ドクター・カオス関係
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「GS美神 極楽大作戦!!の登場人物」の記事における「ドクター・カオス関係」の解説
ドクター・カオス 声 - 千葉繁 「ヨーロッパの魔王」と呼ばれるマッドサイエンティスト。白髪に黒マントという老人で1051歳の最年長キャラ。フルネームは不明。登場序盤は美神除霊事務所と敵対していたが、ブラドー島での戦い以降では共通の依頼を受けたり、利害の一致などから基本的に味方になっており、GSチームの一員的存在になる。 古代の秘術により不老不死となっているが不完全なもので、実際には長い時間をかけて徐々に肉体は朽ち、脳細胞も既に全て活用しきっているために物覚えが悪い。新しい事を覚えると過去の知識や技能をトコロテン式に忘れてしまう。そのため、ロクでもない発明品しか作ることができず、金銭的に困窮しており、セコくてガメつい小人物になっている。来日後はボロアパート「幸福荘」にマリアと暮らしているが、家賃を滞納しているせいで大家の婆さんにアタマが上がらない。昔話が好きで興が乗ると過去の自慢話をするが、マリアからは「その話は○○○回目です」などと冷静にツッコまれている。 胸に描かれた紋章から怪光線を発射することができるが、本格的な実戦で使用された例は皆無で、ほとんどマリアに任せきっている。 今でこそただのボケた爺さんだが、若いころは魔族が仲間に引き込もうとするほどの頭脳を持った天才錬金術師で美男子だった。絶頂期(1242年頃)には、ペストを蔓延させた吸血鬼ブラドーを圧倒して眠りにつかせるほどの力を持っており、「カオスフライヤー1号」などの戦闘機や銃器、現在では手に入らないほどの強力な破魔札や人工霊魂(マリア)を作ることができた。 『GSホームズ 極楽大作戦!!』では教え子にあたるホームズとの浅からぬ因縁が描かれた。 マリア 声 - 山崎和佳奈 約750年前に絶頂期のカオスが作り出した女性型ロボット。人工霊魂を持ち、製造番号は「人造人間 試作M-666」(アニメではD1676)。かつてカオスと親交の深かったマリア姫が顔と名前のモデル。エナメル地の黒いコスチュームが基本。服の下は水着状に装甲が張り巡らされている。 両腕に有線ロケットアーム・右腕のマシンガン、肘にバズーカ、臑にクレイモアなど、数多くの実弾系の武器を装備。オカルトを用いた特殊合金製の体は耐久性も非常に高く、ミサイルや対戦車砲の直撃、大気圏突入にも耐えられるが後述のテレサと同じく全体には防水処理が為されていない(水場では専用の装備を使用)。戦闘時は火力と耐久力で仲間達を強力にサポートする。外見の変化は少ないが、カオスの手でこつこつ改良されているらしい。足の裏に超小型のロケットエンジンを内蔵しており飛行可能。横島を抱えての大気圏突入時やアシュタロス戦などで作中数回ボディは全壊している。 セリフを「・」(中黒)で一々区切って喋るのが特徴。ロボットであるため感情的に話すことは少ないが、喜びや思いやりなどの心や感情を持っている。厄珍堂で誤ってホレ薬を浴びてしまった際には横島を追い回して殺しかけた(マリアの馬力で抱きつかれたら胴体が切断される)。この話では横島を守るため、自ら活動停止となった。他人を呼ぶ時は普段は「ミス○○」「ミスタ○○」だが、横島に対しては「横島さん」とさん付けで呼ぶ(雪之丞をさん付けで呼ぶシーンも一度だけある)。 生活費に困ることの多いドクター・カオスだが、売れば巨万の富が得られるマリアだけは何があっても手放さない。それは彼女がいなくては生活が成り立たないという極めて現実的な理由である。普段の生活ではすっかり介護用ロボットだが、バイトにも駆り出されている。ただし、カオスの生活が貧しいのはマリアの維持修理費に巨額の出費が必要という理由もあって、カオスは報酬のほとんどをそのために使い果たしてしまう。 後に設計図が発見され、それを元に厄珍と一儲けを狙って作り上げたのが同型機のテレサ。ただし、マリアはカオスの全盛期に造られた最高傑作であり、装甲面などで量産前提のテレサよりも遙かに高性能となっている。 『GSホームズ 極楽大作戦!!』第1話では若き頃のホームズと一時期恋仲になったことがあり、またその16年後、行方不明となったカオスの調査を彼に依頼したことがある。なお、この事件をきっかけにマリアは微笑みを封印している。 名前は「メトロポリス」のロボット・マリアに由来する[要出典]。 テレサ 声 - 川村万梨阿 偶然マリアの設計図を再発見したカオスと厄珍によって製作されたマリア2号機。感情表現はマリアよりも豊かで、人間と変わらない。金儲けなどの邪な感情によって人工霊魂を作り出されており、姉(マリア)を抹殺し人間を支配しようとするなど、かなり捻くれた性格。ロボット3原則が入力されておらず、横島、厄珍、カオスを人質にし、人を傷付ける攻撃も平気で行う。基本的な武装はマリアと同じらしいが、右腕部マシンガンのモデルが異なる・片目が強力なレーザー砲になっているなどの違いがある。防水処理はされていない。量産を前提として造られており、マリアよりは防御力が低いが、それでもかなり頑丈。マリアと激闘の末、海に落ちて行方不明になる。 アシュタロス編では他の強敵キャラと同様に復活を遂げるが、いつの間にか妖怪や悪魔と同じカテゴリで扱われた事に苦悩する。マリアを追い回したものの、はしゃぎすぎて宇宙処理装置にミサイルを命中させ、激怒したアシュタロスに呆気なく破壊された。残った首さえもハニワ兵の自爆攻撃で消滅した。 椎名の個人webサイト「(有)椎名百貨店 電脳支店」内のweb漫画「看板娘行進曲」にもマリア・ミソッカスと共に登場。こちらではミソッカスを出汁に使い、後発の『To Heart』のマルチを皮肉ったコントを展開している。 マリア姫 中世欧州にてドクター・カオスが身を寄せていた領主の娘。聡明で民衆想いであり、民の信望も厚い。 当時カオスが開発していた「人造人間試作M666」には彼女の顔と名前が与えられ、後の「人造人間マリア」誕生となる。 直情的で行動力の高い一面もあり、プロフェッサー・ヌルに操られていたマリアを蹴り飛ばす豪胆さも持ち合わせている。 カオスを心から愛し慕っていたが、「不老不死であるカオスの足手まといになる」との理由で求婚を断っている。生涯カオスの研究を援助した。ただ、カオスを極度に神聖視したり美化したりしていたせいで美神や横島からはツッコまれている。 バロン 中世欧州にて若き日のドクター・カオスがマリア姫に送った機械犬。非常に高い戦闘能力を有している。 プロフェッサー・ヌルの人造モンスターを数多く撃退し、ヌルの本拠地突入の際も大いに美神達をサポートした。
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