ビクトリームペア
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/08 15:24 UTC 版)
ビクトリーム 声 - 若本規夫 自称「華麗なるビクトリーム様」。頭部と胴体それぞれが「V」の形をしている千年前の魔物で、「V」の字にこだわる 。攻撃を受けると「ブルアアア!」という悲鳴を上げる。 頭部を呪文無しで宙へと分離させる能力を持ち、術と組み合わせることで全方位に攻撃することが出来るが、自分の胴体にまで術を当て「我が体、撃沈!」と実況して悲鳴を上げるというバカっぷりを披露する。だがその強さは本物で、清麿達が消耗して満足に戦えない状態を狙って攻撃を仕掛ける等知恵も回り、清麿の戦略を途中までだが看破してみせた(その為、清麿に「こいつ…馬鹿だが強い!」と称された)。術の威力も「バオウ・ザケルガ」を3/5の威力の「チャーグル・イミスドン」で打ち破るほどに高い。 アルム達との戦いで消耗していたガッシュ達を襲うが、最後は清麿の作戦にはまり、キャンチョメに本を奪われ魔界に送還された。 その個性的なキャラクターにより読者人気が高く、アニメでもビクトリーム登場回は平均よりも視聴率が高かった。そして、アニメの公式ページでは唯一「華麗なるビクトリーム様」とわざわざ様付けで紹介されている。コミックス15巻にて作者が「復活依頼のハガキが千通以上届いたら実現させる」という発表をした所三千通以上も集まってしまったため、彼を主役とする番外ミニ漫画が描かれた。更にはそれを元にした「フォルゴレの初夢にビクトリームが登場する」という設定のアニメオリジナルエピソード(第89話)までも作られた。また、清麿のアホな夢にまで登場している。 メロンが大好物であり、コミックス13巻末のおまけページでメロンを食べ、「ベリーメロン」という自身のテーマソングを歌っており、アニメ版では実際に声優の若本規夫が歌ってCD化されている。また、オマケマンガではビクトリーム自身が「メロンを食えた」という理由だけで1000年の石化封印をチャラに出来るとも発言していた。アニメでの石板編ではフォルゴレが持って来たメロンを食べた事がキッカケでメロンが好きになり、3回も「ベリーメロン」を歌っている。なお、テーマソング「ベリーメロン」ではガッシュとティオも登場しており、バックコーラスを担当している。 さらにはクリアとの初戦、ガッシュがクリアに対して激怒した際の回想にも登場している上、対クリア完全体戦では最後までガッシュの敵として戦ったにも拘らずなぜか金色の本の中に登場(後にメロンの種欲しさだと判明)。レイラやパムーンとの連携で大活躍しガッシュを呆れさせた上に、ビクトリームらしさ全開の台詞と共に戻っていくというシーンがあり、クリア完全体を倒した後のガッシュから礼を言われるシーンではコマ一番上でVの態勢を取り最前列の仲間の魔物よりも目立っていた。最終回では魔界には「メロン」という単語がなかったため、ガッシュにカタカナ表記を教えてもらい立て札に「メロン」と書き、畑に植えて嬉しそうに育てており、その後、見事に美味しいメロンとなって、現在は魔法使いに「なんとかV字型のメロンに出来ないか」と無理難題を押し付けている事が「金色のガッシュ!!20周年ありがとうなのだ!ブック」のQ&Aコーナーで判明している。 ミニドラマCD内でベルギム・E・Oと掛け合い漫才的なことをしており、どうやら前々から知り合いだった様子。また、自分勝手に見えて情に厚い一面を持ち合わせており、千年前にレイラが石にされたと聞き、彼女の仇討ちの為にゴーレンに挑んだとのこと。なお、レイラとはベリーメロンを共に踊るなどガッシュ達のような仲の良さだった模様。 原作者がビデオで『超電磁ロボ コン・バトラーV』を見て即座に生み出したキャラクター。 人気投票では初登場である第2回目では鈴芽と並んで16位、第3回目では9位になっているが、ビクトリーム本人は「俺様が1位じゃないのか!?」と怒っていた(なお、千年前の魔物の中ではどちらもビクトリームが1位に位置している)。 好きな食べ物:メロン呪文 1. マグルガ V字型のエネルギーを顔から放つ。荘厳回転 3・6・0(グロリアスレボリューション スリー・シックス・オー) 分離させた頭部を「加速(アクセル)」の掛け声であらゆる方向に高速回転させた状態から「マグルガ」を放つことで360°全方位に攻撃する。ただし、上記の通り自分の胴体にまで術が当たってしまう事があるのが弱点。 2. マグル・ヨーヨー 両腕の先を刃の付いたヨーヨーの形に変化させ、自在に伸縮させながら切り裂く攻撃をする。ベリーメロンを歌う途中、呪文無しで発動しているかのような描写もあったりするが、原作のおまけページでは呪文を唱えている。清麿のアホな夢でも自身で唱えて発動していた。 3. チャーグル 体にある5箇所の球に、右手・右肩・股間・左肩・左手の順にエネルギーを1箇所ずつ溜める。「怒りのパワーを右腕に」「我が強さを右肩に」「我が美しさを"股間の紳士"に」「誇り高き心を左肩に」「Vの華麗なる力を頂点に」とそれぞれ発言する。 4. チャーグル・イミスドン ビクトリームの最大呪文。「チャーグル」で溜めたエネルギーを強大なビームとして全身から一気に放出する。溜めた箇所の数により威力と形が決まり、5箇所全てに溜めた場合は巨大なV字型になる。なお離れるほど術が巨大になっていく。 5. シン・チャーグル・イミスドン 「チャーグル・イミスドン」の強化版で「シン」の術の一つ。ガッシュがこの術を使用する際もVの体勢を取る必要があるらしいが、「チャーグル」でパワーを溜める必要は無い様子。同時に出現したレイラの「ミベルナ・シン・ミグロン」の三日月とパムーンの「ファルセーゼ・バーロン」の星を発射台として無数の極太V字光線を発射し、クリア完全体の消滅弾全てを消し去るという戦果を挙げている。魔界へ戻り魂だけの存在になったが、ガッシュの「自分達を助けたい」という思いを感じ取り、メロンの種を魔界に持って来て貰うためにガッシュを助けたいと思った時に、ガッシュの金色の本に現れた呪文。 6. バベルガ・ベリーメロン アニメオリジナル呪文。敵に当たると爆発して大量の皮をまき散らす巨大なメロンを放つ。フォルゴレが勝手に考えた呪文なので実在しない。 モヒカン・エース 声 - 永野善一 ビクトリームの本(スカイグリーン)の持ち主で、実は紫式部の子孫。本名はポロ・ペーニョンで、職業はロックなサボテン職人。国籍はアイルランド。 ビクトリームの手で勝手にモヒカンヘアにされた挙句、額に「1(エース)」と書かれてしまっている。戦闘の際、巻き添えになってダメージを受けても「耐えろ」と連呼されたり、殴り飛ばされたりと可哀想な存在。呪文以外には台詞もなく、名前すらきちんとつけて貰えないという、超人気キャラクターのパートナーとしてはあまりにも悲劇的な扱いを受けたキャラの一人である。番外編では鎖に繋がれて岩山の頂辺にまで連れて行かれたほどに人間扱いされていない。 しかし精神操作が解けた後も、アルベールのように操られても心が繋がっていた、もしくはただ単に気に入っただけか、髪形を変えずにモヒカンと額の「1」を大切にしている。 紫式部 ビクトリームの千年前の本の持ち主。。レイラ曰く、美人で話が面白くロマンチスト。千年前、日本から海外へと渡り、ヨーロッパにてヴァイキングに拉致されてしまうが、レイラとのパートナーと協力し、魔本を持っていたヴァイキングを協力して倒した。その後も度々レイラたちとは旅先で出会っており、レイラがゴーレンに敗れて石にされた後、ビクトリームと共に挑むも敗北している。
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