仮面ライダーBLACK
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『仮面ライダーBLACK』(かめんライダーブラック)は、1987年10月4日から1988年10月9日まで、TBS系列で毎週日曜10時から10時30分(JST)に全51話が放送された、毎日放送・東映制作の特撮テレビドラマ、および作中で主人公が変身するヒーローの名称。
- 1 仮面ライダーBLACKとは
- 2 仮面ライダーBLACKの概要
仮面ライダーBlack
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仮面ライダーBlack | |
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漫画 | |
作者 | 石ノ森章太郎 |
出版社 | 小学館 |
掲載誌 | 週刊少年サンデー |
レーベル | 少年サンデーコミックス |
発表号 | 1987年41号 - 1988年50号 |
発表期間 | 1987年9月23日 - 1988年11月23日 |
巻数 | 全6巻 |
話数 | 全23話 |
テンプレート - ノート | |
プロジェクト | 漫画 |
ポータル | 漫画 |
『仮面ライダーBlack』(かめんライダーブラック)は、石ノ森章太郎原作の漫画作品とその作中で主人公が変身するヒーローの名称。『週刊少年サンデー』(小学館)にて1987年から1988年にかけて連載された。
概要
特撮テレビドラマ『仮面ライダーBLACK』の漫画化作品であり、仮面ライダーシリーズの原作者・石ノ森章太郎が執筆した。石ノ森自身が仮面ライダーの漫画作品を手掛けるのは漫画版『仮面ライダーアマゾン』以来であり、今作が最後となった。
主人公・南光太郎ら登場人物たちの設定はテレビドラマ版とは大きく異なっており、登場する仮面ライダーのデザインやストーリー展開も大幅に異なっている。
一般的な子供向け実写ヒーロー物の作風とは根本的に差別化した重厚かつ陰鬱な内容の作品であり、暴力描写、流血描写、ヌード描写、登場人物の凄惨な死、救いのない結末など、描写や展開もSFホラーに分類される、きわめて過酷な内容となっている。光太郎の変身後の姿も、あくまでテレビドラマ版での光太郎が仮面ライダーBLACKへの変身中に一瞬だけ映る姿に酷似した黒いバッタ人間として扱われており、非常に生物的である。また、変身時に衣服は失われてしまうため、変身を解いた後は全裸になる。
リアリティを出すためか、作品内で光太郎が「仮面ライダーBlack」を名乗るのは作品中盤において、光太郎の先輩・大門五郎が昔のテレビドラマ『仮面ライダー』に倣って製作したバイク(外見は、テレビドラマ版『仮面ライダーBLACK』に登場する「バトルホッパー」に酷似している)を光太郎にプレゼントした回のみであり、それ以降は名乗りもしなければ呼ばれもしない。そもそも行動範囲が世界各地と広いため、そのバイクを光太郎が利用することはほとんど無かった。
秋月信彦の変身後の姿もテレビドラマ版でのシャドームーンのように銀色ではなく、光太郎の変身後の姿と同様に黒いバッタ人間として描かれている。これはテレビドラマ版の初期設定を基にしたものであり、テレビドラマ版のシャドームーンの姿は石ノ森の原案をベースに村上克司が手を加えて完成されたデザインである。
なお、作品内に登場するホテルは、すべて石ノ森の他作品『HOTEL』の舞台「プラトンホテル」の系列である。
あらすじ
記憶を失い、ニューヨークの地下水道をうろつく日本人の男性・南光太郎は、秘密結社「ゴルゴム」に身体を改造され、研究室から逃げ出した身であった。テレビ番組『裏の世界』(リバースワールド)の取材陣、サムやとケイトと知り合った光太郎は、彼らのカメラマンとして取材に参加すると、世界の奇怪な事件を追う中で自分の記憶を取り戻し、謎を解明してゆく。自分が京都で生活していたことを思い出した光太郎は、取材陣とともに京都へ向かった。そこで、光太郎は自分の過去を知らされる。
光太郎は幼いころに両親を失い、父親の親友だった秋月家で育てられていた。秋月家の子供である信彦や杏子と共に、家族同然に育てられた光太郎は去年、信彦と共にニューヨークへ空手の親善試合に旅立ったまま、日本に戻っていなかった。表向きは交通事故で亡くなったとされていたが、それはゴルゴムの陰謀だった。信彦がいまだにゴルゴムの手にあると知った光太郎は世界各地へ旅立ち、怪人たちとの戦いを繰り広げていく。
物語終盤、ゴルゴムの基地から脱走してきた信彦と光太郎は手を組んで怪人たちと戦うが、光太郎は未来の世界へ飛ばされた際、そこが「魔王」と名乗る改造人間に支配され、わずかに生き残った人類も虐殺されていることを知る。魔王の容姿や声は変身後の光太郎や信彦と同じであり、「自分か信彦が魔王と化し、世界を滅ぼす」という未来を悟った光太郎は現代へ戻っても信彦と戦うことを躊躇し続けるが、密かにゴルゴムの思想に染まっていた彼は光太郎が未来へ飛ばされた隙にゴルゴムの支配者となり、世界を滅亡へ導く。
1999年、東京湾の御台場で対峙した信彦を光太郎は倒すが、世界はすでにゴルゴムの引き起こした核戦争と環境汚染により、滅亡しつつあった。信彦は「オマエが死ねば、オレが新世界の王になる! オレが死ねば、オマエが世界の……」と言い残し、最期を迎える。光太郎は無人の東京湾で沈没船「日本丸」の上に立ち、「おしえてくれ〜! オレはだれだ!?」と問い叫ぶのだった。
登場人物
- 南光太郎(みなみ こうたろう) / バッタ人間(仮面ライダーBlack)
- 主人公。惑星直列の時刻に、ゴルゴムの意思によって生まれる。空手大会でニューヨークで拉致され研究所から逃げ出したことから、ゴルゴムに「裏切り者」として連れ戻そうと追われるが、彼は人類滅亡後に世界を支配する「魔王」の候補者でもあった。体の細胞の配列を変えることによりバッタ人間に変身し、体内に埋め込まれている「賢者の石」により体を黒く輝かせる。信彦を実の兄弟のように思い、杏子に好意を抱いている。父親は科学者の南光雲[1]、母親は南友子。
- トランシルヴァニアのゴルゴム拠点を攻略中に未来に導かれ、魔王と対峙し7年後(1995年)の秋月家に弾き飛ばされた。その後信彦に攻撃されるが、今度は1999年の東京・御台場に導かれる。激しい力の衝突の結果魔王(信彦)を倒すが、既に世界は滅亡寸前であり、信彦からは意味深な言葉を投げかけられ疑問を残したまま決着となる。
- 実の兄弟のように育った信彦には非情になり切れず、最後まで話し合いによる決着を望んでいた。一方『仮面ライダー』のテーマである「人類の自由と平和」については、「死を選ぶ自由も存在する」「ゴルゴムの支配する地獄より滅びを選んだ方がまし」と、やや過激に描かれている。
- サム・スピード
- アメリカのテレビ番組「裏の世界」(リバース・ワールド)の怪奇(フエノミナ)ハンターのディレクター。自称・準主役の三枚目顔。光太郎と知り合い、番組制作を通じ彼に協力する。終盤のトランシルヴァニア攻略にも参加していたが、その後の行方は不明。
- ケイト・クリスティ
- テレビ番組「裏の世界」(リバース・ワールド)の怪奇(フエノミナ)ハンターの女性リポーター。自らの危機の時に助けてくれる光太郎に好意を寄せている様子。サム同様、トランシルヴァニア攻略以降の行方は不明。
- 秋月総一朗(あきづき そういちろう) / オニグモ怪人
- ハイテク会社「K・K・あきづき」社長。自分の子供らと共に光太郎を育て上げる。ゴルゴムの関係者であり、オニグモ怪人に変身する能力を持つが、ゴルゴムの秘密を光太郎に知らせようとした際に抹殺される。
- 秋月杏子(あきづき きょうこ)
- 信彦の妹で、光太郎にとっても妹のような存在。1988年時点で17歳。光太郎に対して当初は兄のように慕っていたが、徐々に異性として好意を寄せる様子が見られるようになっていく。1995年時点では伝染病、NBC兵器を用いた戦争、科学陣の開発した機械などでもたらされた人工的な天災などによる、人類の殲滅とゴルゴム怪人たちによる世界の支配によるゴルゴムの世界改変の影響による伝染病にかかって衰弱しており、1999年の最終決戦時に魔王(信彦)から死亡したことが明かされる。
- 秋月信彦(あきづき のぶひこ) / バッタ人間
- 光太郎と同じ時刻に生まれた青年。光太郎と共にニューヨークで「ゴルゴム」の手に落ちる。その後光太郎と同様脱走してきたと語り秋月家に帰還。光太郎と同じ「魔王」候補であり、彼もまた、体の細胞の配列を変えることによりバッタ人間に変身し、体内に埋め込まれている「賢者の石」により体を黒く輝かせる。
- 光太郎によって改造されていることを指摘されてからは協力関係にあったが、初めて変身した際に魔王候補として争う対象である光太郎への殺意をむき出しにした。ゴルゴムの策略により光太郎と何度か戦わされそうになるが、そのたびに光太郎に阻止される。トランシルヴァニアでは光太郎と共闘していたが、光太郎が姿を消してから戻ってくるまでの7年間の間に魔王となり、世界征服の陰謀を巡らす。
- 実際にどの時点でゴルゴムの思想に染まっていたかは明かされていない。光太郎と初めて衝突した時に変身解除後「変身中の自分が何をしていたのかわからない」と語るが、その後不敵な笑みを浮かべている。
- 紀田あゆみ(きた あゆみ) / ネコ怪人
- 信彦の恋人。京都市嵯峨野に住む。ゴルゴムによりネコ怪人に改造されて、光太郎と戦わなければならなくなる。光太郎をゴルゴムに戻すためだけに急ごしらえで改造されたため一定時間ごとに人の血を求めるようになり、吸血を繰り返す。また光太郎を殺人犯に仕立て上げるために、光太郎が仮面ライダーBlackであると名乗ったときのバイク搭乗用のヘルメットとライダースーツと同じものを着け、地上げ屋たちを殺害している。最後は光太郎に自らの抹殺を依頼し、沖縄の在日米軍基地から東京が狙われていることを伝えて、命を落とす。
- テレビドラマ版での同様の役割を持つ人物の名前は「紀田克美」だったが、本作品では名前が変更されている。由来は克美役の田口あゆみ(現・田口萌)から。光太郎と敵対するなど、終始味方であったテレビドラマ版とは展開も異なっている。
- 大門五郎(だいもん ごろう)
- 光太郎の大学空手部の先輩。東京都葛飾柴又でバイクショップ「大門モータース」を経営しつつ、いわゆる不良や家出少年の面倒を見ながら生活している。幼少期に見た『仮面ライダー』の影響でそれを模したバイクを作っており、光太郎に授けた。ヒーローが単なるパロディとしてしか存在しない現代社会において、光太郎に「本物のヒーロー」になってほしいと懇願しており、彼の存在がゴルゴムと戦う決意を固めさせた。15話以降の動向は不明。
- タキ
- 秋月家のお手伝い。杏子や光太郎は幼少期から知っており「おタキさん」と呼んでいる。1995年時点で、ゴルゴムが引き起こした混乱による伝染病で死亡したことが杏子から語られた。
- 多々羅伴大(たたら ばんだい)
- 警視庁殺人課の刑事。紀田あゆみのことを新宿公園の奇怪な殺人事件と御乱組の大量殺人事件の犯人として疑っており、南光太郎のことも何らかの形であゆみを消したと疑って沖縄に行くが、バッタ人間姿の光太郎を見て気絶してしまう。ゴルゴムの東京ドームの破壊計画のテープをいたずらだと思い込んでおり、ゴルゴムのことを全く知らなかった。第10話以降の動向は不明。
- グム、フィーチ
- 30年後(2018年)の未来の世界のオーストラリアの住人。グムは原住民アボリジニの男性老人でフィーチは白人の若い女性。テレパシーなどの超能力を持ち、光太郎を助ける。
- シヴァの女神(シヴァのめがみ)
- ネパールのゴルゴム基地のボス。配下に500体の怪人を従える。巨大な地震を引き起こす計画に加え信彦を呼び出し光太郎と戦わせる計画を企てていたが、光太郎に首を絞められて殺害され、信彦の到着前に基地も破壊され計画を阻止された。
- 魔王(まおう)
- 光太郎が30年後(2018年)の未来の世界へと旅立った際に出会う。人類滅亡後の世界の支配者。オーストラリアの魔域(デビルス・ロック)を本拠地とする。バッタ人間の姿で部下からは「猊下」と呼ばれており、光太郎および信彦の変身後と同じ姿をしているが、マントに身を包んでいる。
- 未来にやってきた光太郎に自分の力を見せつけ、さらに既に変化しつつある世界を新しく統治するため協力するよう呼びかけるが拒否される。その後「賢者の石」の力のぶつけ合いになるが、30年の時の重みが加わった分だけ光太郎の力よりも強大であり、光太郎を1995年に弾き飛ばしてしまった。
- 光太郎から正体は信彦ではないかと問われた際に「ノブヒコ?そんなやつは知らんな」と答え、さらに直後「信彦だとしても殺さねばならない」という光太郎に対して「それは不可能だぞ」「ワシはお前だからだ!」と答えており、光太郎に敗れた信彦は死に際に「俺が死ねばお前が世界の王になる」と語る。光太郎自身が未来の魔王であると受け取れる台詞が多いものの、光太郎は魔王の声を「信彦の声に似ている」と感じていたり、魔王の手下が光太郎を魔王と間違える中、野獣のような動物は体臭の違いからか、魔王とは認識せず吠えている。さらに魔王は「ワシを殺せばお前も死ぬ」と言う一方で「自分は世界の隅々まで力を及ぼしているため」「お前が死んでもワシは死なんぞ」とも語り、この魔王が光太郎であるか信彦であるかという謎は最後まで明かされなかった。
単行本
サブタイトル
サブタイトルの話数は、PART①というように○の中に数字が入れられている。[2]
紐育 地下水道(第1巻(1988年4月発売)に収録)巴里 オペラ座の怪人(第1巻(1988年4月発売)に収録)巴里 〜倫敦 悪魔の翼(第1巻(1988年4月発売)に収録)倫敦 切り裂きジャック(第2巻(1988年6月発売)に収録)- 京都 一条戻り橋(第2巻(1988年6月発売)に収録)
- 湖北省 白蛇伝(前・後編)(第2巻(1988年6月発売)と第3巻(1988年8月発売)に収録)
- 東京 狂風の街(第3巻(1988年8月発売)に収録)
- 那覇
大獅子 伝説(第3巻(1988年8月発売)に収録) 雅典 神々の迷宮(第4巻(1988年10月発売)に収録)- 後楽園 ビッグエッグ(第4巻(1988年10月発売)に収録)
- 兵庫 死霊の黄金(前・後編)(第4巻(1988年10月発売)と第5巻(1988年12月発売)に収録)
- 京都 孤独の家(第5巻(1988年12月発売)に収録)
豪州 異時元大陸序章(第5巻(1988年12月発売)に収録)- 京都 信彦の帰還(第5巻(1988年12月発売)に収録)
- 東京 クワガタの夏(第5巻(1988年12月発売)に収録)
- 京都 プールのJAWS(第5巻(1988年12月発売)に収録)
豪州 異時元大陸第1章(第5巻(1988年12月発売)に収録)- 奈良 開眼の儀式(第6巻(1989年2月発売)に収録)
捏巴爾 邪命外道(第6巻(1989年2月発売)に収録)豪州 異時元大陸第2章(第6巻(1989年2月発売)に収録)- 東京 1999(第6巻(1989年2月発売)に収録)
脚注
- ^ テレビドラマ版での名前は「正人」で、リメイクwebドラマ『BLACK SUN』での名前は「光三」。
- ^ 島本和彦による漫画作品『仮面ライダーBlack PART⊗ イミテーション・7』もPART⊗(○の中に×)というように同様の表記がされている。
仮面ライダーBLACK
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/08 06:51 UTC 版)
以下は『仮面ライダーBLACK』および『BLACK RX』絡みのエピソードである。 当時、プロデューサー補を務めた髙寺成紀によると、各回のサブタイトルのほとんどは吉川が考案したものであるという。 原作者の石ノ森章太郎に対し、「新しい仮面ライダーを作るから、今までのライダースタッフは一切入れない」と宣言している。また、戦闘員との立ち回りが廃されたのも、やはり「従来のライダーバトルとは大きく変えたい」という吉川の意向と言われている。 撮影監督の松村文雄によると、当初は吉川から依頼を受けた際、松村は『あぶない刑事』を担当しており、そちらの現場が思いのほか楽しかったために断りを入れたが、「お前がやらないなら一体誰がやるんだ!」と怒鳴られたという。結果的に、仮面ライダーシリーズに関わったことのない小林義明がパイロット監督を務めるなどの魅力にも惹かれるなどし、松村は楽しく現場に携わっていた『あぶない刑事』を途中降板し、チーフ撮影監督に就任している。 当時、まだ新人脚本家だった荒川稔久が提出するプロットが上原正三のものに似たものばかりだったことから、吉川は「上原正三は2人もいらないんだよ」と一喝した。結局、この後は独自の作風に意識的になったそうで、後年に上原との対談でこのエピソードに触れたり、エッセイでこの件について記したりするなど、荒川にとってはエポックメイキングな出来事になったようである。 長坂秀佳が脚本に参加しようと旧知の東映・齋藤頼照プロデューサーを通して吉川にアプローチしたところ、「ギャラが高すぎるから無理」という理由で断っている。 パイロットグループの監督の小林義明や辻理が時間をかけて撮影したため、スケジュールがキツくなったときに参加した小笠原猛にはいきなり「8日間で2本撮れ」と要求した。小笠原が「それなりの作品しかできませんけど、よろしいですか」と答えたところ、吉川もそれを了承したという。小笠原の作品はそういった状況で作られた点を考慮し、いつも吉川は評価をしてくれたという。 1992年に刊行された書籍『仮面ライダー大図鑑〈7〉』によれば、バンダイには『BLACK RX』の後番組の検討資料が残されており[要ページ番号]、@media screen{.mw-parser-output .fix-domain{border-bottom:dashed 1px}}吉川も終了後のインタビューにおいて「当初は3年続ける予定だったのに、テレビ局がニュースを増やしたために終了して残念だ」とコメントしている[要出典]。
※この「仮面ライダーBLACK」の解説は、「吉川進」の解説の一部です。
「仮面ライダーBLACK」を含む「吉川進」の記事については、「吉川進」の概要を参照ください。
仮面ライダーBLACK
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/19 18:30 UTC 版)
「仮面ライダーの乗用マシン一覧」の記事における「仮面ライダーBLACK」の解説
バトルホッパー / 仮面ライダーBLACK(世紀王ブラックサン)、世紀王シャドームーン、剣聖ビルゲニアベース車:「スズキ・RA125」 世紀王専用マシンのため、シャドームーンもBLACK(ブラックサン)同様にバトルホッパーを操ることができる。 ロードセクター / 仮面ライダーBLACK(世紀王ブラックサン)ベース車:「スズキ・GSX-R400」 南光太郎(仮面ライダーBLACK〈世紀王ブラックサン〉)のバイク「スズキ・GSX-R400」 秋月信彦(世紀王シャドームーン)のバイク「スズキ・GSX-R400」
※この「仮面ライダーBLACK」の解説は、「仮面ライダーの乗用マシン一覧」の解説の一部です。
「仮面ライダーBLACK」を含む「仮面ライダーの乗用マシン一覧」の記事については、「仮面ライダーの乗用マシン一覧」の概要を参照ください。
仮面ライダーBLACK
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「仮面ライダーBLACK (キャラクター)」の記事における「仮面ライダーBLACK」の解説
南光太郎が変身を遂げるキングストーン〈太陽の石〉を体内に有したバッタの遺伝子を大神官ダロムによって埋め込まれた世紀王。生体改造人間の王に君臨する存在でありブラックサンの名を取る。肉体への改造が施された後、信彦の実父である秋月総一郎の妨害によって脳改造の寸前で脱出に成功し、人類を護るために仮面ライダーBLACKを名乗って暗黒結社ゴルゴムに孤独な闘いを挑む。バッタがモチーフとされる。 序盤は人知れず戦闘を重ねていたが、徐々に世間へも認知されていった。終盤では人類の生死を託される唯一無二の存在にまで昇りつめ、彼の死は人々を意気消沈させ、また復活は生きる希望を与えた。 ライダーパンチで殴打した後、すぐさまライダーキックで蹴り抜く連続攻撃を必殺技としてゴルゴム怪人を撃破する。 『RX』へは『BLACK』の映像を流用した回想シーン以外には登場していないが、第1話開始直後に変身ポーズを取っている。ジャーク将軍に変身機能を封じられ宇宙へ駆逐されるが、結果的にそれがRX誕生に繋がった。 主要関節部から露出したバッタ男の表皮である改造筋肉フィルブローンは常人の30倍の力を発揮し、超聴覚センシティブイヤーは500メートル先の囁き声を聞き取ることができる。マルチアイはテレスコープ(望遠)・ブロードサイト(広角)・ノクトビジョン(暗視)の能力を有し、主に敵の動きや弱点を見抜くために使われ、ロードセクターのコンピューターと連動させることで透視や部分拡大させることや、光太郎の姿のままでも使用が可能。 2021年11月6日に放送されたNHK BSプレミアム『発表!全仮面ライダー大投票』にて仮面ライダー部門第18位にランクインした。 変身ベルトには特定の名称が付けられていない。 変身プロセスは以下の通り。 「変身」の掛け声と共に一定の変身ポーズを取る。 キングストーン周辺の細胞が強烈な閃光と共に変身ベルトの形を創り、ベルト中心部のエナジーリアクターがエネルギーを増幅して全身へと送り込む。 特殊冬眠遺伝子MBGの活動により、まず身体が奇怪なバッタ男の姿へと変わる。 さらにその表皮を黒い強化外骨格状皮膚リプラスフォームが覆うことによって変身が完了する。 また、ジャンプ中に一定の動作をとりつつ「変身」の掛け声で変身することもできる。肉体が徐々に変化していく変身シーンは、石ノ森章太郎が『仮面ライダーアマゾン』で構想していたイメージを踏襲している。 主な必殺技 バイタルチャージ / キングストーンフラッシュ ファイティングポーズを取ることで、エナジーリアクターを回転・発光させて、キングストーンが生み出す体内エネルギーを細胞各所に増幅・充填し、さらに攻撃の威力を上昇させる。戦闘を重ねるたびに能力を上昇していたが、クジラ怪人が有する命のエキスの摂取により数倍のパワーアップを遂げる。 身体に付着した粘着物を払拭する、敵の幻術を破る、呪縛の打破、敵のエネルギー攻撃を跳ね返す、強烈な閃光で敵を眩惑するなどの多彩な使用法がある。 第49話ではダロムの破壊光線との撃ち合いでダメージを与えた。最終回(第51話)ではシャドームーンのシャドーフラッシュに隷属させられたバトルホッパーを解放した。劇場版2では亡霊世界に閉じ込められたロードセクターを現実世界に呼び戻した。ライダーパワーフラッシュ ジャンプした後空中からキングストーンフラッシュを放つ。 ライダーキック 足先にキングストーンエネルギーを集中させて30メートル以上ジャンプし、右足先にエネルギーを集中させ、30センチメートルの厚さの鉄板を貫通させる破壊力を生み出し、繰り出す跳び蹴り。空気との摩擦で足先が赤熱発光するほどのスピードである。ほとんどの戦いでとどめに用いられたBLACK最大の必殺技。 第13話よりキックの前に身体の屈伸の反動が加わり、威力が3倍になった。さらにバイタルチャージによって威力をより強化できる。第18話では剣聖ビルゲニアの盾ビルテクターにほぼ完全に防がれたが、第28話ではこれを損傷させ、かつ剣聖ビルゲニア自身にもダメージを与えるなど、その後も威力の向上が見られる。 『仮面ライダーバトル ガンバライド』ではブラックキックの名称が付けられている。バリエーション 様々なバリエーションがあるが、ライダーキックでまとめられている。高速移動する敵をジャンプでかわし空中で回転してからのライダーキック - 『BLACK』第29話で使用。 敵の両腕の付け根目がけて開脚ぎみに両足蹴り - 『BLACK』第38話で使用。 『BLACK』第29話の技の変則技 - 『BLACK』第39話で使用。 敵の攻撃を利用してからのライダーキック - 『BLACK』第40話で使用。 延髄蹴り - 『BLACK』第47話でシャドームーンに使用。 後から効果が出る回し蹴り - 『BLACK』第49話でコウモリ怪人に使用。 ライダーパンチ 右の拳にキングストーンエネルギーを集中させ、相手に突撃するようにジャンプして繰り出す必殺パンチ。主にライダーキックへの繋ぎ技として使用するが、一部の敵にはこの技でとどめを刺したこともある。 第13話で従来のパンチをカニ怪人に破られたため、特訓の末にパンチの前に身体の屈伸の反動が加わり、威力が3倍になった。バイタルチャージとの併用でさらに威力を強化できる。バリエーション 様々なバリエーションがあるが、ライダーパンチでまとめられている。空中で高速回転して加速を付けてのライダーパンチ - 『BLACK』第11話で使用。 前転してからのアッパー - 『BLACK』第17話でバク怪人に使用。 敵の上空から急降下してライダーパンチ - 『BLACK』第15話でイワガメ怪人に使用。 バイタルチャージして連続ライダーパンチ - 『BLACK』劇場版でカメレオン怪人使用。 投げられた力を利用しての反転パンチ - 『BLACK』第28話で使用。 ライダーチョップ 右の手のひらにキングストーンエネルギーを集中させて赤熱発光させ、空中からチョップを決める。直径10センチメートルの鋼鉄棒を切り裂くほどの威力がある。主に敵怪人の部位破壊に使用し、初期ではライダーキックと併用している。 ゲーム『正義の系譜』ではバイタルチャージと屈伸のアクションを混ぜた強化版、および派生技を使用している。バリエーション 様々なバリエーションがあるが、ライダーチョップでまとめられている。バトルホッパーに乗ってチョップ - 『BLACK』第4話で使用。 ライダージャンプから敵の脳天へチョップ - 『BLACK』第5話で使用。 水平チョップ - 『BLACK』第18話でクロネコ怪人に使用。 ライダージャンプで敵を飛び越し背後からチョップ - 『BLACK』第49話で使用。 ライダー投げ 敵を抱え上げて地面に叩きつける技。突撃する怪人をいなして巴投げのように投げ飛ばす形も多用する。 ライダージャンプ その場で垂直ジャンプする。バッタ怪人が原型である仮面ライダーを上回るジャンプができる怪人は少なく、回避や状況の立て直しに使われる。身長の約15倍の高さに飛び上がる。 センシティブイヤー 500メートル先の囁き声も聴取可能な耳。上下2つの器官で、上部の三角形の穴で通常の音声、下部の四角い穴で超音波を聴きとることができる。 パワーストライプス ベルトからではなく、首周り・手首・足首にある赤と黄のラインから蓄積されたキングストーンエネルギーを放出する。ストライプから全身に行き渡らせ、身体能力や必殺技の威力の上昇、また敵の拘束を解く際に使われる。 ライダーセンサー 昆虫の触角のように可動し、額のアラートポイントと連動して、周囲の空気や熱をキャッチして敵の動きをサーチする。目が見えない状況も敵の動きを捕らえられる。先端で温度、それ以外の部分で匂いや空気の流れ、敵の体温などの探知、敵の位置や動きの分析、周囲の状況を確認することが可能。マルチアイ同様、敵の動きや弱点をつかむために使われたが、使用したのは第18話、第19話のみ。 サタンサーベル ビルゲニアが入手・使用し、その後シャドームーンの手に渡った、世紀王のみが持つことを許される剣。劇中では主にBLACKはサタンサーベルを持つ強敵たちと対峙し苦しめられる立場であったが、本来世紀王であるBLACKもサタンサーベルを使いこなすことができる。 最終話では、シャドームーンが手放したところを奪って使用し、シャドーチャージャーを斬りつけ決定的な一撃を与えた。さらに、あらゆる攻撃をバリヤーで防御する創世王を倒す最後の手段として自身も世紀王だったことを咄嗟に思い出し、手許に召喚するとそのまま投げつけて創世王にとどめを刺している。戦いの後、崩壊するゴルゴム神殿を脱出した光太郎の手にあったが、光太郎が空に向かって投げ捨てると、そのまま赤い光の粒子となって消滅した。 シャドームーンとの決戦後は、サタンサーベルを渡してくれと懇願する瀕死のシャドームーンに迷いながらも渡すという優しさもみせていた。 『BLACK』本編でBLACKが武器として使用したのは最終話(第51話)での2回のみ。 デザイン・造形 デザインは、原作者の石ノ森章太郎による案を元にバンダイ側によって清書された。石ノ森はBLACKのコンセプトを「仮面ライダー0号」としている。 当初は昆虫の特徴を外見に押し出したバッタ男が強化服を纏うという設定であったが、テレビで登場させるにはグロテスクではないかとの意見からスマートなデザインに変更された。石ノ森が描いたデザインには、フィルブローンが描かれていないものもある。黒という色は、当時の流行のデータを基にしており、また原点回帰の意味合いも持つ。石ノ森の世紀王のデザインラフでは体色が緑となっている。 胸のマークは蛇とリンゴをモチーフとしている。 バッタ男はボディも含めた全身が描かれたが実際には頭部のみ造形され、シャドームーンと共用するものとなった。光太郎役の倉田は、自身や岡元と同じ背丈の人物がいなかったため、第1話の撮影当日に急遽自身がバッタ男のスーツを着ることになったという。 スーツは岡元の身体のいたるところを採寸して造られたものである。変身時の透明になるマスクは合成ではなく、アクリル製のスケルトンマスクをバッタ男のマスクに被せたものだという。当初の撮影用スーツには筋肉組織はなく、ロボットのように艶がある体表で、マスクのクラッシャー部分も銀一色に塗られただけであったが、石ノ森の「もっと生物っぽくしたい」という要望から、筋肉組織を関節部に追加し、艶消しの体表、シャドー吹き塗装が口周りに追加された。
※この「仮面ライダーBLACK」の解説は、「仮面ライダーBLACK (キャラクター)」の解説の一部です。
「仮面ライダーBLACK」を含む「仮面ライダーBLACK (キャラクター)」の記事については、「仮面ライダーBLACK (キャラクター)」の概要を参照ください。
「仮面ライダー BLACK」の例文・使い方・用例・文例
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