「地獄変」 - の登場キャラクター
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/15 10:07 UTC 版)
「神さまの言うとおり」の記事における「「地獄変」 - の登場キャラクター」の解説
太陽の国 リリィ 「三国ドロケイ」から登場し「太陽の国」の王に任命された外国人の少年。筋骨隆々のボクサーのような出で立ちをしている。百合の花に似た大きな火傷跡がある。 マナから与えられた二つ名は「ガチムチの絶対皇帝」。自分の国の1200人の中から5人を精鋭として指名し、自身とミケ、ダンデライオン、オスメス、CB、プゥを入れた6人で「六糞野郎(サノヴァ・シックス)」を結成する。根っからの悪人ではないが人を殺していくことを「どうしようもないこと」と称し、「何人殺してでも神に」なり「誰も何も殺さなくていい世界を創る」と語る。その身体能力は天谷を圧倒するほど。 もともとリリィを含めた六糞野郎は紛争を続ける西アジアのヤブキ共和国リキイシ地区の少年兵であった。希望もない戦いの連続の中でミケなどの仲間とのふれあいにより少しずつ心を開く。しかしその紛争が終わったあとに、大人の裏切りにより少年兵が全員銃撃される。彼が世界に絶望した瞬間、突如現れたランプの魔神によって大人は全員殺害される。ランプの魔神は生き残った6人の少年兵(リリィ、オスメス、ミケ、CB、プゥ、ダンデライオン)に神になるかどうかを問いかける。リリィら6人は世界を変えるために、選別へと向かった。 選別終盤では丑三、天谷、ハンナ、ユキオと対決。自分と違い「希望」のために戦う丑三や天谷の姿を見て心が折れ、とうとう丑三と天谷に地面に押さえ込まれてしまう。ユキオが背中をタッチしようとした瞬間、仲間と過ごした情景が蘇り右手の指4本を引きちぎることによって生き延びる。そのことがきっかけで殺戮の心を入れ替え、オスメスと共にやり直す機会を与えようとする。結局、明石の策で死亡するまでオスメスがリリィの話を聞き入れることはなかったが、オスメスを止められなかったことを明石に謝罪し、この命で「償う」ことを宣言する。そして、アルフ・Eが天谷に殺害された後に「六糞野郎」唯一の生き残りとしてではなく平和な世界を目指すものとして宣戦布告する。瞬がかみまろを道連れに神罰を受け死亡した際、引かれたら死のカードを所持、「正々堂々(フェア)」な状態でゲームを再開した際、明石を上がらせるために死を覚悟した上で「引かれたら死」カードを渡す。明石に「生きる理由は未来にしかない」と諭され、丑三との「正々堂々」の勝負に挑む。直接的な描写はないが、その後死亡する。 ミケ 「三国ドロケイ」から登場する外国人の少年で「太陽の国」に所属する。役職は不明。「六糞野郎」のメンバー。仲間に対して思いやりを見せるが敵に対しては残忍。素早い身のこなしで敵を圧倒して見せた。その身体能力を最大限に活かし、明石の救出に現れたやえを真っ二つにした後ナツメグとハンナをピンチに陥れるが、直後に現れた天谷によって倒される。リリィに六糞野郎の思いを託したあとに静かに死亡する。 ダンデライオン 「三国ドロケイ」から登場する外国人の少年で「太陽の国」に所属する。役職は不明。「六糞野郎」のメンバー。狂人のような風貌で斧を使い敵を切り殺す。ユキオによって捕縛され、その後処刑された。 CB(カスタムボーイ) 「三国ドロケイ」から登場する外国人の少年で「太陽の国」に所属する。役職は不明。「六糞野郎」のメンバー。左手と両足に装備した義手で敵を貫く。頭を丸め数珠を持ち歩くなど、僧侶のような風貌をしている。後述のオスメスと合体しロボットのような姿になる。丑三の戯により倒される。 オスメス 「三国ドロケイ」から登場する外国人の少年で「太陽の国」に所属する。役職は不明。「六糞野郎」のメンバー。顔の♂と♀のペイントが特徴で2m以上はある大男。明石に対し「これは戦争ですよ」と語ったのち捕獲する。その後CBと共に丑三の戯によって倒されるもかろうじて生存。選別終盤でファトマを捕獲し、処刑する。 最終選抜「神罰ババ抜き」ではリリィを神にするため、リリィ以外の他参加者を全滅させるために奔走するが、リリィに激怒され共に心を入れ替えることを提案されるもこれを聞き入れず、自らが描いていたリリィとは性格が変わってしまったとリリィをも見限り、自らが神になることを決意。JOKERのカードや、「引いたら死」カードの位置がわかる「7見えるカード」などをもち躍動するも、アルフ・EにJokerを引かれた後自分のやり方に憤慨した明石と、明石を溺愛する丑三の策に嵌り時限爆弾の神罰カードを引き死亡する。 プゥ 「三国ドロケイ」から登場する外国人の少女で「太陽の国」に所属する。役職は不明。「六糞野郎」のメンバー。瞬の登場時の強い衝撃波によって死亡。 アルフ・E 「三国ドロケイ」から登場する外国人の少年で「太陽の国」に所属する。役職は不明だが、明石を監視するための門番3人衆の1人。「三国ドロケイ」の決着後は他の2人を失うも合格者として「神罰ババ抜き」に挑む。 メルトの死後、オスメスからJOKERのカードを引いたことで、オスメスの撃破に貢献した。その後「神になったら人類平等な平和な世界を作る」ことを宣言。しかし「神になって全てのものを破壊する」ことを目標とする天谷の、大理石をも破壊するデコピンにより失神。持っていた「ハイテンションでなければ死亡」カードの神罰により死亡した。 THE ALFEEの高見沢俊彦を髣髴とさせる風貌をしている。 星の国 ファトマ・カルカヴァン 「三国ドロケイ」から登場し「星の国」の王に任命された外国人の少女。 マナから与えられた二つ名は「スピリチュアル天然娘」。美術室らしき部屋で巨大なキャンパスに「予知絵」を描く。400年以上続く占術士の家系であるカルカヴァン家に生まれ、僅か6歳にして予知絵の才能が完成していたがその代償に精神が成長しなかった。本来であればカルカヴァンの予知絵は幸せを呼ぶ絵画であり絵の内容に従えば幸せになれるものであるが、ファトマのものは不幸を呼ぶ予知絵であり従えば死ぬと言う全く正反対の性質を持つため、一層価値があるとされている。 ゲーム終盤でメルトの前で「自分とメルトが手をつなぐ」絵を描く。直後に乱入してきたオスメスから逃げようとメルトの手をつかんでしまう。オスメスに腹を貫かれたあと牢屋へ捕らえられ処刑される。 月の国 ハンナ・フェリックス 「三国ドロケイ」から登場する外国人の少女で「月の国」に所属する。役職は鍵使い。サーカス団「ミルク・ドゥ・サーカス」にて主役(ヒロイン)を務めている。明石を担いだまま軽々と空中を舞い、10mほど上に投げ飛ばすなど、見た目に似合わぬ怪力の持ち主。 「神罰ババ抜き」では「喋ったら死亡」カードを持っているため選別中盤まで一言もしゃべっていなかったが、喋ったら死亡カードを持っているにもかかわらず、かみまろから「引いたら夢を語れ」カードを引いてしまう。残っていた明石、丑三、瞬、リリィ、いちかに対して「自分の生きたいように生きればいいのよ」と言い残し、喋ったら死カードの神罰によって死亡する。 ジェイク 「三国ドロケイ」から登場する外国人の少年で「月の国」に所属する。役職は狙撃手。ハンナの友人であり彼女と同じサーカス団にて曲芸ピエロを務めている。常に小枝らしきものを口に咥えている。太陽の国の襲撃からハンナを守るため、彼女らを逃がして1人で立ち向かうが、オスメスによって殺される。 イパネマ 「三国ドロケイ」から登場する外国人の少女。「月の国」に所属。インド人のような出で立ちをしている。役職は詐欺師。軍略を担当していた。 神罰ババ抜きにおいて、唐突にしゃくれていることを明石らに指摘される(後にこれは「しゃくれていないと死亡」カードを所持していたためと判明)。オスメスの「尋問」を受けたのち、「引かれたら死」カードを引かれてしまったため死亡する。 メルト・カルカヴァン 「三国ドロケイ」から登場する外国人の少年で「月の国」に所属する。役職は狙撃手。運動能力は高く、実験で味方を狙撃するなど非情な一面を持っている。太陽の国に囚われた明石を救うため本拠地に単身乗り込むが、ミケに敗れ捕獲される。牢屋では明石に対して自らを星の国の王ファトマの兄であると明かす。優秀なファトマとは別に除け者扱いをされる自分に対して強いコンプレックスを持っていた。 三国ドロケイ終盤に、ファトマという呪縛から逃れるために彼女を殺そうとする。彼女の無邪気な笑顔を見て結局殺せずに思いとどまるが、直後に乱入してきたオスメスによって妹ファトマは処刑されてしまう。 最終選別・神罰ババ抜きでは、ファトマの仇であるオスメスから「引かれたら死」カードを引くことで彼を倒そうとするも、オスメスがJOKERを持っていたために失敗。その後、リバースカードの効果で引く順番が逆回りになった際に、オスメスに自身が引いた「引かれたら死」カードを引かれてしまったため死亡する。しかし死亡によって出た彼の血が明石の策に用いられて、間接的ではあるがオスメス撃破に貢献することとなった。
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