アナレイト王国
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「蜘蛛ですが、なにか?」の記事における「アナレイト王国」の解説
シリウス 声 - 家中宏 国王。私人としては公務の中あまり接触を持てていない子との交流を大事にし、身内の命を大事に思うなど良き家庭人と思われるが、為政者としては凡庸と評されている。 人魔大戦緒戦での兄ユリウスの死を受け、勇者の称号を引き継ぎ混乱するシュンへ罪を押し付けるべく「洗脳」を受けたスーレシアの攻撃を受け死亡。白織の視点で本件が語られた際にポティマスの魂の一部が付着していたことが明かされている。 スーレシア(Suresia) 声 - 小倉唯 種族 - 人族 / 主な所持スキル(Web版) - 強欲、征服 通称「スー」。シュンの異母妹。第2王女、第1王子サイリスは同母兄。 転生者である兄に匹敵するほどの天才。兄「シュン」のことを病的なまでに慕っているが、もう1人の兄である「ユリウス」に対しては並程度の好意しか示している様子はない。一方でシュンの敵はもちろん、彼に好意を向ける異性に対しても容赦せず時に実力行使を交える事すらある難儀な性格の持ち主で、口に出さずとも内心の嫌悪を隠さない。正室の母からは色々と吹き込まれているが、実際のところ彼女からシュンに向ける感情は本物。 ユリウス死後に白織と密約を交わし協力者となる。王国の政変では「洗脳」によって国王殺害の実行犯にさせられる。その後「洗脳」は解除されたものの、公的には次期勇者として発表されたユーゴ―の婚約者として発表され、その流れとしてエルフの里に向けて出征したユーゴー率いる帝国軍に嫌々ながら同行させられる羽目になった。 ユリウス・ザガン・アナレイト(Julius Zagan Analeit) 声 - 榎木淳弥、森下由樹子(幼少期) シュンとスーの兄。アナレイト王国第2王子にして「勇者」。6歳で勇者に選定され22歳の時に人魔大戦で戦死するまで、生涯のすべてを人々のため戦い続けてきた。 温厚な人柄と自己犠牲の精神を併せ持つ勇者の鑑ともいえる人物であり、シュンからは絶大な尊敬と信頼を寄せられていた。けして無闇な殺生を行うような人物ではないが、必要とあらば己の手を汚す覚悟を辞さない相応の覚悟、答えの出ない問題相手に悩みながら前進し続ける決意を有している。 幼少期から兄弟間、宮廷内の微妙なバランスや、神言教教皇などの国家首脳から見込まれつつ政治的なコマとして扱われる自分の立場のことをよく見ており、大人たちから受ける庇護に対しても好意と無力感の両面から感じ取っていた。ユリウス個人は政治に深く携わらず勇者として無辜の人々を救うことに注視していたが、自身の行動で神言教などの大組織の面目を潰すような行動は慎むなど、政治的センスはそれなりに持っていた。 幼い頃に神言教側の国家とサリエーラ国の間の会戦に初陣として参加したが、「私」や魔王の乱入によって地獄絵図と化した事件「ザトナの悲劇」に遭遇した経験がある。そこで彼女たちと至近距離で対峙し、二者の圧倒的な強さに恐怖しながらも勇者として立ち向かおうとした。この体験がトラウマになっており、蜘蛛を見かけると反射的に駆除してしまうようになった。 その後、ケレン領に逗留していたため「迷宮の悪夢」が巻き起こした蜘蛛の群による大騒乱「ケレン防衛戦」にも巻き込まれる。そこで恐怖を押し殺しつつその場に踏みとどまろうとした覚悟をロナントに認められたことで、短い間だったが彼に師事した。その影響で剣よりも魔法が得意となった。 人魔大戦では個の力で戦線のひとつをこじあけ、第七軍団長ブロウと一騎打ちに持ち込み彼を斃したあと現れたクイーンタラテクトを仕留めたが、直後現れた第十軍団長“白”の腐蝕攻撃を受けて死亡した。これにより勇者の称号と愛用のマフラー、そして「勇者剣」がシュンに渡ることになる。 愛用していたマフラーはフェイルーンの卵が発見された際にその場に存在した蜘蛛の糸(主人公が手慰みに作っていた粘性のない糸玉)から彼の母親が作った形見であり、数々の激戦の中でもシュンの手に渡るまで解れることがなかった。 サイリス 声 - 近藤隆 第1王子。 正室の子であり、政治面も見ていたため順当にいけば彼が次の王位を継ぐことになるはずだったが、異母弟たちの活躍に対して危機感を覚えていた。 ユーゴーらと結託し、父を亡き者とすると同時にその罪を弟たちに擦り付けることで自らの王位を確実にすることを狙った。 しかし、ユーゴーに裏切られて洗脳された結果、王位への執着をうわ言のように垂れ流す廃人のような状態にされてしまう。共にいたレストン、アナバルド夫妻、クレベアは首をはねられたところをシュンによって蘇生されたものの、彼は一人捨て置かれた。 レストン 声 - 土岐隼一 第3王子。組織にとらわれない自由人。 裏ではエルフとのコネクションを有しており、岡に「勇者」を引き継いで危険な身の上になった弟シュンの保護を依頼している。 政変で反逆者として捕まりシュン達の目の前で処刑されるが「慈悲」で蘇生される。白織の視点で政変が語られた際ポティマスの魂の一部が付着していたため、魂を剥がすための検証で首を斬られたことが明かされている。 ヤーナ 声 - 小坂井祐莉絵 勇者ユリウスと対になる聖女。裏表なくまじめな性格だが、やる気が空回りすることが多い。 光魔法と回復魔法を得意とし、ユリウス一行を後衛役として支えた。人魔大戦で第十軍団長“白”の放ったクイーンタラテクト(白の分体仕様)の攻撃からユリウスを庇って死亡した。 ジスカン 声 - 沖野晃司 ソロでAランクになったという一流の冒険者。勇者パーティー内ではユリウスと並ぶ前衛役で、状況に応じて多様な武器を使いこなす。各国協同で実施された人身売買組織との摘発の途上、ティーバの紹介によってユリウスらと出会い、彼と轡を並べた。その後、ユリウスの現実を前にしても折れない理想を気に入り、討伐隊解散後もホーキンと共に彼の仲間となる。 元は辺鄙な集落に生まれ、そこを飛び出して冒険者になった。彼の武器を選ばない戦闘スタイルは駆け出しのころから金策に追われ、武器を選ぶ余裕がなかったという事情が大きい。人魔大戦で第一軍団長アーグナーと相討ちとなり死亡した。 ホーキン 声 - 石井隆之 以前は「怪盗・千本ナイフ」と名乗る義賊だったが捕縛され、ジスカンの奴隷という立場でパーティのシーフ役を担う。 ただし、それは名目上のことでジスカンとは明確な上下関係のない友人のような間柄で酒を酌み交わす仲だった。直接戦闘力という意味ではユリウス一行の中では一段劣ってはいたが、渉外役や補給などの事前準備役としては優秀で、ある種一番替えの利かない役割であるとジスカンから見込まれていた。 次期勇者を支えてもらう意味もあり、人魔大戦開戦前夜にジスカンから離脱を促されるが結局は断って彼らと共に従軍した。人魔大戦で第一軍団長アーグナーとの戦いで攻撃を加えるが反撃を受けて死亡した。 ハイリンス・クォート 声 - 興津和幸 詳細は、「#勇者サイド」の「ハイリンス・クォート」の項を参照。 クレベア シュンの侍女。剣術指南役でもある。政変で反逆者として捕まりシュン達の目の前で処刑されるが「慈悲」で蘇生される。
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ダストルディア大陸の有力国家。シュンやカティアの転生先。西端部に、エルロー大迷宮のダストルディア大陸側からの侵入口を抱えている。
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