施設被害
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/22 04:21 UTC 版)
住家一部破損の被害が大分県で14棟、広島県で10棟、山口県と愛媛県でそれぞれ1棟あった。気象庁の現地調査の結果、震度5強を観測した西予市の三瓶町で道路に亀裂や民家の屋根破損、団地内駐車場陥没の被害があり、西予市明浜町で民家内灯篭の倒壊の被害があった。また、震度5弱を観測した呉市では住家の外壁破損や軒下損壊の被害があった。 周南市にある出光の徳山工場では地震発生後の4時57分ごろにエチレン装置から火災が発生し、5時11分に鎮火したがこの火災によりコンビナート配管によるエチレンやプロピレンの供給が停止した。この影響で東ソー南陽事業所とトクヤマ徳山製造所の関連設備が停止する状態に陥った。 日産自動車、三菱自動車は生産を一時停止した。また、香川県土庄町の豊島では地震発生3日後の3月17日に地下水の送水管から汚染水が流出しているのが確認されたが、地震による想定以上の揺れが原因と考えられている。
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