『うわさの死太郎くん リターンズ』に収録
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「死太郎くん」の記事における「『うわさの死太郎くん リターンズ』に収録」の解説
『ガンバレ二宮くん』 サスペリア1999年10月~11月号掲載。 あらすじ 体育祭のリレーの選手に二宮という運動音痴の男子生徒が選ばれた。 二宮が同じ学校の筋肉ブラザースと呼ばれる生徒たちからスパルタ特訓をいやいや受けさせられていた時、二宮金次郎の銅像が走っているのを目撃した。 体育祭当日、スパルタ特訓がたたり二宮が出場できなくなった。筋肉ブラザースが代わりに頑張るということになったがその彼等も同じく特訓のせいかレース中に走るのが困難になった。 そこへ二宮金次郎の銅像が登場しアンカーを務めた。 『ピーターパンごっこ』 サスペリア1999年12月号に掲載。 あらすじ 学芸会の演目『ピーターパン』のピーターパン役に二宮が選ばれた。 現在の体育館が改装中であるため芝居の練習は旧体育館で行われることになった。だが学校はかつて墓地だったところに建てられ、遺骨や墓は旧校舎のあたりにまとめて埋められた貯め、幽霊が出るといううわさが絶えなかった。 学芸会直前になっても練習はなかなかうまくいかなかず、高所恐怖症の二宮を嘲笑する者が出てくる中、役者を吊り下げていたひもが切れ、役者たちが下に落ちるという事故が発生した。 命に別状はなかったが、うずめられた亡霊たちの仕業ではないかとうわさされた。 ウエンディ役の四条美智がめまいを訴えていると、死太郎くんが旧体育館の小さな窓から覗き込むようにして現れ、事故は強力な呪いによるものだとつぶやく。彼女が混乱していると、死太郎くんの姿はなかった。 その夜、二宮は奇妙な感覚に襲われ自分が幽体離脱していることに気付いた。コントロールが効かず家の外に出て困っているとき死太郎くんに出会い、死太郎くんの案内で他の共演者も幽体離脱していることに気付いた。 同じく幽体離脱した美智の姿がないことに気付いた二宮達は美智の幽体離脱の痕跡をたどり、旧体育館の舞台にある船のセットに縛り付けられた状態で骸骨たちに取り囲まれている美智を見つけた。 亡霊は生きた人間の魂を食べるという死太郎くんの警告を受け、二宮らは勇気を振り絞って美智の救出に向かった。美智を救いだした後、彼らは元の身体に戻っていた。 そして学芸会当日、二宮はピーターパン役を見事に演じ切ることができた。 『砂場の女王』 サスペリア2000年5月号に掲載。 あらすじ 沙季と勇介、真一ら学生3人は、団地の砂場にいた子供たちを追い出した後、死太郎くんが砂場で大きな城を作っていることに気づいて追い出した。 彼女達が砂の城を壊してトイレに来た猫を追い出そうとしたとき、突風が吹き、目に砂が入った。 気が付くと、彼女達の目の前には広大な砂漠が広がり、一緒にいた勇介がアリジゴクに囚われ、真一も砂の城の目の前にあった落とし穴にはまって落ちた。 砂の城の中へ入った沙季の上から檻が落ち、ネズミの兵士が彼女の目の前に現れ、彼女を捕えた。首輪をつけられ全裸でネズミの女王の前へ差し出された沙季は、家来から「ネズミ人間」であることを告げられ、反論した。だが、女王は「彼女は我々ネズミと同じ大きさであるからネズミ人間である。」と告げ、家来たちとともに嫌悪の感情を示し、料理の材料にしようという話になった。 彼女のやり取りを見ていたネズミの王子は、彼女に一目ぼれし、さっそく披露宴が開かれた。 ネズミの王子にキスを迫られる中、ネズミの着ぐるみを着た死太郎くんが現れ抜け道の存在を沙季に教えた。ネズミの王子を殴り倒した沙季は死太郎くんの案内で城を脱出しようとしたが行き止まりの道についてしまう。追手が迫る中、いきなり猫が現れ、トイレをするために行き止まりになっているところを掘り出した。そこへ再び突風が吹き、彼女の眼に砂が入った。 気が付くと3人とも無事だった。 『たのしい遊園地』 サスペリア1998年6月号掲載。 あらすじ 静香は友人から遊園地に行かないかと誘われ、しぶしぶ誘いに乗った。だが、友人たちは彼女を使い走りとして利用しており、彼女はそれを知ってしまい、不安に思えてきた。その帰り道、彼女は死太郎くんが道路にチョークで大掛かりな遊園地を描いているのを見かけた。 お出かけ当日、遊園地は休みで、友人たちは静香を仲間外れにしてカラオケに行った。 落ち込んでいる静香のもとに、死太郎くんが現れ、新しくできた「おたのしみランド」という遊園地のチラシを渡した。彼の案内で行ってみると、いつもの帰り道の高架下に大規模な遊園地があった。 一方彼女の友人たちもカラオケから帰る途中、着ぐるみを着た動物たちが「おたのしみランド」のチラシをまき散らしているところに出くわした。そのうちの一人が、チケット売り場の老婆が亡くなったはずの近所の老婆に似ている事に気づき、遊園地に違和感を覚えた。 静香が死太郎くんとともに遊園地を楽しむ一方、静香の友人たちはスリルのあるアトラクションへ来ては悲惨な目に遭っていた。 『河童スイミングスクール』 サスペリア1999年8月号に掲載。 あらすじ 臨海学校が迫る中、瞳は幼いころの河童にまつわる出会いから、水面に恐怖を抱き、なかなかうまく泳げなかった。 同じく泳げない友人とともに、彼女は激安の水泳教室の広告をみつけた。その教室は公園の裏にあり、不気味な雰囲気が漂っていた。 『おサル電車が来た』 サスペリア1999年7月号に掲載。 あらすじ 飛山という少年は、デートの際おサル電車の噂をガールフレンドから聞かされたが信用しなかった。 デートの帰り道、彼はその"おサル電車"に遭遇した。笑っているような運転手のサルの顔に怒った彼はその電車に乗った。彼はその電車から降りられず、電車は崖へ落ちていった。 気が付くと彼は自宅の前におり、家に入ると、家族が彼の姿を見てパニックに陥っていた。鏡を見た飛山は自分がサルになっていることに気付いた。飛山は必死に人間だとアピールするものの、聞き入れてもらえず、結局捕獲され動物園行きになってしまった。 『ドナドナ食堂』 サスペリア2000年6月号に掲載。 あらすじ 鴨井はドナドナ食堂という新しくオープンするレストランのタダ券をもらい、友人の亜子と先輩、そしてその場にいた死太郎くんを誘い、さっそくそのレストランへ向かった。 出された料理はゲテモノばかりで皆が憤慨する中、従業員はスペシャルメニューを作るから手伝いとして客の一人に協力してもらいたいと言いだした。厨房へ向かった鴨井は、従業員の指示を聞きそのとおりにした。すると、包丁を持った料理人が現れた。驚く鴨井に従業員たちは自身の正体を明かし、人間を食べるのを夢見てきたことを話した。 従業員たちが人間の調理法でもめた隙に鴨井は逃げ出し、食堂にいた友人たちに事実を明かすと、一緒に食堂から逃げて行った。 『クラゲ人間』 サスペリア1999年5~6月号に掲載。 あらすじ "クラゲ人間"のうわさをしていた麻上由美は先生に見つかり呼び出された。放課後、先生は雑談をしていた男子生徒らを呼びとめようとし、体調不良を訴えだした。そして、先生の耳や口から触手が現れ彼らに絡みついた。 先生がなかなか現れないことに気付いた由美は、クラゲ人間たちがどこかへ向かうところを目撃した。 一方、コンビニでバイトしていた佐野は、いつもコンビニを訪れる美女がクラゲ人間だったことにショックを隠せず、事実を調べにコンビニを出た。 クラゲ人間に追われた由美は、死太郎くんに助けられ、佐野の友人たちと合流し、クラゲ人間打倒に動き出した。
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