ウスティオ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/09 16:35 UTC 版)
「エースコンバット・ゼロ ザ・ベルカン・ウォー」の記事における「ウスティオ」の解説
サイファー(Cipher) 本作の主人公でありプレイヤーキャラクター。サイファーとはTACネームであり、本名ではない。コールサインは「ガルム1」。デモシーンではよく「彼」と呼ばれており、男性であることが分かる。 ウスティオ空軍第6航空師団第66飛行隊ガルム隊の1番機としてベルカ戦争に参加し、ベルカ空軍の精鋭部隊を相棒のラリー・フォルク少尉と共に撃破し続け、ウスティオの解放に貢献する。また他国との数々の合同作戦でも活躍し連合軍の士気を向上させた。ベルカ軍のエクスキャリバーを少数の味方とともに破壊し、ベルカ戦争の激戦地「B7R」の戦いでは、劣勢状態にあった連合軍を援護しその圧倒的な戦闘力と状況判断能力で一気に優勢に導いた。この頃から敵味方問わず畏怖と敬意から「円卓の鬼神(The Demon Lord of the Round Table)」や「鬼神(The Demon / The Demon Lord)」と呼ばれ始める。その後も各地を転戦し、ピクシーの離脱後はクロウ隊からパトリック・ジェームス・ベケット少尉を2番機に迎えて乗り越えベルカ戦争を終結に導いた。ベルカ戦争終戦から半年間の動向は明らかになっていないが、国境無き世界のクーデター時には再びヴァレー空軍基地から出撃し連合軍の一員として作戦に参加した。アヴァロンダムでは国境無き世界の一員となったピクシーとV2ミサイル大気圏再突入阻止のため、一対一での対決を繰り広げ、かつての相棒を自らの手で撃破してV2の再突入を阻止し国境無き世界の目標を挫いた。その後のサイファーの消息は不明であり、真実を知る幾許かの人間の記憶にたった数か月という短くも壮絶な生き様を刻み付けたまま歴史の闇の中に消えていった。 ラリー・フォルク(Larry Foulke)(日本語音声:桐本琢也) ガルム隊の2番機を務める。階級は少尉。28歳。コールサインは「ガルム2」。TACネームは「ピクシー(Pixy)」。 ベルカ出身でオーシアとベルカの国境地帯で生まれた。幼少期にオーシアとの紛争で故郷を追われ、両親もその際に亡くしている。その後は孤児院で幼少期を過ごし、院を出た後は傭兵パイロットとして生計を立てた。一時はベルカの傭兵部隊に所属していた時期もある。1993年の戦闘で右翼を失いながらも帰還した経歴 があり、それを誇るかのように右翼を赤くペイントしたF-15Cを操る。このエピソードから、ベルカ戦争においては「片羽の妖精(Solo Wing Pixy)」や「片羽(Solo Wing)」の名でベルカ軍と連合軍の双方に広く名を知られている。1994年からウスティオの外人傭兵部隊に所属した。 ベルカ戦争の開戦に伴ってサイファーと初めて肩を並べて戦って以降、腕を認めたサイファーを「相棒」と呼び、「エクスキャリバー」の破壊やB7Rでの戦いにて共に活躍する。しかし戦争の目的が「ウスティオ解放」から「ベルカ侵攻」に変質すると、国家間の資源を巡る貪欲な姿勢に嫌気が差し始める。以前からアプローチを受けており、昔馴染みでもあったオーシア空軍所属のジョシュア・ブリストー大尉の誘いに乗り、ベルカ軍の核兵器起爆の混乱に紛れて乗機ごと離反し国境無き世界に参加した。国境無き世界では、クーデターの鍵となる弾道ミサイルの管制が可能なADFX-02戦闘機を任され、クーデター軍の重要人物の一人となった。アヴァロンダムでのV2核弾頭ミサイルの発射を巡る攻防の最中にレーザー兵器を使用してガルム隊のPJ機を撃墜した。V2による大量破壊の実行と、その阻止を巡ってサイファーと一対一の死闘を繰り広げた末に敗れベイルアウトし、辿り着いた核の爆心地の住民たちに助けられる。 ベルカ戦争から10年経た2005年11月頃、ユージア大陸の小国デラルーシの国境沿いで、国境の意味を確かめるべく地上で義勇軍として戦い続けるピクシーの言葉で物語は幕を開ける。トンプソンがピクシーにインタビューを行った2005年11月25日は、大陸戦争の終結からおよそ2ヶ月後のことである。 サイファーへ「よう相棒、まだ生きてるか?(Yo buddy. You still alive?)」とよく口にする。 パトリック・ジェームズ・ベケット(Patrick James Beckett)(日本語音声:森田成一) ウスティオ空軍第6航空師団第4飛行隊「クロウ隊」の3番機。22歳。階級は少尉。コールサインはクロウ隊所属時は「クロウ3」で、ガルム隊へ異動後は「ガルム2」。TACネームはパトリック・ジェームズの略称から「PJ」。 オーシア出身。実家はパン屋を経営しており、両親と姉が二人いる。ハイスクール卒業後にバイクでオーシア大陸を一人旅をしてから半年が経過した頃、とある国で「英雄」と讃えられる伝説のエースパイロットに出会ったことがきっかけで傭兵部隊に志願し、パイロット養成学校に入り卒業する。1994年12月に傭兵パイロットとしてウスティオ空軍のヴァレー空軍基地に配属され、クロウ隊の一員となった。同年12月31日に初陣を経験した。 ベルカ戦争ではクロウ隊の一員としてF-16Cに搭乗して数々の作戦に従事する。ピクシーがガルム隊を去った後は、欠員補充のためガルム隊2番機としてサイファーの僚機となる。サイファーと共に過酷な戦場から何度も生還したが、アヴァロンダムでの戦闘で「国境無き世界」の一員となったピクシーの駆るADFX-02のレーザーに被弾して戦死する。帰還後には基地にいる恋人にプロポーズをする予定だった。毎年彼の命日には、欠かさず1人の女性がアヴァロンダム付近にある戦闘機の残骸に花を手向けに来るという。 趣味はポロ、バイクいじり、ビンデージコミック収集。基地では最年少で恋人もいることから皆から可愛がられたり、からかわれたりしている。正義感が強く戦争をなくすために戦っていると語るが、ピクシーからは「理想で空を飛ぶと死ぬぞ」と諭されるなど、意見を異にすることがある。 AWACS「イーグルアイ」(Eagle Eye)(日本語音声:銀河万丈) ウスティオ空軍第6航空師団に所属し空中管制機E-767の管制官を務める。本名は不明。 ミッション2の幹線道路171号線奪還戦よりガルム隊の参加する戦闘を管制する様になる。ガルム隊に様々な指示を出す一方、時にはちょっとしたジョークを飛ばすこともある。
※この「ウスティオ」の解説は、「エースコンバット・ゼロ ザ・ベルカン・ウォー」の解説の一部です。
「ウスティオ」を含む「エースコンバット・ゼロ ザ・ベルカン・ウォー」の記事については、「エースコンバット・ゼロ ザ・ベルカン・ウォー」の概要を参照ください。
- ウスティオのページへのリンク