伝染病とは? わかりやすく解説

でんせん‐びょう〔‐ビヤウ〕【伝染病】

読み方:でんせんびょう

感染症のうち、病原体宿主との接触空気飲食物、あるいはノミ・シラミ・ダニなどを介して、ある個体から他の個体へと次々広がっていく伝染性病気。人の場合は、感染症予防法によって危険性が高い順に1類から5類まで分類され拡大防止策がとられている。子供に多い伝染病は学校保健安全法による学校感染症規定もあり、流行防止処置とられる動物の場合家畜伝染病予防法規定されている。

「伝染病」に似た言葉

伝染病

風土病 1は、人口の相当多く部分恒久的に影響を及ぼすのであるに対して流行病 2はかなり短期間広がり、そして消滅するのである流行病多くの国に発生した場合世界的流行病 3呼ばれるある種感染症 4あるいは伝染病 4は、比較短期間多くの人に感染するために特別の注意払われている。このような場合流行病 5といわれ、その発生率調べるために特別な疫学統計 6作成されている。これらの病気についてはその報告法律によって義務づけられている国が多いため、色々な国でその情報集めることが可能である。したがって、それらは届出伝染病 7呼ばれている。慢性病 8急性病 9区別なされることもある。これらの用語に明確な定義はないが、急性病一般に突然発症し罹患期間が短いと理解されているのに対して慢性病緩やかに発症し罹患期間長く、しばしば長期障害原因となる。


伝染病

英訳・(英)同義/類義語:infectious disease

個体感染した病原体原因となって起こる疾患で、個体から個体へと病原体急速に伝搬し、集団急速にひろがるもの。

伝染病

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/04/11 00:29 UTC 版)

伝染病(でんせんびょう)とは、病気を起こした個体(ヒトや動物など)から病原体が別の個体へと到達し、連鎖的に感染者数が拡大する感染症の一種である。感染経路の究明が進んでいない近代までは、ヒト家畜など特定の動物種の集団内で、同じ症状を示す者が短時間に多発した状態(集団発生・疫病)を指していたため、現在でも「集団感染」との混同が見られる。


  1. ^ 倉持(1995)pp.315-323
  2. ^ モデル宿泊約款” (PDF). 国土交通省 (2011年9月1日). 2018年3月18日閲覧。
  3. ^ COVID-19 and Animals アメリカ疾病予防管理センター
  4. ^ Endangered Species | About Us | Featured Species: Relict Leopard Frog”. www.fws.gov. 2020年10月29日時点のオリジナルよりアーカイブ。2019年7月19日閲覧。
  5. ^ 新型コロナ、なぜWHOはパンデミックを宣言しないのか ナショナルジオグラフィック日本版 (2020年3月3日)


「伝染病」の続きの解説一覧

伝染病

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/10 03:11 UTC 版)

感染症」の記事における「伝染病」の解説

病気起こした個体(ヒトや動物など)から病原体別の個体へと到達し連鎖的感染者数拡大するもの。

※この「伝染病」の解説は、「感染症」の解説の一部です。
「伝染病」を含む「感染症」の記事については、「感染症」の概要を参照ください。


伝染病

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/13 19:48 UTC 版)

肉食」の記事における「伝染病」の解説

多く生き物は、病気媒介することがあった。

※この「伝染病」の解説は、「肉食」の解説の一部です。
「伝染病」を含む「肉食」の記事については、「肉食」の概要を参照ください。


伝染病

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/16 10:22 UTC 版)

ドカポンシリーズ」の記事における「伝染病」の解説

治療困難な病気かかった状態。自分ターンが始まるたびに大きなダメージを受ける上、他人のいるマス通過するだけで感染する放置しておくと死亡する上、治療手段極めて少ない。

※この「伝染病」の解説は、「ドカポンシリーズ」の解説の一部です。
「伝染病」を含む「ドカポンシリーズ」の記事については、「ドカポンシリーズ」の概要を参照ください。


伝染病

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/04/17 03:11 UTC 版)

ファイブ・ポインツ (マンハッタン)」の記事における「伝染病」の解説

コレラ結核チフスマラリア黄熱病といった伝染病が、オランダ植民地時代からニューヨーク市悩ませてきた。科学的知識の不足、ずさんな公衆衛生、無数の人口過密住居初歩的なものでさえ不在であった健康管理体制が、ファイブ・ポインツのような貧困地域そのような病気発生蔓延理想的な環境とした。18世紀と19世紀ニューヨーク市域様々な疫病襲い、そのいくつかファイブ・ポインツ端を発するものであった外来船舶から上陸した移民からもたらされたものもあった。1832年6月にはファイブ・ポインツでのコレラ発生し人口過密不衛生な近隣居住地へと急速に広がり次いでその他のニューヨーク市域に拡大した。病の媒介手段伝染に関する知識がなく、このような疫病スラム居住者不品行によるものであると信じ専門家もいた。 普段から節度持ち用心する生活をしている人々は「自分大丈夫」という安心感満たされ快適な生活送っていると思うが、(中略今や病は、以前にも増して醜行と不潔の生息地において蔓延している。モット通り英語版62番地のある売春婦は、昨日の1時には店舗ガラスの前で身を飾っていたのに、3時半過ぎには霊柩車運び去られた。このような哀れな手合い衰えた体は、感染すればたちどころに絶命する。(中略) しかし普通の職業働く人々は、概して完全に健康であり無事と見受けられる。 — ニューヨーク・マーキュリー紙、1832年7月18日

※この「伝染病」の解説は、「ファイブ・ポインツ (マンハッタン)」の解説の一部です。
「伝染病」を含む「ファイブ・ポインツ (マンハッタン)」の記事については、「ファイブ・ポインツ (マンハッタン)」の概要を参照ください。

ウィキペディア小見出し辞書の「伝染病」の項目はプログラムで機械的に意味や本文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。 お問い合わせ

伝染病

出典:『Wiktionary』 (2021/11/16 17:21 UTC 版)

この単語漢字
でん
第四学年
せん
第六学年
びょう
第三学年
呉音 慣用音 呉音

発音

名詞

伝染 (でんせんびょう)

  1. (病気) ある個体から個体次々と伝染していきやすい病気

翻訳


「伝染病」の例文・使い方・用例・文例

Weblio日本語例文用例辞書はプログラムで機械的に例文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。



伝染病と同じ種類の言葉


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「伝染病」の関連用語

伝染病のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



伝染病のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
デジタル大辞泉デジタル大辞泉
(C)Shogakukan Inc.
株式会社 小学館
コンテンツはAttribution-Share Alike 3.0 Unportedのライセンスで利用することができます。
JabionJabion
Copyright (C) 2024 NII,NIG,TUS. All Rights Reserved.
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの伝染病 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。
ウィキペディアウィキペディア
Text is available under GNU Free Documentation License (GFDL).
Weblio辞書に掲載されている「ウィキペディア小見出し辞書」の記事は、Wikipediaの感染症 (改訂履歴)、肉食 (改訂履歴)、ドカポンシリーズ (改訂履歴)、ファイブ・ポインツ (マンハッタン) (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。
Text is available under Creative Commons Attribution-ShareAlike (CC-BY-SA) and/or GNU Free Documentation License (GFDL).
Weblioに掲載されている「Wiktionary日本語版(日本語カテゴリ)」の記事は、Wiktionaryの伝染病 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、Creative Commons Attribution-ShareAlike (CC-BY-SA)もしくはGNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。
Tanaka Corpusのコンテンツは、特に明示されている場合を除いて、次のライセンスに従います:
 Creative Commons Attribution (CC-BY) 2.0 France.
この対訳データはCreative Commons Attribution 3.0 Unportedでライセンスされています。
浜島書店 Catch a Wave
Copyright © 1995-2024 Hamajima Shoten, Publishers. All rights reserved.
株式会社ベネッセコーポレーション株式会社ベネッセコーポレーション
Copyright © Benesse Holdings, Inc. All rights reserved.
研究社研究社
Copyright (c) 1995-2024 Kenkyusha Co., Ltd. All rights reserved.
日本語WordNet日本語WordNet
日本語ワードネット1.1版 (C) 情報通信研究機構, 2009-2010 License All rights reserved.
WordNet 3.0 Copyright 2006 by Princeton University. All rights reserved. License
日外アソシエーツ株式会社日外アソシエーツ株式会社
Copyright (C) 1994- Nichigai Associates, Inc., All rights reserved.
「斎藤和英大辞典」斎藤秀三郎著、日外アソシエーツ辞書編集部編
EDRDGEDRDG
This page uses the JMdict dictionary files. These files are the property of the Electronic Dictionary Research and Development Group, and are used in conformance with the Group's licence.

©2024 GRAS Group, Inc.RSS