Lマウントカメラボディーとは? わかりやすく解説

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Lマウントカメラボディー

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/01 05:08 UTC 版)

キヤノンのレンジファインダーカメラ製品一覧」の記事における「Lマウントカメラボディー」の解説

キヤノンSII1946年) - 途中からライカLマウント同一規格の「標準ねじマウント」に切り替わった。「ライカ追いつき追い越せ」という標語掲げ戦前とは比べ物にならないほど高品質かつ多機能カメラ開発され輸出商品花形となったキヤノンIIB(1949年4月発売) - キヤノンSII後継当初4月号の広告ではキヤノンSIIbと告知されていたが5月号ではキヤノンIIBで広告されている。0.67倍50mm/1.0倍100mm/1.5倍135mmに変更できる世界初変倍ファインダー搭載した。このファインダー方式キヤノンVI時代まで踏襲された。 キヤノンIIC1950年7月発売) - キヤノンIIBにタイム露出装備。スローシャッターダイヤルにクリックストップがついた。 キヤノンIII1951年2月発売) - 国産カメラ初めシャッター最高速1/1000秒を実現したキヤノンIV1951年4月発売) - 世界初ワンタッチフラッシュバルブ取り付けレール装備しコードレスフラッシュ使用できるようになったキヤノンIIIA(1951年4月発売) - キヤノンIIIマイナーチェンジ版。 キヤノンIVF1952年1月発売)/キヤノンIVS - キヤノンIVベースに完全ダイカスト化などの改良施した途中で改名された。 キヤノンIIA1952年3月発売) - キヤノンIVSから1/1000秒とスローシャッター省略したモデルジャーディン・マセソン注文で約300台が生産されオセアニア方面販売された。 キヤノンIID1952年10月発売) - キヤノンIIA1/8〜1秒のスローシャッター装備した途中で巻き上げノブ上にフィルム感度メモ装備したキヤノンIVSb(1952年発売) - 変倍ファインダー内蔵加え世界初X接点によるスピードライト同調実現し、ついにライカ超えたとまで言われキヤノン一流カメラメーカーとして世界認知させることに大い貢献した洗練されたボディデザインからレンジファインダー時代キヤノン代表する名機呼ばれることが多い。キヤノンIVSbブラック - 黒塗り仕上げ展示用に作成されたもので市販されことはない。塗り替えられ偽物流通しているので注意が必要である。 キヤノンIIAF(1953年6月発売) - キヤノンIIAシンクロ接点装備したもので、数が極めて少ない。 キヤノンIIAX(1953年6月発売キヤノンIIF1953年6月発売キヤノンIIS1954年2月発売キヤノンIVSb改(1954年3月または1955年発売) - キヤノンIVSbの改良型1/15秒のスローシャッター実現しシャッター速度系列擬似的倍数系列となるなどより完成度高めキヤノンIVSbとともに現在でも人気の高い機種となっている。 キヤノンIIS改(1955年4月発売) - キヤノンIIS改良型シャッター速度系列倍数系列になったキヤノンIID改(1955年4月発売) - キヤノンIID改良型シャッター速度系列倍数系列になったキヤノンIIF改(1955年4月発売) - キヤノンIIS改からX接点省いたⅡF後継機シャッター速度系列倍数系列海外市場向け作られたが極めて生産数少ない。 キヤノンVT1956年8月発売) - ライカM3の発売受けて軍艦型のトップカバーをやめ、コダック・エクトラ参考設計者川田龍宥が「航空母艦デッキ」と呼んだ、すっきり洗練された直線的なデザイン変更した。またより迅速な巻上げができるとされた底部トリガー巻き上げフィルム交換容易なちょうつがい開閉外付けファインダーなしで35mm広角レンズ使用できる新型変倍ファインダーなどを装備したボディー入ったボーダーラインはわざわざ川田龍宥が京都奈良出向いて職人教えを乞う漆塗りアクセサリーシューは対応ファインダー使用する自動パララックス補正するピン入りキヤノンL21956年または1957年3月発売) - 大幅なコストダウン図ってより廉価カメラ供給することを目指した。巻き上げボディー上部レバー式。 キヤノンVTデラックス1957年5月発売) - キヤノンVT改良したものだが「改」の文字使われず別モデルとして扱われている。当時ライカM型にはないクランク巻き戻し装置装備し、裏安全ロック追加した背面ボタンを押すとノブによるフィルム巻上げ可能になり、三脚使用対応する当初金メッキだったハーフミラーメッキ途中で銀メッキ変更されている。設計川田龍宥。キヤノンVTデラックスブラック - 黒塗り仕上げキヤノンL1(1957年5月発売) - 第1回グッドデザイン賞受賞当初布幕シャッターであった途中からステンレス製変更された。キヤノンL1ブラック - 黒塗り仕上げキヤノンL3(1957年11月発売) - ボディ価格最高級機種キヤノンVTデラックスより26,000円も安価にすることに成功したキヤノンVL1958年3月発売) - キヤノンVTデラックストリガー巻上げ一般的なレバー巻上げ変更したキヤノンVL1958年3月発売) - 巻き上げボディー上部レバー式。設計川田龍宥。 キヤノンVL2(1958年3月発売) - シャッター最高速は1/500秒、ノブ巻き戻しシンクロなしとキヤノンVL簡略化した。 キヤノンVIT1958年9月発売) - シャッターダイヤルを一軸回転とし着脱式露出計「キヤノンメーター」に対応、標準中望遠レンズ用アルバタフレームを内蔵しつつさらにファインダー倍率引き上げたキヤノンVITブラック - 黒塗り仕上げキヤノンVIL1958年9月発売) - キヤノンVITレバー巻き上げ変更したモデルキヤノンVILブラック - 黒塗り仕上げ。 キヤノンポピュレール(Populaire 、P型)(1959年3月発売) - ファインダー等倍固定、35mm/50mm/100mmの3重フレーム式に簡略化したモデル自動パララックス補正されアクセサリーシューパララックス補正ピン省略された。値段キヤノンL3より大幅に安くキヤノンVIT比較するとほぼ半額になった当時高級機にしか搭載されておらずキヤノンL3にも装備されていなかったシャッター速度最高速1/1000秒を備え、1軸不回転式シャッターダイヤル、巻き戻しクランクセルフタイマー搭載していたため、「低額高級機」として爆発的ヒットとなった。「キヤノンメーター」にも対応しているコストダウン技術は高級機にフィードバックされ、高級機の値段急激に下がっていくことになった。キヤノンポピュレールキヤノン社章入り - キヤノン社章軍艦部入っている。 キヤノンポピュレール自衛隊用 - マーク軍艦部入っている。 キヤノンポピュレールブラック - 黒塗り仕上げキヤノン7(1961年9月発売) - 型番ローマ数字でなくアラビア数字になった距離計連動24×36mm(ライカ)判カメラ初めシャッター速度連動させたセレン光電池式露出計組み込まれた。ライカM型同様の採光式ブライトフレームファインダーを搭載、35mm/50mm/85mm/100mm/135mmの5種類切り替えできる。ねじマウント外周への外爪バヨネットマウント追加により史上最高の明るさを持つ「キヤノンレンズ50mmF0.95」や望遠レンズミラーボックス2型装着可能にした。アクセサリーシューはない。キヤノンレンジファインダーカメラ最高峰位置するが、コストダウン技術進み50mmF1.8付きで46700円を実現しメーターと50mmF1.8を付属した場合のキヤノンポピュレールの53500円より廉価となったレンズ同様に価格改定が行われ、キヤノンレンズ交換レンジファインダーカメラ史上最多生産台数記録国産レンズ交換式レンジファインダーカメラキヤノン独擅場となった。しかしヒット直後からレンジファインダーカメラ急速に廃れ始め、このヒット逆にキヤノン一眼レフカメラ参入遅らせる結果となったキヤノン7ブラック - 黒塗り仕上げキヤノン7S1965年発売) - CdS露出計装備したキヤノンレンズ交換式レンジファインダーカメラ開発から撤退することとなったアクセサリーシューを再装備した

※この「Lマウントカメラボディー」の解説は、「キヤノンのレンジファインダーカメラ製品一覧」の解説の一部です。
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