作中に登場する組織・用語など
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/11 00:29 UTC 版)
「今日からヒットマン」の記事における「作中に登場する組織・用語など」の解説
コンビニ 「闇のコンビニエンスストア」と呼ばれる24時間営業の犯罪組織。全国に支部があり、支部を支店、支部長を支店長と呼ぶ。主な業務内容は銃・女・殺し・強盗・護衛・死体の処理など多様であるが、麻薬の売買は禁止されている。 そのベールは作中でも暫く謎に包まれていたが「かつて不漁続きだった東北の漁師達が密漁や密輸で生計を立てていたのが始まりで、その後闇の住人として仲間を着実に増やし、イタリアンマフィアの形式を取り入れたことで誕生した」と丸メガネの口からコンビニ創設のルーツが明らかになった。店員とヒットマンの他にもキンパツやハナオの様にバイトと呼ばれる正規ではない店員(準構成員)や武器販売、医者、掃除班、特殊効果班、内務調査班などの存在が作中で確認されている。 所属するヒットマンにも階級があり、「影」「A級」「B級」がある(キノコ頭が発言した「中堅クラス」とはどのクラスを指すかは不明)。このうち最上級に相当する「影」はコードネームも存在も封印され、組織を裏から支援して暗躍する。「影」の指揮権は支店長以上の階級に限られ、店員クラスではその存在を知ることすらできない。 コンビニ習志野支店(支部) 丸メガネを支店長(支部長)とし、十吉やちなつが所属する支部。合併時29人所属。過去に幾多のトラブルがあり、少なくとも34人以上の店員が殺されたことが確認されている。勢力としては比較的弱小の部類に入る支部だが、他支部と同等のノルマ達成をしている。後にカンウ(モミアゲ)の一件で83人の船橋支店を吸収合併することに成功する。本部ビルの内部には射撃場や医療施設、カジノなども存在する。 コンビニのその他の支部 千葉県内には木更津支店、柏支店、船橋支店など幾つかの支部が存在する。また東北地方、神奈川県、茨城県、鹿児島県などにも同様の支部が存在する描写がある。 ナイトシアターハバナ コンビニ習志野支店の事務所が入っているビル。主に十吉が丸メガネ達と相対する時に使用されることが多い。習志野支店の本部ビルとは地下で繋がっている。 スーマー / スーパーマーケット コンビニの対抗組織で仕事の内容も似ている。商売敵であるが故にコンビニとは抗争が絶えないが、協定により全面戦争には至っていない。 ヒャッキン 元コンビニ船橋支店長のアゴが、習志野支店との合併後のトップ争いで丸メガネに支店長の座を追われ、その後独自に立ち上げた組織。1人100万円均一で殺しを引き受けることが特徴。 黒い羽根 国際的な窃盗団。作中2度に渡り日本進出を目論むが、コンビニ習志野支店に阻まれた。 サカヤ 銃火器類の専門店。質の良さから裏社会では有名な店であり、初代二丁が使用していた。コンビニと黒い羽根との抗争時には十吉やマンモスも使用している。店の奥には射撃場がある。 ピエロ軍団 スーマーと契約しているヒットマンチームで、メンバーはそれぞれ顔にペイントを施している。全員が屈強なプロというわけでは無いが、ゲリラ戦法を得意としておりスーマーでも「凶悪」とされている。稲葉家襲撃時点のメンバー数は9人。 スイスクラブ(スイスバー) 都内某所の住宅街にある完全非武装が条件のバー。裏社会の組織が会合を行う場合に使用されることが多く『ザ・決着』では進行役を務める。 コンビニvsスーマー『ザ・決着』 今まで幾度と無く小競り合いを繰り返した両組織が様々な問題を解決するため、スイスクラブ立会いの元に行われた戦争。各チーム5名が参加しそれぞれの主張を擁したカードを巡って幾つかの競技で争うことになるが、カードは勝負前にシャッフルされ、誰にどのカードが割り当てられるかは勝敗が決まるまで不明となる。会場は山に近接した廃校が使用されており、スイスクラブの撮影によってコンビニ・スーマーの店員や裏社会の人間達に中継されている。 第1種目:ベレッタM92Fの早組み上げ・早撃ち対決 十吉(コンビニチーム)vsエテ男(スーマーチーム)目隠しした状態で銃を組み立て、先に相手を撃ちノックダウンさせた方が勝利。完成するには途中でスイスクラブの店員に特定のパーツを組み上げて貰わなければならない他、弾も15発全て装弾する必要がある。両者共にスイスクラブ店員に組み上げて貰うパーツの選択に苦心するが、ボウズの策略で目隠しが透けて見える様に細工されたエテ男が先に装弾まで終了する。装弾を終えていない十吉を撃つが、サングラスの防弾部分にヒットしたためノックダウンにはならず、逆にスイスクラブ店員に組み上げて貰うパーツの選択を誤っていたことで組み上げが不完全だったため、1発撃つ毎にスライドストップがかかってしまい、その隙に正確に組み上げていた十吉がちなつのサポートで狙撃に成功。逆転のノックダウンでコンビニチームが勝利した。なおエテ男は十吉が急所を外して撃ったために勝負後も生きていたが、間もなく敗北の制裁及び反則行為の口封じとしてボウズの指示を受けた怪人に殺害された。 第2種目:スナイパーライフルによる狙撃対決 十吉・ちなつ組(コンビニチーム)vsポマード・トラ組(スーマーチーム)廃校前の山中にあるライフルを探し出し、スコープの調整を行い先に相手を狙撃した方が勝利。スナイパーが狙撃台から降りると反則としてスポッターが殺害されるルールがある。両チーム共に遠距離狙撃の経験者が挑み、ライフルを発見してスコープの調整を始めるが、コンビニチームはボウズの策略でスポッター用の距離計に加えて、ライフルに使用されている照準器の調整ネジとスコープが故障するハンディキャップが生じてしまう。ボウズに買収されていたスイスクラブ店員の指示で順調にスコープの調整を進めていくスーマーチームに対し、コンビニチームは十吉の判断でちなつの下着を利用した即席の照準器を作り上げて狙撃を試みる。途中コンビニチームはマズルフラッシュ(弾の発射の際に銃口付近で火薬が燃焼し、閃光が発生する現象)で即席の照準器が燃えるアクシデントが生じたが、ちなつの懸命なサポートもあってコンビニチームが先に狙撃に成功。スーマーチームのスコープを破壊した瞬間に思わずスナイパーのポマードが狙撃台から降りてしまったことでコンビニチームの勝利となり、ルールとしてスーマーチームのスポッターを務めたトラがスイスクラブに殺害された。なお使用されたライフルはかつて十吉とスーマーのスナイパーコンビが対決した際に使った物で、対決時と同様にコンビニチームにはH&K PSG1、スーマーチームはL96A1が用意された。 第3種目:棒倒し 両チーム全員参加最初に両チームのメンバー1名が棒となって特定の教室に固定され、その相手チームの棒となった人間を殺害するか、それ以外のメンバー2人以上を殺害すれば勝利。人数の少ないスーマーチームにはハンディキャップとしてハーネスとロープ、閃光手榴弾の入ったバックパックが渡された。開始直後にサソリが閃光手榴弾による先制攻撃を仕掛け、コンビニチームに混乱が生じた際にスマートが狙撃される。コンビニチームは将軍が棒倒し担当、十吉とトサカが棒のちなつを守り、スーマーチームはサソリが棒倒し担当、怪人が棒のポマードを守る形となった。ちなつがいる教室へ十吉が到着、ボウズに買収されたスイスクラブの店員の指示でコンビニチームの棒の位置を把握していたサソリもほぼ同時に到着して撃ち合いとなり、互いに負傷する。間もなくトサカが十吉達に合流した所でサソリが屋上からハーネスを使用して棒のある教室を襲撃しトサカを殺害するが、サソリ自身も十吉に倒される。その結果「2人殺害された後に攻撃行為を行った」と見なされ、一旦はスーマーチームの反則勝ちが宣告されたが、最初にヒットされたスマートが生存していることを確認した将軍が棒のポマードを狙撃し殺害。一転してコンビニチームの勝利となったが、スーマー側の抗議により勝負無効となった。 第4種目:早撃ちによる決闘 将軍(コンビニチーム)vs怪人(スーマーチーム)スイスクラブの不手際により両陣営の不満が爆発、スイスクラブの進行権が剥奪され、両チームの残り3枚のカードを将軍と怪人による一騎討ちに賭けることになった。その結果、将軍が自身の指を失うも怪人をヒットしてコンビニチームが勝利した。 イージーフード 十吉が勤める食品会社。加工食品の製造販売業で主力商品は「モロコシプリン」「Ohマンゴーパン」など。十吉が二丁の名を継ぐことになった時、初代二丁から教わった殺し屋の心得と社内に張られていた営業の心得が図らずも十吉の命を救うことになる。 ヨードフーズ イージーフードのライバル企業。スーマーのヒットマン・ジョニーこと三上が勤めていた会社でもある。 田原組 十吉が偶然刺客から守った組長の組織。突発的な事態から守って貰ったなど十吉とは個人的に縁が深く、コンビニに依頼することもある。十吉は田原組が経営するキャバクラのフリーパスをもらった。キャバクラの店名は「GORAKU TIME」。 松風組 主に田原組と敵対する組織。田原組を通じてコンビニに依頼される案件が何回があり、初代二丁がこの組織の魔手にかかるなど何かと因縁が深い。 RSC(ロード・ステーション・クラブ) 「喧嘩をすることが自己の証明」と自負する不良集団で、殺人も平気で行うことからコンビニにも名が知られている。銃や麻薬なども扱っており、かつてはちなつ・ピアス・スミレ・レンといった数多くの登場人物達も所属していた。
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