「象徴天皇」としてとは? わかりやすく解説

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「象徴天皇」として

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/12 17:50 UTC 版)

昭和天皇」の記事における「「象徴天皇」として」の解説

戦後昭和天皇1946年昭和21年1月1日年頭詔書いわゆる人間宣言)を渙発。「天皇ヲ以テ現御神トシ日本国民ヲ以テ他ノ民族優越セル民族ニシテ、延テ世界支配スベキ運命ヲ有ス」ことを「架空概念」として全否定した上で国民団結期待し新日本建設への希望述べた同年2月19日戦災復興視察のため神奈川県川崎市横浜市鶴見横浜)へ行幸天皇自身発案により、以後1954年昭和29年8月まで全国各地米国統治下の沖縄を除く、全46都道府県)を巡幸した(昭和天皇の戦後巡幸)。行幸に際しては、奉迎する国民向かって食事のことなど、生活に密着した数多く質問をし、「あ、そう」等の発言話題となる(後述)。 1946年昭和21年11月3日昭和天皇大日本帝国憲法第73条規定により同憲法改正することを示す裁可とその公布文である上諭により日本国憲法公布した1947年昭和22年5月3日日本国憲法及び皇室典範施行され天皇は「日本国象徴であり日本国民統合象徴」(第1条)と位置づけられた。同年6月23日第1回国会特別会)の開会式出席し勅語初め一人称に「わたくし(私)」を用いる。同年10月14日付で、形式上自発的な意思により伏見宮系皇族である11宮家51名が臣籍降下皇籍離脱)し、10月18日天皇・皇后皇太后対す朝見の儀の後、別離夕食会が行われた。 1952年昭和27年4月28日日本国との平和条約サンフランシスコ講和条約)が発効した同年5月3日皇居外苑挙行され主権回復記念式典で「あえて自らを励まして負荷重きにたえんこと期す」と述べ占領期間中話題上った天皇退位説」を否定した。また同年には、伊勢神宮初代神武天皇畝傍山陵、祖父である明治天皇伏見桃山陵それぞれ親拝し、「日本国家主権回復」を報告した10月16日初め天皇・皇后揃って靖国神社親拝した。 1964年昭和39年10月東京五輪開会式、及び、1972年昭和47年2月札幌五輪開会式では、オリンピック憲章によって開催国国家元首が行うと定められている開会宣言行った1969年昭和44年1月2日皇居新宮殿にて1963年昭和38年以来皇居一般参賀が行われた。長和殿バルコニー立った際、奥崎謙三暴行現行犯逮捕)からパチンコ玉狙われた。昭和天皇負傷こそなかったものの、これを機に長和殿バルコニー防弾ガラス張られることになった1971年昭和46年)、昭和天皇香淳皇后とともにイギリスオランダなどヨーロッパ各国歴訪し1975年昭和50年)に香淳皇后とともにアメリカ合衆国訪問した帰国後の10月31日には、日本記者クラブ主催皇居石橋の間」で史上初の正式な記者会見が行われた。 1976年昭和51年)には、「天皇陛下御在位五十年記事業」として立川飛行場跡地東京都立川市)に「国営昭和記念公園」が建設された。11月10日天皇陛下御在位五十年記式典挙行され、また記念硬貨12月23日当時皇太子明仁親王43歳の誕生日)から発行され発行枚数7000万枚上った1981年昭和56年)、昭和天皇80歳になるのを機に新年一般参賀にて初めて「お言葉」を述べ以後恒例となった同年2月24日来日したローマ教皇ヨハネ・パウロ2世会見した1985年昭和60年7月12日、第108後水尾天皇並び歴代最高齢達した際、本人意向により祝賀行事などは行われなかったが、側近らと鰻重食べたという。 1986年昭和61年4月29日政府主催天皇陛下御在位六十年記式典挙行され第26代継体天皇以降歴代天皇在位最長記録した兵庫県神戸市にて(1947年撮影、満46歳福岡県久留米市にて(1949年5月撮影、満48歳

※この「「象徴天皇」として」の解説は、「昭和天皇」の解説の一部です。
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