その他の影響・被害
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「福島県沖地震 (2022年)」の記事における「その他の影響・被害」の解説
地震による最大断水戸数は44,958戸に上った。各種の工場は相次いで操業を停止したほか、商業施設では臨時休業や部分営業などが相次ぎ、金融機関も休業が相次いだ。地震により、全国500余の学校などで施設被害があった。休園や休校を決めた学校などの数は740校に上った。 文化庁によると、国宝や重要文化財など宮城県で計5件の被害があった。仙台市青葉区の仙台城跡で石垣の一部が崩落したほか、銅製の「伊達政宗公騎馬像」(高さが9m)が傷つき、 右方向に傾いた(馬の足が破断)。東日本大震災も含めて騎馬像で地震の被害が確認されたのは初めてであるという。 気象庁機動調査班(JMA-MOT)が実施した現地調査によると、 震度6強を観測した7つの震度観測点の周辺では、 アスファルトの亀裂、天井の剥離、階段の破損、石灯篭の倒壊、歩道ブロックの破損、傾いたブロック塀などの被害状況が確認された。 福島県国見町の国登録有形文化財「旧小坂村産業組合石蔵」では壁面の壁が崩れた。福島県新地町にある相馬港のふ頭では「揚炭機」という大型クレーン2基が折れた。宮城県登米市にあるイオンタウン佐沼も被災し、ゲームセンターの天井や壁が崩れた。宮城県白石市の白石市文化体育活動センター(ホワイトキューブ)では、コンサートホールの天井が一部落下するなどの被害があった。福島県南相馬市にある「鹿島御子神社」では鳥居が倒壊するなどの被害があった。福島県相馬市では歩道橋が崩落した。 日立ビルシステムによると、東北・関東を中心に約1万8000台ものエレベーターが一時停止した。国土交通省によると、エレベーター内の閉じ込めは38件確認された(うち都内が22件)が、全員が救出され、けが人はいなかったという。 総務省消防庁によると、住家等の火災は12件発生した。千葉県市川市では2階建ての一戸建て住宅1棟が全焼する火災が発生した。市川市では前述の通り、地震に伴う停電が発生しており、「停電から復旧した直後に出火した」と住人が証言していることから、千葉県警察と市川市消防局では通電火災の可能性があるとして調査を進めている。 福島県内を放送エリアとしているラジオ局のラジオ福島では郡山ラジオ中継局の送信機が故障したため、一部地域でFM補完放送(ワイドFM)が一時送信できなくなった。なお、AM放送やradikoでの配信に影響は無かった。 トヨタ自動車は18日、取引先の部品メーカーが地震で被災したため、国内の11工場の18ラインを、21日以降最大3日間停止すると発表した。これにより、約2万台の生産に影響する見込みとなった。 福島県にある国立研究開発法人情報通信研究機構(NICT)が運用するJJYのおおたかどや山標準電波送信所のアンテナに損傷が見つかり、3月31日から緊急工事が開始された。その期間、標準電波の減力送信が行われるため、電波時計などに影響が出るという。 Bリーグは、カメイアリーナ仙台が被災し復旧の目途が立たないことから、3月26日・27日に開催が予定されていたB2リーグ第28節のうち、同会場で行われる仙台89ERS対香川ファイブアローズ戦を中止すると発表した。その後、26日の試合については宮城県内で代替会場の調整がついたとして、3月27日に加美町陶芸の里スポーツ公園で無観客で開催すると発表し、当初27日に予定していた試合については消滅となった。さらに、同会場の4月9日・10日の第30節仙台89ERS対ファイティングイーグルス名古屋戦についても、試合日までの復旧が困難な見通しであることから中止となり、同日に白石市文化体育活動センターで代替試合を開催することを決定した。 日本中央競馬会(JRA)は福島競馬場の一部設備が損傷し、点検や復旧作業に時間を要することから、4月9日・10日に予定していた第1回福島競馬の開催を取り止めることを3月17日に発表した。
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その他の影響・被害
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「平成29年台風第13号」の記事における「その他の影響・被害」の解説
香港では大規模な高波が発生。沿岸部の木々は多くが倒れ、ほとんどの店舗は閉鎖を余儀なくされた。 香港天文台は同日9時10分(日本時間10時10分)、警報レベルを5年ぶりにシグナル10に引き上げた。 香港国際空港では480便もの航空機が欠航となった。 香港での最高水位は漁村で3.7mを記録し、ランタオ島では約35.3m/sの最大風速を観測した。 香港は台風の直撃を受けたが、死者はいなかった。過去に香港を直撃した最強の台風は、1962年の台風16号で、風速約79m/sを記録したほか、130人が死亡し、住宅数千棟が破壊され、7万2000人が家を失った。それ以来香港では、超高層ビルも風を受け流せる構造としたり、広範な防災手順を定めたりする等の台風災害への対策を推進した結果、台風による死者は滅多に出なくなった。 カジノが多いことで知られるマカオでは、市内全域で停電が発生した。 香港だけでなく、深圳や珠海、マカオでも所々で倒木や高波、一部では堤防崩れも発生した。 ベトナムでは台風によって大雨と竜巻が発生した。
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「千葉県北西部地震 (2021年)」の記事における「その他の影響・被害」の解説
震度5強を観測した埼玉県川口市などでは、揺れで住宅のブロック塀が崩れるという被害も出た。 都市部で発生した地震であったことから、首都圏を中心に7万5738台ものエレベーターが停止し、中に人が閉じ込められたケースが計28件あった。ただし、閉じ込められた人々はいずれも消防などによって救出された。 交通機関のダイヤが大幅に乱れたことから、地震発生翌日、千葉県では中学校や高校など87の学校で、休校や登校時間を遅らせるなどの措置が取られた。
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