“剣道小町”と“女子五剣聖”
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「BAMBOO BLADEの登場人物」の記事における「“剣道小町”と“女子五剣聖”」の解説
“剣道小町”とは(本作の時間軸上の)2年前、おかめテレビの企画で、全国の中高生の女子剣道部員の中から選出された9人。斎村香久耶と名前の出ていない残り3名はBBBに登場予定としている。“女子五剣聖”とは“剣道小町”に対抗してオシシTVが企画した5人。華やかさを兼ね備えた“剣道小町”とは違い、純粋に強い女子剣士から選抜されている。 榊 心(さかき うら) “剣道小町”九州地方代表。桃竜学院高等部2年。通称「ウラ」。髪型は腰まで届くストレートのロング。試合時には紙縒り状の物で髪を縛る。BB単行本第7巻表紙及び第10巻カラー扉。 中学時代には、剣道の全国大会において個人戦・団体戦両方で優勝し日本一となり、高等部進学後にもインターハイや玉竜旗大会に出場するほどの実力を持つ。しかし、BB本編より1年前の玉竜旗大会で初日より15人抜きの快挙を果たすも、三日目の4回戦で呆気なく2本連取され敗退。大会後に剣道部を退部する。 剣道を辞めた理由は、本人曰く「男」。この「男」とはイケメン俳優・滝川純也のことであり、彼が主役を演じた特撮番組『ブラックデュラン』の作中で言った台詞を、自分に「剣を捨ててくれ」というメッセージと解釈し、その気持ちに答えるためというもの。父親に剣道用具一式を燃やすよう求めるなどその決意は強固なものだったが、滝川と松本春香の2ショットをスクープした新聞記事に激怒し、松本を制裁すべく上京、室江高校に向かう。しかしそこで、かつて自ら実力者と認めたエリナと再会し対戦を挑まれ、延長戦にまで持ち込まれる激闘の中で本来の自分を取り戻す。 その剣道は、相手の動きや状況に合わせて柔軟に変化するもので、「スタイルが存在しない」(寺本)故に「難剣」(コジロー)とされる。 寡黙で無表情な外見に反してパラノイアなところが有り、エリナとの対戦まで、滝川とは運命の糸でつながっていると思い込み、滝川のいかなる行動も自分に向けてのメッセージと信じて疑わなかった。自室には滝川のポスターやブロマイドがビッシリと貼られており、対エリナ戦では試合が進むに連れてこれらが剥がれ落ちる演出が成された。 タマキら室江高校勢とは修学旅行で上京した際にすれ違っており、この時、落ちた看板の下敷きになりかけたダンを木刀の一閃で救っている。 なお、原作者・土塚理弘の別作品『清村くんと杉小路くんろ』第14ねこに名前のみながら登場。『ブラックデュラン』の続編を希望する投書を送っている。 アニメ版での異同他 アニメ版は第18話(BB原作第55 - 57話に相当)の後オリジナルストーリーとなっており、ウラがBB原作に登場するのは第58話からのため、直接ストーリーには絡んでいない。ただし最終話にて、鳳凰旗大会にやって来たタマキと出会う様子や、リンと会話する光景が描かれている。 石塚 塔子(いしづか とうこ) “剣道小町”東北地方代表。岩手県の六文女子高校3年。剣道部部長。通称「トーコ」。髪型はショートボブに近い。BB単行本第12巻カラー扉。 ケンカはめっぽう強く、素手でもプロレス技を繰り出して成人男性を叩きのめすほど。学内でもその逞しさは有名で、教師からも恐れられている。性格自体は明るくさばさばしている。『熱血バニッシュ学園』の要請には、ウラと対戦できるならと即諾。収録当日、異様な雰囲気を漂わせながら室江高校に現れたウラと真っ先に対峙するが、後に続いたミルカ共々撃破されてしまう(この騒動のため、ミルカ、末野共々武道館でのタマキ対エリナ戦は見ていない)。その後、場所を移して行われたエリナ対ウラ戦に立ち会うことになる。 その性格に反して、打ち込むよりも構えからの返し技を得手としており、ウラに敗戦してからそのスタイルをメインに矯正した。それ以前の互角稽古でもタマと互角以上の実力を発揮している凄腕である。 中村 みるか(なかむら みるか) “剣道小町”北海道代表。北狐大学1年。通称「ミルカ」。髪型はウェーブのかかったロング。高校2年時はストレート。BB単行本第12巻カラー扉。 高校2年の時、あこがれの先輩男子を剣道の試合に招待するも、つい気合いを入れすぎて「オルリァキェーン!ドキャラッコエーム!」といった裂帛の叫びにドン引きされてしまう。そのトラウマから高校を卒業したら剣道を辞めることを誓い、大学進学後は一切竹刀を握っていなかった。大学の友人にも敬語で話すなど非常に礼儀正しい性格。 かつてウラと対戦している。『熱血バニッシュ学園』から剣道小町再集結の要請があった際に「ウラも出るのか」と訪ね返すほど再戦に積極的だったが、当初は人生初の合コンをとった。しかし、合コン相手のメークイン大学工学部のあまりのレベルにショックを受け、『バニ学』出演を決意する。 山田 梅子(やまだ うめこ) 「『熱血バニッシュ学園』関係者」の「沢宮エリナ」の項を参照のこと。 鈴木 凛(すずき りん) “剣道小町”関東地方代表。元秀玉中学校の剣道部員。現在は高校2年生。関東で最強と言われる。中学時代、小沢剣友会での試合で岩堀に勝利したが、その後ウラに敗れた経験を持つ。『熱血バニッシュ学園』の出演要請に対してはウラには敵わないとして辞退の返答を送った。原作では名前のみの登場だが、アニメ版と同一人物であることが、ファンブックの原作者対談によって明らかになっている。 斎村 香久耶(さいむら かぐや) “剣道小町”九州地方もう一人の代表。現在は中学3年生。BBBの健太のいとこに当たる。高校受験を控えているため、『熱血バニッシュ学園』への出演は見送られた。”第二のウラ”と称されることもある。BBでは名前のみ登場。 詳細は「BAMBOO BLADE B」の「笹森家とその血縁者」の項を参照のこと。 末野 将子(すえの しょうこ) “女子五剣聖”の一人。 九州・国条高校の剣道部員。短髪で、女子としては筋肉質な体格と、無表情ながらも周囲を威圧する雰囲気を持つ。BB単行本第12巻カラー扉。 中学時代は当時のウラ、山田に次ぐ実力者で、高校に進んでからも前年のIHでは個人・団体ともに優勝を果たしているなどトップクラスの実力を維持している。 強力な握力の持ち主で、半ば挑発を込めて握手を求めたトーコの手を強く握り返し悲鳴を上げさせたほど。 かつてウラと対戦して敗れており、リベンジの機会を狙って『熱血バニッシュ学園』のオファーを受けた。室江高校でウラの起こした騒動に失望して一旦は収録から去ろうとするが思い止まり、トーコ、ミルカ共々エリナ対ウラ戦に立ち会う。その後、発熱をして不調にも関わらず圧倒的な実力で玉竜旗団体戦優勝をもぎ取り、ストイックに修身しさらなる実力をつけていることが描写されている。
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