主要人物:上位存在
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/06 14:02 UTC 版)
「破壊神マグちゃん」の記事における「主要人物:上位存在」の解説
600年前、混沌教団によって異界より召喚された存在。「混沌の邪神」の呼び名は人間側からのもので、自らを「上位存在」と称し、人間を「下等生物」と呼び見下している。永い年月を生きてきた不滅の存在であるがゆえに、面子を重んじる傾向が強い。聖騎士団との戦いの末に封印された。弱体化した現在の姿のほかに、真の姿がある。 ナプターク 声 - 岡林史泰 混沌の邪神の第五柱『狂乱』のナプターク。異名なし。流々命名の愛称は「ナプタくん」。3話から登場。 黄緑色のヒトデのような姿。5本の腕のうち1本を頭部に、2本を脚に見立てて二足歩行する。頭部にあたる部分には口のような裂け目があり、中に眼球が1個浮かんでいる。 権能「狂乱の咆哮」は、声により生物の精神へ介入・狂気をもたらしその生命体を意のままに支配する。その権能ゆえに、眷属を操ることで自らの手を汚すことなく暗躍する軍師としての立ち回りを得意とする。 マグちゃん同様に古風な口調だが、一人称は「吾輩」、二人称は「己(うぬ)」。何かにつけてマグちゃんと張り合い勝負しようとする。大口をたたく事が多いが基本的に小心者で、調子に乗って痛い目を見る場面が多い。 復活直後にマグちゃんと再会して勝負になった際、策略に嵌りヤドカリ100匹を操った事で、満足に権能を用いることができないほどに疲弊してしまった。その後、一時は生ごみを漁り害獣扱いされるほど落ちぶれたが、藤沢家に拾われて食堂でアルバイトすることになる。食事を摂ることで肉体を復活させることを目指すうちに、料理の面白さに目覚めた。 人気投票1位。 ウーネラス 混沌の邪神の第四柱『摂理』のウーネラス。異名は魔女。流々命名の愛称は「ウネさん」。13話から登場。 暗い水色のクリオネに似た姿。デフォルメされた女性のような頭部を持ち、下半身はスカートのように広がっている。 権能「摂理の脈動」は、あらゆる物体に摂理を組み込み魔道具へと精製する。他にも宙を浮遊する、遠隔地から物品を召喚する、ボディを液体に変化させて狭い場所に潜り込むなどの能力を見せている。 常に泰然としたマイペースな性格をしている。一人称を「私(わたくし)」とする女性語の口調で話す。600年前の聖騎士団との戦いにおいて、下等生物である人間が上位存在である自分に立ち向かう姿に感銘を受け、人間側に寝返り協力することを決心し(自身はこの出来事を「萌え」「箱推し」などといった用語を使って説明している)、封印の宝珠を聖騎士団に与えた。以降、ニンゲンを「下等生物」ではなく「人類」とみなすようになった。600年間の人類文化の影響を受けており、世俗に詳しい。しばしばコスプレ芸を披露する。 聖騎士団本部に拘束されているが、分体を造りイズマに伴って来日した。マグちゃんたちにとっては自分が封印された元凶を生み出した裏切者であり、サブカルチャーに傾倒した言動が理解できないこともあって、胡乱な存在と見なされている。イズマのお目付け役だが、その教育方針は過酷であり、またイズマの思惑から少々ずれた言動をとることから、流々は「反抗期の息子とお母さん」と評している。 聖騎士団がマグちゃんを討伐対象とみなしたため、聖騎士団本部でマグちゃん&イズマと対決する。 デザインモデルはクリオネで、またウミヘビ案もあった。 ゾンゼ=ゲ 無位の存在(むいのモノ)、『暗澹』のゾンゼ=ゲ。唯歌命名の愛称は「ウニ助」。29話から登場。 一人称は「自分」で、ひたすらネガティヴな性格。外見は、単眼のウニで、よく涙目になる。権能は「暗澹の荊棘」。300年前に聖騎士団が宝珠に封印したが、ミュスカーに封印を解かれた。デザインモデルはウニの一種ガンガゼ。 グ=ラ 無位の存在、『金剛』のグ=ラ。桔梗命名の愛称は「グラッシー」。31話から登場。 一人称は「俺様」で、単純で見栄っ張りな性格。無位ゆえに神の座を目指している。外見は、ギザ歯のカニで、左右のハサミに顔のような模様がついている。権能「金剛の顎門」により、ハサミが自由自在に変形する。宝珠に封印されていたが、ミュスカーに封印を解かれた。デザインモデルはカニの一種カラッパ(参考:ヤマトカラッパ、カラッパ科(英語版))。 ミュスカー 混沌の邪神の第三柱『運命』のミュスカー。異名は予言者。流々には名前を覚えてもらえず、最終的に「ミュっさま」で定着する。33話から登場。 混沌教団のフード付きローブをまとい、顔の右半分が髪で隠れた男児。この姿は、形態変化で下等生物=人間の姿を模したもの。ローブの黄衣はイカのようなフォルムをしている。 混沌教団を立て直し、愚かな下等生物を導こうとしている。マグ=メヌエクと友達になりたいと言い、教団に迎えようとする。権能「運命の調律」は、確率を司り、偶然や気象現象を意のままに起こす。 真面目すぎる性格で、流々やナプタークには振り回されがち。ウーネラスとは仲が悪く、戦力は優位。コピーマグちゃん(ウーネラス製のゴーレム)を迎えることになったときは大喜びし、しばらく影武者であることに気づかなかった。 力を蓄え、マグちゃんを打倒して陣営に取り込もうと目論むも、ナプタークを侮ったことが仇となり敗北、人間態を保てないほどに弱体化した。 ノス=コシュ 混沌の邪神の第六柱『夢幻』のノス=コシュ。異名は夢の皇神。鏻命名の愛称は「ノス公」、流々命名の愛称は「ノスコさん」。50話から登場。 女性型・植物型の邪神。ぐうたらで寝てばかり。他者の夢からエネルギーを得る。権能「夢幻の薫香」は、嗅覚から生物に干渉し、夢に誘う。 一人称は「妄」、古雅な口調で喋る。ミュスカーに封印を解かれ、策に力を貸す。その後、藤沢家に預けられる。鏻の夢がお気に入り。デザインモデルはウミユリ。 ニニツィ 無位の存在、『亜空』のニニツィ。65話から登場。 チンアナゴのような身体を門から伸ばす。門を作って空間をつなげることができる。軽薄な性格で、あっさりと誰の味方にもなる。セイラのサポートをする。 ユピスス 混沌の邪神の第二柱『久遠』のユピスス。73話から登場。 シュロ=シモー 無位の存在、『忘却』のシュロ=シモー。最終話に登場。 一人称は「儂」。権能は「忘却の霜雪」。宝珠に封印されていたが、ミュスカーに封印を解かれた。デザインモデルはセンジュナマコ。
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