デーモンカード
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「RAVEの登場人物」の記事における「デーモンカード」の解説
後に部下となるブルーガーディアンズと四天魔王は、それぞれブルーガーディアンズと四天魔王を参照。 キング / ゲイル・レアグローブ 声 - 玄田哲章 生年月日:0021年9月9日、45歳没、身長:201cm、体重:92kg、血液型:AB型、出身地:レアグローブ。趣味はクラシックを聴く。特技はエンクレイム。好きなものはDB。嫌いなものはゲイル・グローリー。 DCの初代最高司令官。レアグローブ王であったシャクマの子。ハルの父ゲイルと知り合い、同じ名前と生年月日ということで意気投合し、共に悪魔退治を目的としてDCを立ち上げる(元々は「デーモンガード」だったのが、看板を作った際にGをCと書いてしまったため「デーモンカード」となった)。しかし増えすぎた仲間を養うために仕事を選ぶ余裕が無くなっていき、それが原因でゲイルと意見が合わず対立、やがて破局を迎えた。ゲイル脱退後はDBにも手を出し、ますます悪事に手を染めるようになり、その噂を耳にしたゲイルの諫言を受けるもこれを拒絶。ゲイルの通報によって一時帝国の一斉検挙に遭い、この際帝国の無差別な殺戮によって妻子を失う。そのためゲイルに対する憎悪と復讐心を募らせ、彼の目の前でサクラを惨殺し、ゲイル自身にはDB「エンド・オブ・アース」の種を植え付けた。その後はハードコアに逃れDCを再興、悪の一大組織とする。DBにより世界を牛耳ろうとするのは表向きで、前の一斉検挙の原因を作ったゲイルをおびき出し殺害する事が最終目的だった。そうした事情を知ったハルからは「おまえだって悪くない」と告げられ、長きに渡る争いの被害者として認識された。ジンの塔でグローリー親子に敗れて、自分の弱さを認めDC本部を爆破、剣を自分の胸に刺して自殺する。ゲイルの事は憎みつつも親友であるという想いを捨てきれていない事を告白し、同時にサクラを殺してしまったことの謝罪と後悔を述べた。事切れる寸前にはお互いに掛け替えのない親友であることを再確認し合って和解した。人間では唯一DB大量精製作業であるエンクレイムが出来るほか、後述の最上級DB5つを使いこなす。 ゲームキューブ版ではある条件を満たすことで「キングモンスター」という隠しキャラが出現。屈指の攻撃力と性能を誇る。DB:漆黒弾(ブラックゼニス) - 暗黒物質の最上級DB。一瞬で物体を消滅させる暗黒物質(ダークマター)を放つ。 DB:魔界門(ゲート) - 魔界の門の最上級DB。魔界との入り口を開けることができる。キングがこれで王宮守五神を呼び出したが、全滅したため捨てられ、プルーに壊された。 裏DB:モンスタープリズン - 怪物化の裏DB。己の体と魂を怪物の中に閉じ込め、自ら怪物となって破壊の限りを尽くす。怪物化すると力が上がり、口からビームを出す。また傷を負っても血は流れず徐々に再生する。 DB:ワープロード - 瞬間移動のDB。人や物を瞬時に送ったり呼び寄せたりできる。 DB:エンド・オブ・アース - オーバードライブ(大破壊)を起こす究極のDB。ゲイル・グローリーの体内に埋め込まれて10年かかって完成した。DC本部のみを吹き飛ばす勢いにとどめられた。 DB:デカログス - 十剣の最上級DB。テン・コマンドメンツと同じ能力を持つ。デスペラードボム - メルフォースで動きを止めた後に、エクスプロージョンから放つ爆発剣舞。無数の爆発を発生させる。 ルシア・レアグローブ 声 - 保志総一朗 生年月日:0050年7月7日、17歳没、身長:170cm、体重:57kg、血液型:B型、出身地:マリールーズ(後にメガユニット)、属性:光→闇。趣味は戦い。特技はDBの扱い。好きなものは力と闇。嫌いなものは優しさと光。 DCの二代目最高司令官。キングの息子。ハルと同じ日に生まれた。幼い頃にDC一斉検挙に遭い、眼前で母を殺され、砂漠の監獄メガユニットの地下66階に閉じ込められ金髪の悪魔と呼ばれていた。眼の下と額の切り傷はその時のものである。 キングの死後、脱獄。父の跡を継ぎ、新生DCの総統となる。性格は残虐非道で、自分と意見が合わない部下を無差別に殺害するなど非道の限りを尽くす。その後ハルの宿敵となり、一度は完敗するものの、幾度となくハル一行に壊滅的なダメージを与え続けた。その姿から金髪の悪魔の異名を持ち、自らDBマスターを称している。その最終目的はエンドレスの力を使って平行世界を滅ぼし、現行世界に帰還すること。絶望感に支えられた目的意識であり、生まれた世界を否定せずにはいられない人生を過ごしており、ハルとの再戦時に「オレは目の前で母を殺され監獄に閉じ込められていた!こんな世界が正しいはずがねえ!」と本音をぶちまけている。全てのシンクレアを揃え、エンドレスと一体化するが、ハルにまたしても敗れ、後事を託して消滅した。ハルはルシアに対しても、場合によっては仲間になれるはずだと考えていたが、ルシアは最後まで和解を拒み、その結果として選んだ消滅であった。 なお、本作で最初にエリーの唇を奪った人物でもあり、終始エリーに対して屈折した愛情を抱いていた。 名前の由来は特になく(作者は邪悪な感じの名前にしたかったと語っている)、ルシファーをもじったわけではないとの事。 シンクレアの力により純粋な悪を持つ人間であり、ハルとは正反対の存在である。シンクレアディストーション - 術者の周りの空間を歪ませ、圧縮し、そこにあるすべての物質を消滅させる。 DB:デカログス - 十剣のDB。テン・コマンドメンツと同じ能力を持つ。デーモンカードを継いだ際にハジャから手渡された。ルシアにとっては父キングの形見でもあったが、ハルとの戦いで破壊される。デスペラードボム - キングが使うもの同様の爆発剣舞。 デーモンシール - ルーン・セイブを応用した技。ハルが使うTCMの特定の剣を一時的に封印、使用不能にする。 DB:ネオ・デカログス - デカログスを10個のDBで強化した魔剣。その力はテン・コマンドメンツを上回り、ハルは第10の剣レイヴェルトと完全体のレイヴを手に入れることでようやく互角に戦うことが出来た。なお、技のはじめに闇の(テネブラリス)と付く。 エンドレス - 忘却の王。DBそのものにして全てのDBの母たる存在。かつて時空操作により、平行世界が発生したときに生み出された「歴史が元に戻ろうとする力」。平行世界を滅ぼすべくルシアに力を与える。性質自体は闇でも悪でもなく、回帰を志向する自然な作用でもある。が、邪念を抱く者達としばしば利害が一致する都合上、彼らとの結び付きが強い。エンドレスの項目を参照。 シャクマ・レアグローブ 旧レアグローブ王。 超魔導。キングの父でルシアの祖父であるが、ルシア本人は実の祖父であることを知らず、本人の口からルシアへも明かされることが無かった。 DBを使用して世界征服を目論んだが、真の目的はオーバードライブを起こして平行世界を消滅させる事であった。しかし小国シンフォニアに抗され、オーバードライブはシバの一撃で本来の威力を大きく削がれてしまい、結果オーバードライブで自身の国と領土、敵国シンフォニアを滅ぼすだけにとどまり本懐は成し遂げられなかった。戦後は同じく難を逃れたシンフォニア王マラキアを呪殺し、超魔導として隠遁していた。 世界最強の魔導士であり禁呪などの大魔法を難なく使う。その魔力は時の民が数十人がかりで発動できる空間歪曲による瞬間移動の魔法をたった1人でこなすほど。かつての弟子である六祈将軍ハジャに請われて、新生DCに参入、敗れた六祈将軍ジェガンを粛清する。シンフォニアでハル一行を襲撃。エリーを捕えようとするが、エリーの魔導精霊力に圧倒され、最後はハルによって止めを刺され力尽きて消滅した。古代禁呪・星座崩し(セーマ) - 宇宙より隕石を降らせる古代の禁呪魔法。 古代禁呪・天涯海角(ヴァルナー) - 空中の飛空挺を飲み込むほどの大津波を発生させる古代の禁呪魔法。 流星雨(メテオリックシャワー) - 禁じられし宇宙魔法。無数の隕石を降らせる。
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