DB5とは? わかりやすく解説

アストンマーティン・DB5

(DB5 から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/12/19 01:50 UTC 版)

アストンマーティン・DB5
DB5
リア
概要
製造国 イギリス
販売期間

1963年7月-1965年9月

2020年- (復刻版)
デザイン カロッツェリア・トゥーリング
ボディ
乗車定員 2名/4名
ボディタイプ 2ドアクーペ
2ドアドロップヘッドクーペ
2ドアシューティングブレーク
エンジン位置 フロント
駆動方式 後輪駆動
パワートレイン
エンジン 3,995cc直列6気筒DOHC
最高出力 282–325hp
最大トルク 380–390Nm
変速機 4速/5速MT
3速AT
前:ダブルウィッシュボーン
後:トレーリングアーム
前:ダブルウィッシュボーン
後:トレーリングアーム
車両寸法
ホイールベース 2490mm
全長 4570mm
全幅 1680mm
全高 1340mm
車両重量 1470kg
系譜
先代 DB4
後継 DB6
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DB5は、アストンマーティンが1963年7月から1965年9月に製造したスポーツカーである。

概要

DB4に代わり、1963年7月に発売された。

外観はDB4シリーズ5との差異は殆どないが、装備類の充実からか車重は116kg増の1,470kgとなった。

1964年秋から高性能版のヴァンテージ仕様も設定されたが、DB4GTより少ない65台の製造に留まった。また、ドロップヘッドクーペは123台が製造された。

その他に、12台がハロルド・ラドフォードの架装によりシューティングブレークに改造された。

1963年7月から1965年9月の2年余りの間に1,023台が製造された後、後継モデルのDB6にバトンタッチした。

映画・TVドラマ

映画007シリーズの3作目『ゴールドフィンガー』、続く4作目『サンダーボール作戦』において、様々なギミックを搭載した改造車として登場し、その後の映画シリーズの特徴となったことから、ボンドカーの代表的な車種として知られる。17作目『ゴールデンアイ』で再登場すると、その後のシリーズでも、メインのボンドカーとは別に、しばしばボンドの愛車として作中に登場している。

また、3代目ボンドのロジャー・ムーアが出演した映画『キャノンボール』でも、ボンドカーのパロディとして様々なギミックが搭載されたアストンマーティン・DB5が登場する[1]

TVドラマ『スパイ大作戦』第1シリーズの「武器弾薬を渡すな Odds on Evil」では、左ハンドル仕様で赤いボディのものがメンバーの逃走用自動車として登場する。

機構

エンジンはDB4のものからシリンダー内径を4mm拡大した、内径φ96mm×行程92mmの3,995cc水冷直列6気筒全軽合金製DOHCエンジンを搭載。

標準型は3基のSU製キャブレターから282hpを、高性能版のヴァンテージ仕様は3基のウェーバー製キャブレターから324hpを出力する。

トランスミッションは当初は親会社のデヴィッド・ブラウン製の[要出典]4速MTが標準装備(オーバードライブ英語版のオプションあり)されていたが、その後すぐにZF製5速MTが標準になり[2]ボルグワーナー製3速ATもオプション設定された[3]

ギャラリー

注釈

  1. ^ ムーアが出演した007シリーズではDB5に限らず、アストンマーティンがボンドカーになったことはない。
  2. ^ Flammang, James M. (1994). Standard Catalog of Imported Cars, 1946-1990. Iola, WI: Krause Publications. p. 57. ISBN 0-87341-158-7 
  3. ^ Lawrence, Mike (1991). A to Z of Sports Cars. Bideford, Devon: Bay View Books. p. 36. ISBN 1-870979-81-8 

関連項目


DB5(2005年-)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/04/14 07:52 UTC 版)

ビモータ」の記事における「DB5(2005年-)」の解説

デザイナーはセルジオ・ロビアーノ。ロビアーノ時代1作目となる車種エンジン1000DS搭載フレームは、スイングアームピボットなど一部アルミニウム合金削り出し部品使用しながらも、鋼管トラス構造復活

※この「DB5(2005年-)」の解説は、「ビモータ」の解説の一部です。
「DB5(2005年-)」を含む「ビモータ」の記事については、「ビモータ」の概要を参照ください。

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