特捜戦隊デカレンジャー
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『特捜戦隊デカレンジャー』(とくそうせんたいデカレンジャー)は、2004年2月15日から2005年2月6日まで、テレビ朝日系列で毎週日曜7:30 - 8:00(JST)に全50話が放送された、東映制作の特撮テレビドラマ、および作中で主人公たちが変身するヒーローの名称。
注釈
- ^ 脚本の荒川稔久は、悪側の目的が地球侵略だけでは視聴者が納得してくれないと述べている[5]。また、警察が一組織とだけ常に敵対しているのもおかしいとしている[6]。
- ^ 監督の竹本昇は、両者のスーツアクターが別であったから実現したと述べている[13]。
- ^ オープニングでは「上官の声」とクレジットされていた。
- ^ a b ノンクレジット
- ^ a b c d オープニングテロップでは役名未表記。
- ^ ドギーの目と口の操作も担当[59][57]。
- ^ ディアマンテ星人ドン・モヤイダ[61]、リドミハ星人カーサス[62]、ゲルマー星人バイズ・ゴア[63]、バリゲ星人ミリバル[64]、パウチ星人ボラペーノ[13]、マイク星人クロード[51]、アラドン星人ギャンジャバ[65]、アサシン星人ジンギ[29]、ジャーゴ星人スキーラ[53]ほか。
- ^ 塚田は荒川を起用した理由について前2作からの付き合いで作風が好みであり、自身が独り立ちした際には参加を願っていたとしている[8]。
- ^ 渡辺は自身が起用された理由について、自身が刑事ドラマを愛好していることを東映に知られていたためであったと述べている[73]。
- ^ 辻野は『星獣戦隊ギンガマン』以来、5年ぶりの参加であった[33]。Episode.33の後も参加を打診されていたが、スケジュールの都合から実現しなかった[33]。
- ^ 石垣は、渡辺勝也の推薦であったと証言している[74]。
- ^ a b 劇場版撮影の都合で石垣に代わり担当した[33][64]。
- ^ 劇場版のみの参加。
- ^ ナレーションの5人の部分が6人に変更された他、演出が異なっている。
- ^ Episode.17.39はジャスミンとウメコのダブル主役。
- ^ 名前は『特捜戦隊デカレンジャー超全集 上巻』より[77]。
- ^ 資料によっては、名称をアンドロイド少女と記述している[78]。
- ^ 6月20日は「第104回全米オープンゴルフ選手権大会」3日目中継のため休止。
- ^ ウメコと二役。
- ^ 前日に発生した新潟県中越地震のため、L字画面で地震の最新情報を出しながらの放送となった。ただし、ANN共通のものではなく、一部地域では局独自のL字画面を挿入したネット局もあった。
- ^ 1月2日は「初夢ガオレンジャースペシャル!」(同作品の第1話と劇場版による特番)放送のため休止。
出典
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出典(リンク)
特捜戦隊デカレンジャー
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「S.H.Figuarts」の記事における「特捜戦隊デカレンジャー」の解説
デカレッド(2012年6月)- 「大それた力」デカワッパー付属。
※この「特捜戦隊デカレンジャー」の解説は、「S.H.Figuarts」の解説の一部です。
「特捜戦隊デカレンジャー」を含む「S.H.Figuarts」の記事については、「S.H.Figuarts」の概要を参照ください。
特捜戦隊デカレンジャー
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「特捜戦隊デカレンジャーの登場人物」の記事における「特捜戦隊デカレンジャー」の解説
デカレンジャーチームのメンバーの苗字は推理小説作家、下の名前はお茶の名前に由来する。 メンバーは変身の前後ともにニックネーム、もしくは本名で呼び合う。キャッチコピーは個人のものではなく、宇宙警察のものを分担する形で名乗り上げる。 キャラクター設定は、5人が最初からいる状態は久しぶりだったため、レッドは熱い、ブルーはクール、ピンクは可愛くて元気というパターンに落とし込んだが、残りの2人は脚本の荒川の趣味が反映されており、常にバランスを取ろうとするが、不意に意外なことをやったり言ったりして、みんなを和ませたり驚かせたりするなど、普段は地味だがやるときにはやる名古屋人的な性格となった。 赤座 伴番(あかざ ばんばん) 演 - 載寧龍二 本作品の主人公。愛称はバン。双子座のB型。 地球署の新任刑事で、逆立った髪型が特徴。二丁拳銃を使う宇宙警察の拳法と射撃を融合させた宇宙警察銃拳法ジュウクンドーを得意とし、装備も他の4人とは異なり接近戦用の武器を持たない。 熱すぎるほどの正義感に立脚したポジティブな正義感と行動力、直感の持ち主で、破天荒な行動のため宇宙警察学校のS.P.D養成所時代は問題生徒だったが、地球署では水を得た魚のように活躍する。また、四字熟語を口癖とするものの、中には熟語とは言い難い怪しい造語も多い。ドライビングテクニックにも長け、100メートルを11秒ジャストで走ることができる俊足の持ち主でもある。新撰組隊士であった赤座 伴之進(あかざ ばんのしん)を祖先に持つ。 かつて第28銀河系の惑星チャンベーナでのスペシャルポリス見習い時代に担当したディアマンテ星人ドン・モヤイダによる事件にて、逃走中のドン・モヤイダに轢かれ死亡した少年の夢であった「宇宙一のスペシャルポリスになる」という願いを自身が代わりに叶えることを目標としており、スワットモード習得課程の訓練においてはその目標を意識するあまり自分のことしか考えられず周囲に目を向けられなくなったが、訓練の中で宇宙一のスペシャルポリスになるには個人の力だけではなく仲間と力を合わせることが必要だと悟り、「宇宙一のスペシャルポリスとは、宇宙一のチームの一員になること」という結論に達した。やがてチームを精神的に牽引する存在へと成長し、地球署の中心的存在になるほど信頼を勝ち取ってゆく。 ホージーとは意見を対立させてぶつかり合うことも多いが、彼を「相棒」と呼び何かと親愛の情を見せる。当初、テツに対しても、感情をあらわにして反発したが、打ち解けてからは「後輩」と呼ぶことがある。後に共闘した伯亜 凌駕 / アバレッドや小津 魁 / マジレッドとも意見を巡って対立したが、お互いを認め合うようになった。しかし、作中では主に女性へのナンパなどで彼らやセンちゃんと張り合ったり、八つ当たりを行うことも多い。 Episode.47にてその働きぶりをギョク・ロウに見込まれ、彼が組織したファイヤースクワッドにスカウトされる。そして正式に同組織への異動が決まるも、「地球署には自分のような『火の玉』がいないと駄目だ」との考えから異動に乗り気ではなかったが、自身をも超えるテツの火の玉的行動によって吹っ切れ、アブレラをデリートした後、ファイヤースクワッドに転任。劇場版に登場したレスリー星人マリー・ゴールドに一目惚れしており、それがきっかけで将来はレスリー星の署長を目指しているらしい。勝利の決め台詞は「メガロポリスは日本晴れ!」。バンの髪型は、演じる載寧龍二のオーディションでの髪型が原型となっており、載寧は台本の描写から週刊少年ジャンプの漫画に登場するようなキャラクターをイメージしていた。 デカレッド 声 - 載寧龍二、スーツアクター - 福沢博文 バンが変身する戦士。スーツおよびデカマシンに記されたナンバーは1。名乗り口上は「ひとつ!非道な悪事を憎み!」。 射撃力に優れており、2丁のディーマグナムを使い、ジュウクンドーで戦う。また、スピードが秀でており、格闘戦も得意とする。 スワットモードでは、ディーリボルバーでもジュウクンドーを用いる。チーム戦術の理解により連携攻撃や援護が向上している。 その後の作品への登場 『魔法戦隊マジレンジャーVSデカレンジャー』 ファイヤースクワッドの一員として宇宙で戦っていたが、エージェントXを追って地球に帰還。エージェントXに殺害された宇宙人の家族の写真をペンダントに入れて身に着けており、小津 魁にそれを見られた際には「もうこれ以上悲しい家族は1人も生みたくない」と語る。魁とは当初は反目し合っていたが、打ち解けてからは彼を「相棒」と呼び、ホージーを「元相棒」と呼んだ。髪形を変えており、長髪で登場。 『特捜戦隊デカレンジャー 10 YEARS AFTER』 現在もファイヤースクワッドとして活動しているが、ドギー・クルーガーが宇宙マフィアに捜査情報を漏洩した一件により新体制となった地球署に突如訪れる。以前とは打って変わって冷淡な態度を取り、ウメコに猛反発された。しかし、これはいち早く敵の正体を見抜いた上での演技であり、ジャスミンやテツ、スワンらに協力を仰ぐ一方、自身もスワン作の改良型ミラージュディメンションによってキャリーに変装し、ホージーの協力を得て無事に本物のキャリーを宇宙検察庁へ送り届けることに成功した。演じるさいねいは、10年の成長を表現するため、身体や精神の向上だけでなく、人の使い方がうまくなっているという点を盛り込んでいる。 『宇宙戦隊キュウレンジャー』 Space.18に登場。ファイヤースクワッドの隊長になっている。宇宙に突如出現したワームホールから飛び出したキュウレンジャーたちとマーダッコが地球に落下したのを目撃して地球署に通報し、ワームホールの調査を行った。その後ラッキーたちを元の宇宙に返すために地上に降り、ラッキーやナーガ・レイ、十文字撃と共にマーダッコを倒した。 戸増 宝児(とます ほうじ) 演 - 林剛史 愛称はホージー。 地球署のデカレンジャーのリーダー的存在で、ドギー不在時には地球署の署長代行も務める。「パーフェクト」などの和製英語で感想を表現しがちで、唯一の肉親である妹の戸増 美和(とます みわ)も同様である。 頭脳明晰であり、クールでいることにこだわりを持ち、宇宙警察学校のS.P.D養成所を首席で卒業した経歴を持つ超エリートですぐに理屈をこねるが、意外と情に厚く熱いハートを胸に隠している。天才的ハッカーでもある。Episode.03におけるリコモ星人ケバキーアの事件まで一度も仕事で失敗を犯した経験はなく、実力に裏打ちされたプライドと刑事としての自尊心と使命感、任務に対するプロ意識は誰よりも高いが、激務をこなしつつも特キョウ昇進試験のための勉強や、得意とする射撃の訓練を怠らない優秀な「努力の天才」。また、デカウイングキャノンのシューティングオペレーションもメンバーでは1番熟練しており、コンピュータ関係に強いため科学捜査も得意としている。右腕には警察学校時代の同期生で、親友でもあったビリーザ星人ヴィーノと揃いのブレスレットを身に着けている。それなりに女好きでもあり、女性へのナンパなどでバンたちと張り合うことがあるが、スロープ星人ファラウェイのようなギャル系は苦手な様子。利き手は左。 自分とは正反対の、劣等生かつあらゆる意味で破天荒なバンとは当初は反りが悪く、バンからの「相棒」という呼びかけに対したびたび「相棒って言うな」と切り返していたが、次第にバンとの間に固い友情を結び、Episode.43では巨大隕石を爆破して地球に帰還する際に巨大隕石へと特攻したバンへの想いを独白した上で彼を「俺にとって最高の相棒だった」と涙ながらに語り、Episode.Finalでは自らバンのことを「相棒」と呼ぶ。 地球署に着任した当初はジャスミンとコンビを組んで捜査を行っていたが、ダイナモ星人テリーXの事件で自分たちのフォローに回ったギョク・ロウが負傷したことについて強い負い目を感じており、死亡したと思われていたテリーXが再び事件を起こした際にはジャスミン共々に普段の冷静さを失うほどに取り乱す姿を見せる。苗字はアメリカの推理作家であるトマス・ハリスに由来し、Episode.01、02の準備稿では張須宝児という名前であった。 演じた林は前作『爆竜戦隊アバレンジャー』のアバレキラー役の最終オーディションに落選しており、本人曰く「戦隊を演じたかった」という夢を1年越しで叶えた形となった。 メインライターの荒川稔久は、当初ホージーを0か1しか知らないデジタル思考の持ち主の天才で、バンと触れ合うことで変化する姿を描こうとしていたが、長くなりすぎたことで挫折を知らない完璧な人間が初めて挫折し、作品の進行に合わせて努力する秀才という形に改めていった。荒川は、ホージーのエリート感はコンプレックスに基づいており、努力せずに物事をこなす天才的なバンへの嫌悪感に繋がっていたが、これを認められるようになることをホージーの成長として描いたことを語っている。「女ったらし」のような部分も、バンとともにそろって女ったらしとなると、刑事が職務よりも女性が大事なものと子供に思われてしまうため、抑え目となった。 デカブルー 声 - 林剛史、スーツアクター - 今井靖彦 ホージーが変身する戦士。スーツおよびデカマシンに記されたナンバーは2。名乗り口上は「ふたつ!不思議な事件を追って!」。 戦力バランスに優れており、弱点が少ない。超A級のスナイパーで正確無比な射撃と合理的で無駄のない格闘戦を得意とするなど高度な逮捕術を身に付けている。 スワットモードでは、ディーリボルバーと感知システムの活用により、狙撃能力が向上している。 その後の作品への登場 『魔法戦隊マジレンジャーVSデカレンジャー』 魁と衝突して張り合うバンについて「世話が焼ける相棒さんですね」と言う小津 翼 / マジイエローに、「同時に憧れてもいたけどな」と語った。髪型はテレビシリーズから特に変化はない。 『特捜戦隊デカレンジャー 10 YEARS AFTER』 2年前にドギー・クルーガーが宇宙マフィアに捜査情報を漏洩した疑惑が原因で自暴自棄に陥っており、デカベース内では「いつもコンピュータールームで署内の端末でゲームをしている」と噂になっている。しかし実際は単独でドギーの一件について調査しており、バンにはそれを見抜かれていた。 江成 仙一(えなり せんいち) 演 - 伊藤陽佑(少年時代:田島健吾) 愛称はセンちゃん。 並外れた勘と推理力にかけては地球署随一の存在。茫洋とした風貌とは裏腹にいたずら好きで、かなりの変人である超アナログ人間。プロファイリングと原因や状況の推理能力に長けている。解決に繋がるヒントを考察しようとする際、「シンキングポーズ」と称して逆立ちする癖がある。地球署に着任した当初は、当時のデカレッド候補でもあったギョク・ロウとコンビを組んでいた。 派手な立ち回りは好まず、「地球署一の穏健派で通っている」と自称する通り、おっとりとした口調の柔らかな振る舞いで落ち着いた性格の持ち主。ただし、道理の外れた事象や弱者を虐げる者に対しては激しい怒りをあらわにし、時にはバンをして「俺より大胆」と言わしめる行動をとることもあり、Episode.45ではウメコにも「怒らせると一番怖い」と言われた。口説かなくても優しさで女性に想いを寄せられるが、自身もバンたちと共に女性に迫ったり女性へのナンパで彼らと張り合うこともある。少年時代に井戸に落ちた体験から閉所恐怖症になったが、その際に警官に助けられたことが今の職を志すきっかけともなっている。実家は貧乏だったとのこと。苗字はアメリカの推理作家であるエラリー・クイーンに由来し、Episode.01、02の準備稿では江良里仙一という名前であった。 荒川は、ただ優しいというだけでは戦いから離れてしまうため、物静かなりのアグレッシブさとして思考を重視するキャラクターとした。シンキングポーズは、漫画家の手塚治虫がネタに詰まると逆立ちをしていたというエピソードにちなんでいる。サブライターの武上純希は、センが推理を得意になったルーツを描けなかったことを心残りだと述べている。 Episode.34では、セレブアリエナイザーとの対比から、実家が貧しいという設定が加えられた。 「逆立ちをする」という設定は、世界の見方を変えたり、人とは違う視点で物事を見ていることの象徴としている。逆立ちの際の「よっこらせ」は伊藤のアドリブで、アフレコ時にふと言ったものがそのまま定着したものとなった。 Episode.06の「でかみどり」という台詞は伊藤のアドリブで、後にEpisode.13での「でかしゅにん」という台詞はそのフィードバックとなっている。 デカグリーン 声 - 伊藤陽佑、スーツアクター - 三村幸司 センが変身する戦士。スーツおよびデカマシンに記されたナンバーは3。名乗り口上は「みっつ!未来の科学で捜査!」。 メンバーで最も身軽であり、相手の攻撃を交わすだけでなく攻撃にも応用する。推理力を駆使して相手の動きを見切ることもでき、敵を倒す戦法を立案する。 スワットモードでは、スワットベストによる防御力の向上により荒々しい突撃を行う。通信システムによる後方支援も得意とする。 その後の作品への登場 『魔法戦隊マジレンジャーVSデカレンジャー』 ウメコとデートの約束をしていたが、タキシード選びに迷って遅刻。7人兄弟の長男であることが明かされ、同じ大家族の長男である小津 蒔人 / マジグリーンと意気投合し、最終決戦時には「大家族パワーなら負けません」と言って彼と張り合った。髪形を変えており、テレビシリーズの頃よりも若干髪を伸ばしている。 『特捜戦隊デカレンジャー 10 YEARS AFTER』 真相を見抜き行動していたバンからは、敵を欺くためウメコ同様何も知らされないまま任務に赴いたが、持ち前の推理力とお馴染みのシンキングポーズでバンの意図に気付いた。 『スペース・スクワッド』 『ギャバンVSデカレンジャー』冒頭でウメコとの結婚式が描かれる。 礼紋 茉莉花(れいもん まりか) 演 - 木下あゆ美(少女時代:浅黄理紗) 愛称はジャスミン。 サイコメトリー能力を持つエスパー捜査官。他者やその所持していた物質との接触によって相手の心や物質の残留思念を読み取ることができるが、能力を使うほど体力を消耗する。日常では能力を発現させないよう手袋をはめている。この能力のために両親に捨てられたり、孤立させられたり、学生時代の友人が自身を疎ましく思っているという本音を知ることになるなど不幸な境遇を負ったことで、能力を忌み嫌い自暴自棄になっていたが、アリエナイザーによる犯行現場を目撃したことで自身も殺されそうになったところをドギーに救われ、諭されたのをきっかけに警察官として超能力を活かす道を選んだ。地球署に着任した当初はホージーとコンビを組んでいる。 スタイル抜群でクールな姿勢を捜査時に貫き、合理的な解決法を探るが、70年代文化の鑑賞や古典落語を聞くことが趣味で、昭和の流行語を好んで口にするなどややアナクロニックな言動や、アリエナイザーや怪重機などにニックネームをつけるという変わった一面も持ち合わせる。作中では、チョウ刑事や元義賊のワンデ星人ニワンデなど熟年男性に受けが良く、2人を見捨てない優しさを見せている。荒川は、ピンクとの対比としたスポーツ万能やお姉さんキャラなど従来の女性イエロー像にしたくないという考えから、本作品の世界観に合わせてSF要素を重視し、ジャスミンをエスパーという設定とした。だが、エスパーという設定にすると万能のため、彼女一人だけもいいということにもなりかねるため、超能力者の捜査で現実と透視が微妙にずれているのをテレビで見た荒川が、超能力者でも限界があることで人間味が増すため、それを視覚的に分かりやすく見せるため、常に手袋をしているものと設定した、 70年代テイストは荒川の趣味で、ジャスミンの気遣いで場を和ませるため、おかしな言葉遣いを使ったり、アリエナイザーにすかさずニックネームを付けるものとなった。Episode.01の「ドーンとやってみよう」などの台詞は状況にも合い、懐かしさもあり子供にも喜ばれそうな言葉となっているが、それを探すのには場合によっては3時間くらい悩んでいるという。武上は、ジャスミンが昔の流行語を使う理由を荒川に訪ねたところ、「ホームドラマなど家族を題材にした昭和の文化に興味を持っている」という回答を受けた。武上はこれをもとにEpisode.21で非番で休日を過ごすジャスミンが寄席に行った後に、落語のCDを取ろうとしたときにサキュバスと出会い、彼女に触れたことでアリエナイザーと分かるシーンを書いたが、常に手袋をしていたことと長くなったためカットとなった。その後Episode.35の執筆に際し、ボスを含めた年上の男性に対する思いが昔の文化への興味に転じたと解釈している。 塚田は、木下にエスパーの参考資料として『エスパー魔美』と『デッドゾーン』の2つを挙げたといい、全く異なる話だが、どちらも目指す地点だったという。 木下は当初、『新世紀エヴァンゲリオン』の綾波レイをイメージしていた。 デカイエロー 声 - 木下あゆ美、スーツアクター - 橋本恵子、中川素州 ジャスミンが変身する戦士。スーツおよびデカマシンに記されたナンバーは4。名乗り口上は「よっつ!よからぬ宇宙の悪を!」。 冷静な状況判断力で相手の先手を取り、最良の戦術を判断する。パワーでは男性メンバーには及ばないが、ピンクとの連携攻撃で力を発揮する。 スワットモードでは、通信システムの活用によりピンクとの連携精度が向上している。 その後の作品への登場 『魔法戦隊マジレンジャーVSデカレンジャー』 幼少期に自分を捨てた両親が今の自分の活躍を知り、「会いたい」と手紙を出したものの、「自分から捨てたくせに」と会う気になれなかったが、小津 麗 / マジブルーの「それでも家族なら会った方がいい」という言葉を受け、両親と会うことを決意する。髪型を変えており、ショートカットで登場。 『特捜戦隊デカレンジャー 10 YEARS AFTER』 Episode.07、08に登場した日渡 氷狩(ひわたり ひかる)が成長し、同じエスパー同士惹かれあい、宇宙警察学校を卒業後、地球署勤務となって再会したことから交際を始め、後に彼と結婚。日渡 茉莉花(ひわたり まりか)と改姓し、作中では一児の母として育児休暇中である。氷狩には「マリリン」と呼ばれている。バンに失望し助けを求めに来たウメコを一蹴するが、実際にはその直前に自らのサイコメトリー能力で息子に触れたバンの考えを読み取っており、その後は地球署のテツの前に姿を現してスワンと共に命を狙われた入院中のドギーを護る。息子には氷狩譲りのテレポート能力が備わっており、授乳によって自身もその能力を受け継いでいる他、彼女が触れている人物も一緒にテレポートできるため、地球署や宇宙検察庁など様々な場所をスワンやホージーたちとともに短時間で移動した。 『スペース・スクワッド』 『ガールズ・イン・ザ・トラブル』でウメコと共にヘルバイラに監禁される。 『ヒーローママ☆リーグ』 子供の保育園がいっしょだったことが縁で野乃七海(旧姓)/ハリケンブルー、小津芳香(旧姓)/マジピンクとママ友になる。 胡堂 小梅(こどう こうめ) 演 - 菊地美香 愛称はウメコ。 変装とやや危なっかしいものの交渉術を得意とする自称チームリーダー。明るく元気かつ純粋な性格の生来の楽天家で子供や動物に好かれる。突破口を持ち前の行動力で見出す。変装の名人でもある。一方、ネゴシエイターとして交渉術に優れ、おとり捜査を買って出る度胸も持ち、純真に犯人と向き合い、事件解決に導く。趣味は入浴で、テツに一番風呂を横取りされて怒ったこともあった。Episode.05ではSPライセンスをアパレルショップに忘れてドギーから怒られた。風呂に持ち込んでいる3つのアヒル人形にはそれぞれ「ウメヨ」「ウメノスケ」「ウメゴロウ」という名前を付けている。髪型は茶髪のポニーテール。射撃の腕は5人の中で最も低く、訓練でのスコアは唯一2桁。Episode.01やEpisode.12では、『手のひらを太陽に』を歌っている。 地球署着任はホージー、センちゃん、ジャスミンよりも遅く4番目。ホージーとセンちゃんに対しては「ホージーさん」「センさん」と「さん」付けで呼ぶが、親友であるジャスミンに対しては「さん」付けしない。 Episode.46ではヒロノブという男性と交際し、彼との結婚による寿退職も視野に入れていたが、彼に化けていたスケコ星人マシューに命を狙われそうになったところをセンちゃんに救われ、その後は彼に対し恋心に近い感情を抱いている。「お風呂好き」という設定は、プロデューサーの塚田英明の趣味とされているが、脚本の荒川稔久は「女の子らしい雰囲気という狙いからドジで元気な子供っぽいキャラという設定から来ている」と語っている。入浴中に歌う歌はハナ肇とクレージーキャッツの『だまって俺について来い』や水前寺清子の『三百六十五歩のマーチ』などが候補に挙がったが、ジャスミンとキャラが重複するため、却下となった。 デカピンク 声 - 菊地美香、スーツアクター - 小島美穂 ウメコが変身する戦士。スーツおよびデカマシンに記されたナンバーは5。名乗り口上は「いつつ!一気にスピード退治!」。 ディースティックやゼニボムなどを用いた接近戦を得意とし、先頭を切って戦いに挑む。 スワットモードでは、イエローとの連携精度が増したほか、習得のための特訓によりそれまで劣っていた体力も向上し、アリエナイザーを単独でデリートできるまでになった。 その後の作品への登場 『魔法戦隊マジレンジャーVSデカレンジャー』 センちゃんとの恋仲が進展した様子であり、彼とのデートの約束をするもレストランで待ち合わせをしている際に事件に巻き込まれ、小津家を含めた客に避難するよう指示する。小津 芳香 / マジピンクと家族について語り合った。髪型はテレビシリーズから特に変化はない。 『特捜戦隊デカレンジャー 10 YEARS AFTER』 ドギーの一件に関して冷淡な態度を取るバンを非難し、ジャスミンに協力を仰ぐも断られる。この一件で自信を失うもセンちゃんの励ましにより自信を取り戻し、懸命にキャリーを護ろうと努力する。キャリー移送中敵に襲われた際、ホージーとセンちゃんが戦線を離脱し、アサムとムギにもドロイドを押し付けられるもなんとかその場を脱し、さらにアサムとムギの正体を知る。アサムとムギに囚われたキャリー(実際はバンの変装)に対して、かつての戦いを振り返った。その後キャリーを殺そうとしたレイドリッヒたちの前に単身で飛び出し窮地に陥るも、変装を解いたバンによって救われる。その後、自身はセンちゃんと共に「何も知らない役」とされていたことを知り、バンの作戦を賞賛した。 『宇宙戦隊キュウレンジャー』 Space.18に登場。オリオン号が地球に不法侵入したという通報を受け、並行宇宙から来たために惑星間ビザを持っていないショウ、ハミィ、ガルを逮捕し事情聴取を行った。 『スペース・スクワッド』 『ギャバンVSデカレンジャー』でセンちゃんとの結婚式が描かれる。『ガールズ・イン・ザ・トラブル』ではジャスミンと共にヘルバイラに監禁される。 姶良 鉄幹(あいら てっかん) 演 - 吉田友一(少年時代:小室優太) 愛称はテツ。 本部長官直属特キョウ1班所属の地球人捜査官。デカレンジャーの6番目の戦士。Episode.22でヘルズ3兄弟を追って地球に派遣され、事件解決後そのまま地球署駐在となる。左腕に装備したブレスロットルでデカスーツを装着して、デカブレイクに変身する。 生意気だが明るく屈託のない性格で、犯罪者相手には基本的に不敵な姿勢を取る現実主義だが、根は素直で人懐っこく、普段の言動はある意味天然とも思えるほど純粋。当初はバンたちのやり方を批判し見下した態度を取っていたが、彼らの戦う姿に心打たれたことにより打ち解け、特にバンに対しては「先輩」と呼んで尊敬するようになった。また、スワットモードに憧れており、Episode.35エンディングのミニコーナーではウメコのディーリボルバーを取り上げ、嬉々として紹介している。「ナンセンス」と「なんかイイ」が口癖。Episode.26と45にて女装しており、その姿を見たアモーレ星人バーチョに恋される。 幼少時にスペキオン星人ジェニオの起こした事件の巻き添えで両親を失い、宇宙警察本部の保護下で英才教育を受けて育った過去を持つ。そのため地球署のデカレンジャーより年下だが、訓練生時代を含めると宇宙警察官としては15年近くものキャリアを持つ。 Episode.48にて、ファイヤースクワッドへの異動が決まったものの「俺みたいな火の玉が地球署には必要なんだ」と異動に乗り気でなかったバンに、自身が代わりに火の玉になることを宣言。バンがクラーン星人ジェリフィスに体を乗っ取られた際には、当初は彼の心臓を止めることに躊躇いを見せるも、バンの檄と頼みを受けて迷いを吹っ切り、ジェリフィスをバンから追い出すために超電撃拳ハイパーエレクトロフィストでバンの心臓を止めて仮死状態にし、ジェリフィスがバンから離れた後に電撃を伴った心臓マッサージでバンを蘇生させる。この行動はバンに「俺以上に火の玉野郎だ」と言わしめ、ファイヤースクワッドに異動する決意を固めさせた。バンの転出後は正式に地球署に転属し、さらに通常捜査官として階級章が銀色のバッジになる。 地球署の5人とは違い、自らの口上を持っているが、5人の口上に加わることもある。万能でエリートの追加戦士だと目立つため、力はあるが立場は一番下にある後輩となり、声のみの登場で期待感を盛り上げ、彼の指示を無視したデカレンジャー5人の犯したミスでボンゴブリンを巨大化させることで、特キョウの圧倒的な優位性を見せ付けている。荒川は、登場当初のテツについて、特殊な環境で育った純粋培養であるため悪気はないが知識を披露しており、社会性がなく、人間関係の作り方を知らなかっただけと述べている。監督の中澤はテツは宇宙に15年もいたため帰国子女と捉えており、あまり日本語も喋っていなかったと想定しており、Episode.23では「地球の言葉で言うと、ウ〜ン、足手まといってヤツですか」と言わせている。 Episode.26の脚本を担当した横手美智子は、チャレンジのつもりでテツの女装を書いたが、そのまま通ってしまったと述べている。同話の監督を務めた坂本太郎は、吉田の女装が想像以上に似合っており、素顔でも問題なかったと評している。Episode.45の監督を務めた鈴村展弘も同様に評価しており、前回のメイクが濃かった反省から同話ではナチュラルメイクとしている。 Episode.50のエピローグでは、バンを引き継いでテツが三代目デカレッドになるという案も存在した。 デカブレイク 声 - 吉田友一、スーツアクター - 大岩永徳 テツが変身する戦士。スーツに記されたナンバーはⅥ(6)。名乗り口上は、単独時は「無法な悪を迎えうち、恐怖の闇をぶち破る。夜明けの刑事」、地球署のメンバーと共に名乗る際は「むっつ!無敵がなんかイイ!」。 正拳アクセルブローを用いる。Episode.23で、ブレイクダンスをしながら壁から出てくるというのは、塚田の提案によるもの。 その後の作品への登場 『魔法戦隊マジレンジャーVSデカレンジャー』 通常捜査官と特キョウの任務を兼任しており、再び金色のバッジとなった。同作品ではヒカル / マジシャインとともに女装しており、小津兄弟のいとこの「小津テツ子」と名乗っている。髪型を変えており、金髪に染めた髪を逆立てた髪型で登場。 『轟轟戦隊ボウケンジャーVSスーパー戦隊』 当初は潜入捜査をしており、自身を訪ねてきた高丘 映士 / ボウケンシルバーに「広域指定宇宙マフィア極龍ファミリーの若頭・ぶっこみのテツ」と名乗って彼を追い出す。マフィアをデリートした後は野乃 七海 / ハリケンブルー、アスカ / アバレブラック、小津 翼 / マジイエローと合流し駆け付けるも、一度は足の引っ張り合いから仲間割れを起こし、責任を擦り付け合った。スーパー戦隊アドレスブックに記載されている住所は「東京都 宇宙警察地球署管理 宇宙警察地球署独身寮D-06」。テレビシリーズと同様の髪形で登場している。 『特捜戦隊デカレンジャー 10 YEARS AFTER』 昏睡状態に陥ったドギーに代わって地球署の署長代理を務めている。バンの作戦を知らされ、協力する。単独でライディングデカレンジャーロボを操縦し、クローン・アブレラを撃破。 その後はデカレンジャーに加勢し、連携の必殺技でレイドリッヒを倒した。 『スペース・スクワッド』 『ギャバンVSデカレンジャー』で、連続吸血鬼事件の容疑者であるニダスミー星人イベットを逮捕する。
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固有名詞の分類
吉元由美の楽曲 | 爆闘宣言ダイガンダー 天装戦隊ゴセイジャー/ガッチャ☆ゴセイジャー 爆竜戦隊アバレンジャー 特捜戦隊デカレンジャー マッピーのGスタ |
宮崎歩の楽曲 | 雨のMelody/to Heart Feel your breeze/one ハダシの未来/言葉より大切なもの 特捜戦隊デカレンジャー YUME日和 |
架空の警察官 | 機動刑事ジバン エリサ・マーザ 特捜戦隊デカレンジャー 警部補・佃次郎 恩田すみれ |
スーパー戦隊シリーズ | 地球戦隊ファイブマン 天装戦隊ゴセイジャー 特捜戦隊デカレンジャー 未来戦隊タイムレンジャー 超電子バイオマン |
テレビ朝日の特撮刑事ドラマ | 時空警察ヴェッカーD-02 特救指令ソルブレイン 機動刑事ジバン 特捜戦隊デカレンジャー 特捜エクシードラフト |
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