ランサー陣営
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ケイネス・エルメロイ・アーチボルト(Kayneth El-Melloi Archibald) 声 - 山崎たくみ身長:181cm、体重:62kg、血液型:B型、誕生日:4月11日 ランサーのマスター。時計塔では鉱石科のロードかつ降霊科の一級講師。ロード・エルメロイという敬称で呼ばれる。 魔術師としての経歴に「武功」という箔を付けるため、聖杯戦争に参加する。 風と水の二重属性。降霊術、召喚術、錬金術に通じ、魔力の込められた水銀を変幻自在の武器として扱う「月霊髄液(ヴォールメン・ハイドラグラム)」を駆使する。 9代を数える魔術の名門アーチボルト家の嫡男であり、様々な実績を持ち、魔術に絶対的な自信を持つ優れた魔術師であるが、それゆえに疑り深くヒステリックな気性の持ち主で、裏切りの伝承を持つランサーには不信を強める。許嫁のソラウにだけは惚れ込んでいて頭が上がらない。 聖杯戦争のサーヴァント召喚の仕組みを解析した上で、魔力の供給を婚約者であるソラウが、令呪を自らが受け持つ分担戦術をとるが、聖堂教会のマスター登録にはケイネスの名前しか登録していない。 切嗣に勝負を挑むものの、彼の戦術と挑発に嵌り、魔力を最大限に開放したところを、起源弾によって敗れる。魔術回路と魔術刻印を失った上に全身不随となり、ソラウに脅迫される形で彼女にマスターの権限と令呪を委譲する。キャスターが討伐されると、その報酬として言峰璃正に令呪を要求し、受領直後、他のマスターに令呪を渡さぬため璃正を射殺する。最後となるランサーとセイバーの対戦中、ソラウを人質にとった切嗣に、ランサーを自害させる代わりに切嗣によるケイネス、ソラウへの加害を禁じる契約を結ぶか、自害させず契約も結ばないかを迫られる。屈辱に苛まれつつケイネスはランサーを自害させるが、契約によって禁止されていない舞弥からソラウ共々銃撃を受け瀕死になり、見兼ねたセイバーに介錯される。 彼の認識する戦いが「貴族の児戯」程度の域を出ていなかった上に聖杯戦争が魔術師同士の秘術を競い合う決闘という表向きの情報を鵜呑みにした結果、単純な殺し合いである事を承知していた切嗣や御三家のマスター達の策略にはまり、アーチボルト家の没落という結果を招く。TVアニメ版『Fate/stay night [Unlimited Blade Works]』でも、同じ協会から参戦したアトラム・ガリアスタに「遊び半分で参加していた」と蔑まれている。 『ロード・エルメロイⅡ世の事件簿』などで言及されている他、『Fate/Grand Order』のコラボイベントや『カプセルさーばんと』には本人が登場する。 ランサー(Lancer) 声 - 緑川光身長:184cm、体重:85kg、血液型:不明、誕生日:不明、属性:秩序・中庸 パラメータ: 筋力:B 耐久:C 敏捷:A+ 魔力:D 幸運:E 宝具:B クラス別能力:対魔力:B / 保有スキル:心眼(真):B、愛の黒子:C 騎士道に忠実で、名誉ある戦いを重んずる英霊。 真名はケルト神話のフェニアンサイクルに現れるディルムッド・オディナ。フィオナ騎士団の随一の戦士で、“輝く貌”の異名を持つとされる。美丈夫で、泣きぼくろには異性を魅了する呪いがある。二槍の使い手で、所持する宝具は貫いた物の魔力を打ち消す長槍「破魔の紅薔薇(ゲイ・ジャルグ)」と、決して治癒できない傷を与える短槍「必滅の黄薔薇(ゲイ・ボウ)」。ゲイ・ボウはキャスター掃討戦の際、セイバーの手傷を癒すため自ら折って消滅させる。 ウェイバーにイスカンダルの聖遺物を奪われたケイネスが、急遽手配した聖遺物を使って召喚されている。聖杯には何も望んでおらず、生前の不義への無念と後悔から、マスターへの忠義を果たすことだけを望む。セイバーを好敵手と定め、互いに騎士としての決闘を望んだ。しかし、ケイネスのことは只二度目の忠義を果たす相手としてしか見なかったために最後まで信頼関係を築くことはできなかった。最期はセイバーとの一騎討ちの最中に切嗣の策により令呪によって自害を強いられ、怨嗟と呪詛を叫びながら消滅する。 ソラウ・ヌァザレ・ソフィアリ(Sola-Ui Nuada-Re Sophia-Ri) 声 - 豊口めぐみ身長:165cm、体重:52kg、スリーサイズ:B88/W56/H84、血液型:O型、誕生日:8月19日 ケイネスの許嫁。時計塔の降霊科学部長を歴任する家に生まれる。 兄ブラムが家督を相続したため、政略結婚のためにケイネスの許婚となる。気高くわがままな面が目立つが、それは処世術としての振る舞いに過ぎない。実際の彼女は自分というものが無く、ケイネスのこともどうとも思っていない。わざとランサーのチャームにかかることで彼への恋心という激情を手に入れ、ランサーのマスターとして彼の忠誠を得るべく、戦闘不能に陥ったケイネスから令呪を脅しとり、聖杯によるケイネスの治療を方便にランサーにマスター権の委譲を納得させた。キャスター消滅直後に舞弥に襲われて右手ごと令呪を切り落とされ拉致される。最期は意識を失ったまま切嗣にケイネスとの交渉材料とされ、ランサー消滅後、ケイネス共々舞弥に銃撃されて死亡した。ランサーを消滅させるだけならソラウを拉致せずとも殺すだけで良かったのだが、切嗣はランサーが新たなマスターと契約を結ぶことがないよう、念の為にケイネスともども皆殺しにする策をとった。 魔術師ならば本来ランサーの黒子の呪いを回避することは可能なのだが、彼女の場合はわざとこの呪いにかかっている。また、令呪のある右手を切り落とされた際にも、「ランサーに愛させる」命令を出来ない絶望の方が、右手を失った痛みや出血よりも上回っていた。 原作者である奈須がZeroで一番好きなキャラクターであり、対談ではことあるごとにその愛を語っている。 『ロード・エルメロイⅡ世の事件簿』では父のルフレウスに言及されている。
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ランサー陣営
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銀狼の合成獣(キメラ) ランサーのマスター。ある魔術師によって「エジプトにて『神』となった者達」を召喚するための触媒として造られた、銀狼の合成獣。しかし令呪を宿してしまったがために創造主に命を狙われ、傷を負った際の「生きる」という本能的な思いと咆哮によってランサーを召喚する。創造主によって並の魔術師を遥かに超える魔術回路を組み込まれているが、その代償として肉体の寿命が生物として極端に短い。 ランサー 身長:可変 / 体重:可変 / 属性:中立・中庸 パラメータ: 筋力:- / 耐久:- / 敏捷:- / 魔力:- / 幸運:- / 宝具:A++ スキル: 対魔力:- / 変容:A / 気配感知:A+ 偽りの聖杯戦争における槍兵のサーヴァント。簡素な服装に男とも女とも取れる柔和な風貌で、その精緻さは人間というより人形に近い。温和な性格でマスターや自然を大切に想っているが、マスターを虐待した魔術師を一睨みで追い払う威厳も伺える。「獣の言葉」を理解できるため、自らのマスターと意思疎通ができる。また最高クラスの「気配感知」スキルを持ち、サーヴァントはおろか遠く離れた場所の水源の気配すらをも感知できる。なおバーサーカーとして召喚されていた場合、神に匹敵する実力を行使したと言われる。 真名はエルキドゥ。かつてギルガメッシュの離反に危機感を覚えた神々によって造られた神造兵器。古代ウルクの街の広場での決闘の果てに、黄金の王ギルガメッシュと認め合あった唯一無二の友であり、自らもギルガメッシュに勝るとも劣らない強大な力を持つ。当初は泥人形の風貌だったが、地上での聖娼シャムハトとの邂逅により、多くの力と引き換えに知性と人の形を得た。宝具は自らを神造兵器へと変え、「抑止力」の力を自らへ流し込んで放つ一撃「人よ、神を繋ぎ止めよう(エヌマ・エリシュ)」と、地面から槍や鎖を創造する「民の叡智(エイジ・オブ・バビロン)」。 『Fate/Zero』・『Fate/EXTRA CCC』でのギルガメッシュの回想シーンで触れられており、本作でビジュアルと設定が詳しく判明した。『Fate/Grand Order』には本作を準拠した設定で登場している。
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