道理とは? わかりやすく解説

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道理

道理(どうり)とは、物事進行するべき正し順序理由、またはその通り進行することを指す言葉である。一般的には社会的な規範倫理論理的な筋道を示す際に用いられる。道理は、人間関係社会生活における行動指針となり、また、物事理解判断の基準ともなる。 道理には、個々事象状況対す適切な対応や行動、それらを導く原理原則含まれる例えば、公平な取引公正な判断論理的な思考議論などが挙げられるまた、道理は、人々共有する価値観認識社会的なルール規範形成する基盤ともなる。 なお、現代では「道理に反する」という表現用いられることもあり、これは一般的に受け入れられ規範原則反す行動状況を指す。

道理

読み方:どうり

「道理」とは、「正し筋道・筋が通っているさま・道徳的な正しさ納得できる因果関係など」のことを意味する表現である。わかりやすく言えばなるべくしてなる」ような事柄を指す言葉である。

物事の道理」は、原因帰結が「当然そのようになる」「そうなって然るべきである」といえる関係にあることである。「理(ことわり)」ともいう。一般的な法則道徳などを指して用いられる

無理が通れば道理が引っ込む」は、「筋の通らないことも無理やり押し通せば罷り通るもしくは「筋の通らないことが罷り通るようになれば、筋の通ったことは通用しなくなる」という意味の諺(ことわざ)である。

道理で」は、因果関係などの事情分かって納得した、腑に落ちた、という心情表現として用いられる表現である。「どうりで」とひらがな表記されることが多い。

どう‐り〔ダウ‐〕【道理】

読み方:どうり

[名・形動

物事正しすじみちまた、人として行うべき正し道。ことわり。「—をわきまえる」「—に外れた行為

すじが通っていること。正論であること。また、そのさま。「言われてみれば—な話」


どうり 【道理】

単に理とも。正しい筋、正し法則、をいう。仏教ではこれに四種教える。観待道理(真と俗のように相待的に考えられる道理)、作用道理(因果関係における作用の道理)、証成道理(証拠となるべき道理)、法爾道理(自然の道理)など。

(道理 から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/02/01 07:14 UTC 版)

(り、Lĭ)とは、中国哲学の概念。本来、理は文字自身から、璞(あらたま)を磨いて美しい模様を出すことを意味する。そこから「ととのえる」「おさめる」、あるいは「分ける」「すじ目をつける」といった意味が派生する。もと動詞として使われたが、次に「地理」「肌理(きり)」(はだのきめ)などのように、ひろく事物のすじ目も意味するようになる。それが抽象化され、秩序、理法、道理などの意に使われるようになった。


注釈

  1. ^ そのような儒家文献としては、『楽記』の天理・人欲の論、『易経』説卦伝などが掲げられる。

参照

  1. ^ a b c d 大島(2004)


「理」の続きの解説一覧

道理

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/05/15 08:49 UTC 版)

かなたの子」の記事における「道理」の解説

初出:『オール讀物2009年11月号 岩淵啓吾は妻と喧嘩した日、8年前に交際していた野宮朔美連絡をとってみた。当然変わっているだろうと思っていた電番号変わっておらず、久々に会うことができた2人は楽しい時間を過ごす。それからも度々会い続けたが、「世界の道理」「道理をわかっていないと間違った方向に向かう」「道理をわかっていないときは間違った人といろいろあった」など、次第に啓吾は朔美の言動がおかしいことに気付く。朔美と別れた時、そのきっかけとなったヨガ講師がよく言っていた「道理」というものの受け売り話したのは確かに自分だ。しかし朔美はその言葉思考をどんどん自分突き詰め洗脳されていったようであった岩淵 啓吾(いわぶち けいご) 朔美には「イワくん」と呼ばれている。 岩淵 静江(いわぶち しずえ) 友人企画した三十路合コン」で会って2年付き合い、啓吾と5年前結婚した妻。啓吾は36歳静江34歳だった。喧嘩日常茶飯事川崎分譲マンション住んでいる。 野宮 朔美(のみや さくみ) 啓吾と6年交際していたが、啓吾が30歳時にヨガ講師に恋をしたため別れ告げられ8年前に別れた気遣いができ、相手かすかにでも後悔するようなことを決し言わない未婚文房具メーカー勤務。啓吾より2つ年下40歳近いにも関わらず20代でも通るような容姿をしている。 ヨガ講師吾が朔美と別れてまで追いかけた「運命の人」。切れ長の目と薄い唇で一般的に美人部類に入る顔立ちをしている。 田中 深雪たなか みゆき) 啓吾の不倫相手経理部30代前半飲み会誘われ酔った勢いでその日のうちに関係をもってしまった。

※この「道理」の解説は、「かなたの子」の解説の一部です。
「道理」を含む「かなたの子」の記事については、「かなたの子」の概要を参照ください。

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道理

出典:『Wiktionary』 (2021/07/16 10:43 UTC 版)

発音(?)

ど↗ーり↘

名詞

(どうり)

  1. ある原因に対して納得のできる結果自然生ずること。又は、そのような因果関係
  2. 人として正しく生きるための指針道徳
  3. 納得ができる理由、わけ。筋が通っていること。正しさ
  4. 当然であること。容易納得できることなるほど思えること。

派生語

成句

翻訳


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