アテナ軍の関係者
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/03 06:04 UTC 版)
「聖闘士星矢の登場人物」の記事における「アテナ軍の関係者」の解説
城戸 光政(きど みつまさ) 声:宮内幸平(TV版)、大杉漣(LEGEND of SANCTUARY)、宝亀克寿(Knights of the Zodiac) グラード財団の先代総帥。ギリシア旅行中にアイオロスから赤子のアテナと射手座の聖衣を託され、アテナを自らの孫・城戸沙織として育て、聖衣も加工してヨーロッパの骨董品(アンティーク)に見せかけ聖域の目を欺いた。また、アテナを守るために自らの非嫡出子(※アニメでは孤児)の男子百人を聖闘士候補生として世界の修行地に派遣した。聖衣を手に入れて帰国した聖闘士達の中から偽教皇と闘える真の聖闘士を見つけること、射手座の黄金聖衣が本物であること、アテナが城戸沙織と名乗って存命であることを偽教皇に知らしめる目的で銀河戦争を企画するも、実施を見ることなく5年前(星矢たち孤児を世界各国に派遣してから1年以内)に他界。 原作では、百人の子供(全て光政の実子、星矢達)を大義のために生贄とする罪深さに懊悩するなど、業が深いながらも脆弱さから逃れられない人物として描かれており、一輝から真実を知らされた星矢達から一層怒りと憎しみを受ける(後に沙織から、エゴイズムではなく人類のための苦渋の選択だったと知らされてからは、星矢達の憎しみも薄らいだようである)。 アニメではアイオロスの意気に感じ最期の願いを快諾、幼少期のわがままな沙織を厳しく窘める、死後も霊となり彼女に星矢達に優しく接するように諭す、来るべき沙織や星矢達の戦いのため私財を惜しみなく投じて鋼鉄聖闘士の組織といった支援の体制を整えるなど、財力や権力に奢らず、正義と平和のために生きた高潔な人格者として描かれており、星矢達も「立派な人だった」と敬意を表している。 辰巳 徳丸(たつみ とくまる) 声:堀之紀(TV版、OVA『冥王ハーデス十二宮編』、聖闘士星矢Ω)、島田敏(LEGEND of SANCTUARY)、江川央生(セインティア翔、Knights of the Zodiac)年齢:32歳 身長:185cm 体重:97kg 誕生日:5月5日 血液型:B型 出身地:日本 城戸光政の時代から城戸家に仕える執事。唯一、光政より沙織の真実を伝えられ、ボディガードおよび社会的にサポートする命を受ける。城戸家への忠誠心ゆえ、当初は反抗的な星矢達に対し冷酷に接することも多かったが、星矢たちが聖闘士の宿命を受け入れ沙織の元で戦うようになってからは、お互いのわだかまりも氷解し、彼等の活躍を支えるようになった。かつて幼い一輝の前にうろたえたように気の小さい一面もあり、アニメでは拷問に遭って口を割らされ、沙織たちの危機を招いたこともある。剣道三段の腕前であり、十二宮編で雑兵を1人倒したことがある。 アニメの十二宮編では複数人の雑兵を倒し、雑兵数人が組み付いても転ばずなお沙織を護ろうとする活躍を見せた。冥王ハーデス編では、原作では日本から聖域へ発とうとする瞬を沙織の命により咎める以外に出番はないが、OVAでは剣道技の「辰巳流徳丸突き」で瞬の行く手を阻もうとするも、あっさりと当て身で倒され、笑顔で瞬の出発を見送った。 星華(せいか) 声:山本百合子(TV版)、雪野五月(OVA『冥王ハーデスエリシオン編』)、元吉有希子(Knights of the Zodiac)年齢:16歳 身長:167cm 体重:51kg 誕生日:3月18日 血液型:AB型 出身地:日本。 星矢の実の姉で、共に孤児院の星の子学園で育った。星矢がギリシアへ送られたと同時に学園を去り、星矢の後を追ってギリシアに向かうが、聖域付近の険しい山中にて転落事故で記憶を失ってしまい、自分が誰かも、実弟の星矢がすぐ近くにいることも知らぬまま、聖域近くのロドリオ村で保護してくれた雑貨店を営む老人と共に暮らしていた(ただし、持ち物に名前が書いてあったため、自分の名前が「星華」であることだけは分かっていた)。魔鈴の捜索により発見され、星矢の姉を想う叫びにより記憶を取り戻し、ハーデス軍に苦戦する星矢たちの勝利を信じ続けた。 美穂(みほ) 声:渡辺菜生子(TV版)、大越多佳子(OVA『冥王ハーデス冥界編』、『冥王ハーデスエリシオン編』)年齢:13歳 身長:153cm 体重:41kg 誕生日:4月5日 血液型:B型 出身地:日本 星の子学園で共に育った、星矢の幼なじみで互いを「ちゃん」付けで呼び合っている。。現在も同施設で働いている。星矢にほのかな想いを抱いており、彼を勇気づけ、星矢が入院したときには付き添いも務めた。 原作では十二宮編以降は、冥王ハーデス編で星矢の幼少時の回想に登場するのみだが、OVA冥界編・エリシオン編では星の子学園でグレイテストエクリップスの異変を感じ、恋い慕う星矢の名を呟いて身を案じるシーンや、無事地上が救われ安堵するシーンが描かれている。 春麗(しゅんれい) 声:柴田由美子(TV版、PS2『聖域十二宮編』)、佐藤江梨子(OVA『冥王ハーデス十二宮編』)、板東愛(OVA『冥王ハーデスエリシオン編』)、吉田小南美(聖闘士星矢Ω)、照井春佳(Knights of the Zodiac)年齢:13歳 身長:154cm 体重:42kg 誕生日:4月20日 血液型:A型 出身地:中国 紫龍の幼馴染。幼少時、中国五老峰に捨てられていた所を童虎に拾われて育てられ、紫龍が修業時代に五老峰で一緒に過ごした。紫龍に深い愛情を抱き、五老峰で常に紫龍を想い続けている。強く優しい心の持ち主で、その純粋な祈りの強さは十二宮戦で黄金聖闘士のデスマスクすら驚愕させた。 テレビシリーズの続編である『聖闘士星矢Ω』では紫龍と結婚し、息子の龍峰を授かっている。 原作の続編である「聖闘士星矢 NEXT DIMENSION 冥王神話」では、エリシオンより戻った紫龍と共に、自分と同様捨て子だった赤ん坊を引き取り、翔龍と名付けて育てている。 ナターシャ 声:坪井章子 氷河のマーマ(母)。氷河が7歳のとき、氷河を連れて城戸光政に会いに日本へ向かう途中、東シベリア海で船が難破し、そこで溺死した。その亡骸は海底に腐敗していない状態で眠っている。 その後、聖域の戦いの前、氷河の弱い心を断ち切るためカミュによって船は海溝に沈められる事になる。 ヤコフ 声:鈴木富子年齢:7歳 身長:128cm 体重:35kg 誕生日:2月4日 血液型:O型 出身地:ソ連・東シベリア・コホーテク村 氷河のシベリアでの修行場所近くの村に住む少年。氷河のただ1人の友人で、彼がシベリアに滞在中には常に行動を共にし、ときには食事を差し入れるなど、何者にも代えがたい存在である。氷戦士との闘いでは白鳥星座の聖衣を氷河のもとへ届け、彼の危機を救った。アニメでは彼の祖父(声:阪脩)も登場する。 エスメラルダ 声:中島千里(TV版)、下地紫野(Knights of the Zodiac)年齢:13歳 身長:158cm 体重:43kg 誕生日:8月25日 血液型:A型 出身地:太平洋・デスクィーン島に近い名もない小島 デスクィーン島での修行時代、一輝の唯一心の支えだった少女。容姿は、髪の色が異なる以外瞬に瓜二つ。原作では故郷が僅かな食料と引き換えに7歳を過ぎた娘を他地域に売らなければ親兄弟が生きていけないといわれるほど極貧だった為に、小麦粉3袋で売られた農家の奴隷の娘という設定だったが、アニメでは一輝の師・ギルティーの娘という設定に変更されている。一輝がかわしたギルティーの拳の余波を受け死亡。 しかしその後も一輝の回想には幾度か登場し、その心に大きな影響を与えている。 ユリティース 声:永島由子 白銀聖闘士・琴座のオルフェの恋人。物語の数年前までは彼と愛し合っていたが、あるときに毒蛇に噛まれて絶命した。彼女を蘇生させるべく自ら冥界へ乗り込んだオルフェと共に、冥界から地上を目指すが、オルフェがハーデスに「地上へ出るまで後ろを振り返ってはならない」と条件を強いられていたにもかかわらず、あと一歩で地上というところで冥闘士ファラオの計略にかかって振り返ってしまったため、ユリティースはその場で体が岩と化してしまい、オルフェが聖闘士の務めを放棄して聖域から姿を消す結果となった。
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