その他の彼岸島の人間
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/29 06:10 UTC 版)
「彼岸島の登場人物」の記事における「その他の彼岸島の人間」の解説
青山 冷(あおやま れい) 演:水川あさみ(映画)、佐藤めぐみ(テレビドラマ) 身長:160cm 体重:45.5kg 特技:柔道 好きなこと:『ロミオとジュリエット』 嫌いなこと:わからず屋のお父さん 師匠の娘だが、妹と共に典子と前夫の子供であり、師匠と血のつながりは無い。過去に篤と共に行動し、彼に恋心を抱いていたが、彼が「涼子を守る」と宣言したため想いを伝える事は出来無かった。実は涙脆い。 初登場時には吸血鬼と繋がりのある謎の女性として明に接触し、彼に篤の運転免許証を手渡す。師匠の命令によりわざと吸血鬼達に捕まり、母と妹を人質に吸血鬼の監視の下で本土の人間を彼岸島に送る任務こなしていた。しかし、実は吸血鬼達を倒せる人間を探しており、明達と協力して監視の吸血鬼を倒し、篤を救出するために共に彼岸島に赴く事になる。彼岸島に到着して早々吸血鬼達に襲われるが、檻に入れられる直前で逃走する。 その後はしばらく登場しなかったが、第100話にて廃校の理科室で再登場する。そこで過去に篤と共に雅の不死について調査していたことを明かし、501ワクチンを取りに行くため、明達と共に五十嵐の研究所址に行く。しかし、吸血鬼側についた篤に先に501ワクチンを取られた挙句、明に襲い掛かったため攻撃をかばって斬られてしまう。瀕死になりながらも最期まで篤を愛していたことを告白し、彼にキスをして息絶える。 ゲーム版では、篤と恋人同士という設定になっている。 青山 楓(あおやま かえで) 冷の妹。雅によって人質にされるが、冷が裏切ったため、見せしめとして磔にされて殺される。 青山 紅葉(あおやま もみじ) 演:麻亜里(テレビドラマ) 冷の妹。雅によって人質にされており、師匠も死んだものだと思っていた。初登場時は和服だったが、後にスカートをはき、動きやすい洋服に着替えた。冷から車の運転を教わっていたことがあるが、非常に荒々しい。 病院の集落制圧後、明が一人で天狗岩に来ることを条件に雅の人質から解放される。その後は明達のサポートに回り、温泉の集落で師匠が処刑されそうになった際には、車を運転して荒々しくも確かなドライブテクニックを披露し、亡者の森を抜けるのに貢献した。 【最後の47日間】では明に好意を寄せており、同じく好意を寄せているユキと度々衝突する。 【48日後…】では加藤と恋仲になり、彼と共に本土に渡らずに彼岸島で暮らす。 井上 典子(いのうえ のりこ) 師匠の妻で冷、楓、紅葉の母親。出生時の姓は井上(いのうえ)だが、一度結婚して田中(たなか)となり、離婚後に師匠と再婚して青山(あおやま)となる。 まだ幼い少女の頃に師匠と出会い、彼が人間の見た目をしていることに気付くきっかけを作った。その後、彼を自分の村に連れていき、住職を紹介した。数年後、本土に渡り東京の大学に進学し、結婚して三子をもうける。後に離婚して彼岸島に戻り、師匠と再婚する。 冷曰く、妹と共に人質に取られているとのことだが、作中では回想以外で登場しておらず、現在の消息は不明。 涼子(りょうこ) 演:大村彩子(映画)、水崎綾女(テレビドラマ) 篤の婚約者。明達が彼岸島に来る二年前、病院で篤の目の前で雅に陵辱された挙句殺され、篤が雅に復讐する事を誓うきっかけとなった女性。しかし、死亡したかに思われた彼女だが、吸血鬼の村で精神に異常を来たしながらも、吸血鬼として再登場する。 篤は最初「涼子が吸血鬼にされた」と言い、その後「涼子が雅に殺された」と矛盾する事を言ったが、これは前述で混乱した篤が涼子に大怪我を負わせたためである。その後、吸血鬼の村に保護された涼子は、吸血鬼化した篤に介抱され、漸く相手と話せる迄に回復する。現在は篤の子供を身篭っている。篤を「あっちゃん」と呼び慕っている。下半身を失った篤が明に介錯される時は、自決しようとした。 ゲーム版では未登場。 ドラマでは、篤と同じく剣道経験者。吸血鬼にされ、血を飲む事を拒否していたが、実験で雅に無理やり飲まされ正気を失い雅の手先として利用されてしまう。原作の斧神のような山羊の被り物をかぶっている。 拓ちゃん・優子 明達に旅行と騙され彼岸島に来てしまったカップル。加藤が開いた合コンでカップル成立し、結婚を約束しており、優子の薬指には婚約指輪をしていた。着いて早々、吸血鬼に捕まってしまい、吸血椅子に座らされ、2人とも吸血鬼の糧となり死亡した。優子は血を吸い尽くされ、死体置き場に干からびた無残な状態で放置され、明達にも「真新しい死体」と彼女だと気付かれなかった。 石田 亮介(いしだ りょうすけ) 【最後の47日間】に登場。彼岸島に漂流した短髪の青年。運動神経は良く、紅葉を抱えたまま吸血鬼の追跡を振り切っていたり、最後の蚊の育成施設を爆破する作戦でも明に逃走役を任されたりしている。過去に少年野球をしており、彼岸島でも名前入りのバットを武器に使用している。後述の経緯から最初は明のことを憎んでいたが、徐々に信頼関係が生まれ彼に敬語を使うなど態度が大幅に変わる。吸血鬼を殺すやり方を良しとせず、明の行動を非難していたが、明はそれを否定せず、その信念を曲げないでほしいと諭される。 和美、山岡と共にクルーザーで旅行中、邪鬼に襲われて船から落ち、彼岸島に漂着してしまう。島内を捜索中に小屋で変り果てた山岡を見つけ、その場で吸血鬼に捕まってしまう。隙を見て和美に救出され、明達に助けを求めて抵抗組織と合流するも、人間側も元同じ人間の吸血鬼に対して容赦がないのを見て、和美を連れて島からの脱出を企てる。西山の証言からボートのありかを聞き出して、それを奪って脱出を図るも再度邪鬼に襲われて失敗した上、和美が吸血鬼に捕まってしまう。その後、明達の助けを借りて救出に向かうも、和美が吸血鬼化しており、明に殺されそうになったため、彼女を連れて逃げ出す。すぐに追いつかれ、結果的に和美を殺したため、以降は明を酷く憎み、明が吸血鬼化したら自分が殺すことを条件に懐刀を渡され、一時的に手を組むようになる。蚊の第一育成所での戦い後、斧神の死を悲しむ明を見て、「全ての戦いが終わるまでは、和美の事は忘れる」と条件付きではあるが、一時的に和解した。以降は彼に目立った敵意を見せず、抵抗組織の作戦にも参加する。 後に501ワクチンを探すため明と共に雅の屋敷がある集落に潜入する。しかし、途中で明が発熱して倒れてしまい、手厚く看病する。発熱を抑えるため、捕まえていた吸血鬼から薬草ユキノシタの場所に案内されるも、彼に裏切られ殺されそうになる。しかし、明を守るため上記の吸血鬼を殺さない信条を初めて破り、その吸血鬼を殺す。 最後の蚊の育成施設では、明と椿の戦いをサポートするも、椿が首を斬られて暴れていた中、痛めつけられていた明をかばって捕食される形で死亡する。死ぬ間際には明に笑顔を見せる。平成十五年六月十七日没。 和美(かずみ) 亮介の彼女。山岡の元カノの友人であり、彼の紹介で亮介と出会う。 亮介、山岡と共に彼岸島に漂流し、吸血鬼の地下倉庫に捕まっていた亮介を助ける。抵抗組織と合流するも、残酷な現実に失神する。そして亮介と共に脱出しようとするが、失敗して吸血鬼に捕まってしまう。その後、亮介の応援で救出に来た明達が駆けつけるが、四肢を切られるのを延ばしてもらうために大勢の吸血鬼相手に口姦を行っており、それが原因で感染し吸血鬼化していた。感染後は亮介と共に明達から離れ、空き家に隠れていたが追ってきた明達に発見されてしまう。本人は既に死ぬ覚悟は決めており、明の呼びかけに応じ、別室で明に亮介を守ってほしいと嘆願した後、その事を了承した明によって首を斬り落とされ死亡。遺体は近くに作られた簡単な墓に埋葬された。 山岡(やまおか) 亮介の友人で、大学のレスリング部の主将。亮介と和美が出会うきっかけを作った人物。以前は彼女がいたが、漂流する少し前に別れる。 亮介、和美と共に彼岸島に漂流し、早々に吸血鬼に捕まる。後に亮介が発見したときには、手足を切断された上に、全身を切り刻まれて血樽に入れられており、歯が抜かれているため滑舌が悪い状態になっていた。亮介が近くにいることに気付き、この島が危険であることを彼に伝える。その後、程なくして出血多量で死亡する。
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