鉄面探偵ゲン
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『鉄面探偵ゲン』(てつめんたんていゲン)は、石ノ森章太郎(当時は石森章太郎)による日本の漫画作品、及び登場人物の名称。『鉄面クロス』(てつめんクロス)の続編にあたる。
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- ^ 石ノ森章太郎 『鉄面クロス』 メディアファクトリー、1998年、292頁。
- ^ 石ノ森章太郎 『鉄面探偵ゲン』第2巻 メディアファクトリー、1999年、317頁。
- ^ 『鉄面クロス』 294頁。
- ^ 同上。
- ^ 変身ヒーロー画集 2004, pp. 152、202.
- ^ 『昭和石ノ森ヒーロー列伝』徳間書店〈HYPER MOOK〉、2013年、91頁。ISBN 978-4-19-730131-7。
- ^ 変身ヒーロー画集 2004, p. 202.
- ^ 『鉄面クロス』 294-295頁。
- ^ 『鉄面探偵ゲン』第2巻 319頁。
- ^ 『鉄面探偵ゲン』第2巻 318頁。
- ^ 「変身ヒーローコミック書誌」『テレビマガジン特別編集 変身ヒーロー大全集』講談社、1995年11月30日、156頁。ISBN 4-06-178419-6。
- ^ 同上。
- 1 鉄面探偵ゲンとは
- 2 鉄面探偵ゲンの概要
- 3 コミックス
鉄面探偵ゲン(酔いどれ事件帖)
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「鉄面探偵ゲン」の記事における「鉄面探偵ゲン(酔いどれ事件帖)」の解説
『週刊少年マガジン』1975年38号~1976年20号 酔いどれ事件帖 その1 機怪人ポルター・ガイストと呪いの赤目 怪盗ポルターガイストが世間を騒がしていた。そんなおり、ゲンに挑戦状が届く。「呪われた赤目」という2個1セットの紅玉(ルビ)ーを唐沢家から盗む、というものだった。警護に赴いたゲンだったが、依頼者がポルター・ガイストであり、既にその術中にはまっていた。 酔いどれ事件帖 その2 千手観音は夜歩く 雲古寺(うんこじ)に動物の死骸が投げ込まれる事件が続いた。住職の依頼によりゲンが乗り出すが、既にポルター・ガイストが動いていた。そして、皮肉な結末が訪れる。 酔いどれ事件帖 その3 一億年の牙 南北大学考古学部の部員が立て続けに殺された。事件の影には、平家の隠した黄金があり、ポルター・ガイストもそれを狙って動き出した。 酔いどれ事件帖 その4 ペット殺害事件 軽居沢邸で、ペットのワニやダチョウが殺された。犯人として、近所に住む受験生・信二が逮捕される。信二の姉は無実を主張し、ゲンに依頼。ゲンは、ダチョウだけが腹を裂かれていた事に疑問を持つ。ポルター・ガイストは登場しない。 酔いどれ事件帖 その5 銭湯殺人事件 銭湯の女湯で殺人事件が発生。居合わせたゲンは、脱衣所の魔法瓶に注目する。ポルター・ガイストは登場しない。 酔いどれ事件帖 その6 UFOのくる里 N県の奥山村から少女が依頼にきた。空飛ぶ円盤に乗ってきた宇宙の友人からの指示だという。半信半疑ながら村に同行したゲンの前に、宇宙人と空飛ぶ円盤が現れる。「松尾芭蕉直筆の短冊」なる物が登場する。 酔いどれ事件帖 その7 首なし島の花嫁 新潟県佐渡島の北にあるK島は、俗に「首なし島」と呼ばれていた。この島は、万来軒の店主の故郷であった。店主の妹の息子が結婚式を挙げる事になり、タケとゲンはK島に向かう。だが、結婚式の夜、新婦が首なし死体となって発見される。今回から、ミチがタケと呼ばれている。 ポルター・ガイストは登場しない。 酔いどれ事件帖 その8 鳴き竜のなくとき 東京都の奥多摩にある竜神村で、空飛ぶ竜が目撃された。パニックになった目撃者は、逃げる最中に白骨死体を発見する。死体は、三億円事件の犯人と思われた。兵頭刑事は現場に向かう。ジュラルミンケースも発見され、死体は三億円事件の犯人に間違いないと思われた。しかし、肝心の三億円の行方は不明のまま。 そんな中、竜神村は、村長の計画する工場の誘致と、神主の計画する観光地化が対立していた事が判明する。 酔いどれ事件帖 その9 雪の下 東京に大雪が積もった朝、路上で6人の死体が発見される。死体は全員、T大の学生だった。直後、ゲンにボディガードの依頼があった。素性を明かさない依頼人に不信感を抱いたゲンは渋り、依頼人は万来軒を飛び出す。興味を持ったゲンは追跡を開始するが、その目前で依頼者が誘拐される。ポルター・ガイストは登場しない。 酔いどれ事件帖 その10 野良犬 万来軒の残飯を漁る野良犬(クロ)がいた。タケにけしかけられ、クロを追うゲンは、挙動不審な少年に出会う。ポルター・ガイストは登場しない。 酔いどれ事件帖 その11 顔の中の顔、顔の下の顔 屋台を引いて帰る途中、クロが死体を発見する。被害者は、ゲンの屋台に寄った後で殺されていた。クロは追跡するが、ちぐはぐな結果を出す。一方、女性と思われた死体は、実は男性が女装したものだったと判明する。ポルター・ガイストは登場しない。 酔いどれ事件帖 その12 霊体殺人事件 ポルター・ガイストから挑戦があった。ある殺人事件のトリックを見破れるか、というものだ。ゲンは警視庁で資料を当たるが、事件は密室での無理心中として処理されていた。ポルター・ガイストは、「エクトプラズムによる犯行」というが…。 酔いどれ事件帖 その13 輪廻のヘビ 不審な客をポルター・ガイストだと怪しんだゲンは、尾行を開始。ポルター・ガイストが忍び込んだ屋敷で、ゲンは死体を発見する。殺人犯はポルター・ガイストか、それとも居合わせた義手の男なのか? 酔いどれ事件帖 その14 およげ!太・・・・・・子くん ふとしたきっかけで拳銃を手にした男が銀行を襲撃。犯人は射殺されたが、奪った金は見つからない。その頃、ゲンはクロと散歩していたが、誤ってたい焼きを池に落す。サブタイトルは「およげ!たいやきくん」と聖徳太子(当時の一万円札の図柄)から。 ポルター・ガイストは登場しない。 酔いどれ事件帖 その15 手配番号203号 ゲンは空き巣を捕まえるが、初犯と見たため説教をしただけで放してしまう。屋台で父に打ち明けると、父は過去に扱った手配番号203号、通称「五円玉」の事を話し出した。ゲンは、昼間見逃した空き巣が五円玉の話をしていた事を思い出し、その真偽を探る。ポルター・ガイストは登場しない。 酔いどれ事件帖 最終回 妖怪 ポルター・ガイストは『ロッキード事件』の極秘書類を狙ったが、強力な超能力者に妨害され、失敗。 一方、ゲンは万来軒の店主から、娘との結婚の話を持ちかけられる。酒の量が増えているゲンは苦悩する。 その頃、石森章太郎は長崎にいた。酒を飲みに出かけたところ、店内でファンの女性に遭遇する。彼女は「ゲンに恋人を」と頼むが、石森は「ラーメン屋の娘がいる」と答える。「普通の女性ではダメだ」と言うファンは、「ハチカツギ姫を恋人に」と主張する。 当初は彼女をタダの不良娘と思っていた石森だが、彼女が胎内被曝をした事を知る。「私は長崎からは出られない。万が一の場合、専門の医療機関が必要だから」という彼女こそ、ハチカツギ姫だったのだ。石森は東京に戻りラタンへ向かうが、長崎の事が頭から離れない。 超能力者に敗北したポルター・ガイストは、傷ついたままゲンの前に現れ、超能力者へのリターン・マッチを宣言。ゲンに別れを告げる。 ゲンは、おタケに書置きを残し、去る。 石森は犯罪と正義について自問しながら、雑踏を歩く。ラタンは石森が常連になっていた喫茶店。
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