仮面ライダー斬月
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/19 23:07 UTC 版)
「仮面ライダー鎧武/ガイム」の記事における「仮面ライダー斬月」の解説
仮面ライダー斬月(ザンゲツ)は、呉島貴虎が変身するアーマードライダー。葛葉紘汰たちからは「白いアーマードライダー」と呼ばれていた。 ユグドラシル・コーポレーションの人類救済計画プロジェクト・アークのリーダーとして、ヘルヘイムの森の調査チームの護衛や沢芽市内に出現したインベスの処理を行っていた。また、紘汰たちがヘルヘイムの森に侵入した際には警告として襲撃をかけたりもした。 ゲネシスドライバーを得た後の貴虎は、『鎧武外伝 仮面ライダー斬月』での一件を除いてこの姿に変身することはなくなり、戦極ドライバーとロックシードを呉島邸に保管していた。第36話で、仮面ライダー斬月・真となった呉島光実との決着を着けるために再び変身したが、とどめをためらった瞬間に斬月・真の反撃を受け、ドライバーとロックシードを破壊されて変身不能となった。 『ドライブ&鎧武』ではメガヘクスが生み出したメカ黒影の量産型戦極ドライバーを光実が回収し、高司舞の力でチーム鎧武のガレージに生えて来たヘルヘイムの果実をドライバーを装着した貴虎が採取したことで果実がメロンロックシードに変化し、再び変身可能となった。なお、通常の量産型戦極ドライバーであればライダーインジケーターは無地となるが、このときは斬月の横顔が浮かび上がった。 小説版での貴虎は、普段は斬月・真を使用しているが、最終決戦ではスイカアームズを使用するため斬月に変身している。 白いアンダースーツライドウェアの形状は、仮面ライダー鎧武とほぼ同じである。 モチーフは鎧武の上位存在にあたることから高級感のあるメロンが選ばれた。当初はリンゴをモチーフとする案も存在していたが、虚淵からの要望により禁断の果実を想起させるリンゴの存在は最後まで伏せられることになった。また、企画当初では無双セイバーを使うのは鎧武のみであったが、同じ和風モチーフの斬月も装備することになり、攻守に優れていることを示すため盾がアームズウェポンに選ばれた。 アームズ メロンアームズ メロンロックシードを使用して変身する基本形態。 装着時の音声は「メロンアームズ!天・下・御・免!」。 初期アーマードライダーでは最強の戦士であり、旧型にもかかわらず第36話では光実が変身する斬月・真を圧倒し、『ドライブ&鎧武』ではデューク ドラゴンエナジーアームズを打倒する活躍を見せた。メロンの表面は鎧の模様のように見えるので、そのままデザインに反映されている。鎧の変形構造はオレンジアームズと同じだが、パーツの形状を変えることで異なる印象に仕上げている。両肩の装甲メロウスリーブは、食卓に並んだメロンをイメージして果肉部分に切れ込みが入っている。 撮影用スーツは『鎧武外伝 仮面ライダー斬月』でウォーターメロンアームズに改造された。第36話でのマスクが割れる場面は、通常のマスクに破片と演じる久保田悠来の顔を合成して表現している。 メロンアームズへの変身シーンのCGは初期から用意されていたが、使用する機会がないまま斬月・真の登場が迫っていたため、第10話で脚本にはない変身シーンが追加された。 アームズウェポン 無双セイバー 剣と銃の機能を併せ持つ、斬月の主要武器。基本的には鎧武の物と同仕様だが、斬月の紋章が描かれている。 メロンディフェンダー 盾型アームズウェポン。内蔵されたバッテリーユニットタイインガが受け止めた敵の攻撃エネルギーを吸収し、電磁シールド発振器カネサスマタの動力に変換する。 両側には半月型の鋭い刃ソクトウエンが、先端には刺突刃ハサイシンが備わっており、ブーメランのように投げ付けての攻撃も可能。撮影用プロップは1つのみで、『鎧武外伝 仮面ライダー斬月』のウォーターメロンガトリングに改造されたが、その後『仮面ライダー鎧武/ガイム特写写真集 凱旋』での撮影のために元に戻された。 必殺技 無双斬 メロンスカッシュで無双セイバーで敵を切り裂く。 無刃キック 飛び蹴り技。劇中未使用。 メロウブラスト メロンスカッシュでメロンディフェンダーを投擲する技。
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