。2002年より大峯あきら代表の超結社同人誌「晨」の同人となる。大阪俳句史研究会にも参加する。2005年、第20回俳人協会評論賞を[新興俳人の群像「京大俳句」の光と影]で受賞。2008年、林徹の逝去後、「雉」主宰を継承する。 現在、俳人協会評議員、日本現代詩歌文学館評議員。京都朝日カルチャーセンター俳句講師。

作風

即物具象と写生の正統俳句を沢木欣一林徹より継承。「鵙鳴いて連山は胸ひらきたる」等、奇を衒わず、自分の足元を見据えての作句を続ける。

著書

  • 『文学に登場した播磨の昨今』 文学昨今刊行の会、1972年
  • 『えひめ俳句歳時記』、 1987年
  • 句集『青霞』 北陸現代俳句シリーズ 能登印刷出版部、1993年
  • 『新興俳人の群像「京大俳句」の光と影』  思文閣出版、2005年
  • 句集『鳰の海』 角川書店、2007年
  • 『俳句有情』 文学の森、2014年
  • 句集『天つ白山』 角川書店、2015年
  • 句集『暁紅』東京四季出版、2025年

参考文献

外部リンク




固有名詞の分類


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「田島和生」の関連用語

田島和生のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



田島和生のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
現代俳句協会現代俳句協会
Copyright(C) 現代俳句協会
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの田島和生 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS