魔天教
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/02/23 18:34 UTC 版)
新香港を発祥とする新興宗教だが、魔天王が自らの野望である『神なる力の回帰』を実現させる為に興した宗教。 新香港の徹底管理された中では人々の心は安らぎを求める方向へと向かっている為、入信者は日を追うごとにインナー、アウター問わずその数を増やし続けている。魔天教演舞堂への機材の持ち込みは禁止されており、催しの内容は不明である。『ブレイン・ストーマー』と呼ばれる超次元体験装置の中に入り、映像と音に身を委ねる瞑想が行われている。当然SIVA製と思われるが機構や理論は一切公表されていない。SIVA側は非科学性を否定せず、認めるような発言をしている。 初めの頃は薬物がらみで大きくなっていったが、今は天の教えに、弱き者の救済、強い精神力が得られるという言葉も並べられ特にシャオメイが巫女として魔天教に現れた時には入信者は爆発的に増加した。
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魔天教
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魔天王 『天』の力の影である『魔天』の化身で、魔天教の頂点に君臨する。その姿は全身を鎧で包んだ3メートルの大男で、素顔すら見せる事はない。 理想郷(アガルタ)の為に魔天八部衆を使い『神なる力の回帰』に必要な巫女の捜索や、万一の為に曼荼羅システムの起動を画策する。自分の野望の為に魔天八部衆を捨て駒の様に扱う。『天』の力を曼荼羅システムから得た後にマーヤー界にある幻影城を新香港へと降臨させる。 南天リー 本名はリー・ウォン。魔天八部衆の筆頭で、火のダーサの術を使う。 旧香港の混乱後に八部衆に迎えられた4人のうちの1人で、魔天教の司祭も務めている。感情を表に出す事はないが、『神なる力の回帰』に必要な巫女であるシャオメイと接する内に自分でも気づかない感情が芽生え始める。シャオメイの護衛役を務め、シャオメイの為ならばどんな苦しみに耐える事やいかなる敵とも戦う事を自分に与えられた使命として誓う。 シャオメイの死をきっかけに魔天王に造反するが、ダーサの像を奪われ次元牢へと幽閉される。 彼もまた美紅同様に旧世代の人工生体であり、『天』の力を手にした魔天王の新しい身体としての役割もあった。 フォースコマンドでの真の名は青蓮。 物語終盤で天人とカイによって次元牢から救出され、ホウメイの哀訴に心打たれパーティーに加入する。 エンディングではSIVAの社長代行に就任し、再生復活した側近のエルファス・マクレガーと共に新香港復興の陣頭指揮と天人の捜索を行っている。 西天フェイ 魔天八部衆の1人で、風のダーサの術を使う。 SIVAの社長を務めており、人前にあまり出る事はない。ゆえに「延命処理に失敗して二目と見られない姿になった」噂や「報道にのっている映像は全てCGである」との風聞も聞かれる。 男色家としての噂もあるが、こちらは上記の風聞とは違い「真実」であり、リュウケイという稚児がいる。 天人達に風霊ヴァザを倒され、自身も傷を負うとリュウケイを強制的に転移させ、戦いから離脱させる。 魔天王に従いつつも、独自で『天』を捜索している。東天ダイ・北天メシュメルの動向を警戒している。 樹羅帝ヴァーラ 魔天八部衆の1人で、樹のダーサの術を使う。 SIVA特別顧問で、現在は樹羅区の保護長官として現地に赴任。 降魔変前のSIVA幹部リストにはその名前は載っておらず、旧香港の混乱後に愛人のデュランと共に新香港へとやって来た所を東天ダイに見出されて、八部衆に迎えられる。 樹宝殿へ来た天人達を森を荒らす者達と認識してデュランと共に迎え撃つ。 形勢が不利になると、自身を盾にしてでもデュランを逃がそうとする。 東天ダイ 本名はダイ・スガマタ。魔天八部衆の1人で、地のダーサの術を使う。 表向きはインナーセキュリティ黒刀の前トップだが、現在でも実質的な黒刀のトップとして君臨している。 魔天八部衆きっての武闘派であり、魔剣デストロイヤーを操り己の肉体だけで戦う。 魔天王の命令で『天』を捜索する。20年前の旧香港では、国家任務を帯び潜入したカッシュを敗北に追い込んだ張本人。 ある程度攻撃を受けると魔剣デストロイヤーを使役し虎へと変身する。 月琴明王ヤマと関係を持ち、SIVAタワーで一夜を共にした時に貰ったペンダントをお守り代わりにしていたが、それが爆弾とは死んでも分からないままだった。 雷帝アーク 本名はアーク・ライトニング。魔天八部衆の1人で、雷のダーサの術を使う。 SIVAでの確たる役割は持っていない。 以前はロックバンド・亡異の元グルービーで、旧香港の混乱後に東天ダイに見出され、八部衆に迎えられる。 北天メシュメルの命令で工業区を管理する妖鋼妃の支援に仕方なく向かうが、反体制武力活動を行っている南天リーの部下達の掃討だけはやる気充分であり、妖鋼妃からライデンを借り受ける。 東天ダイ亡き後の黒刀の建て直しを任されているという噂もある。 妖鋼妃 本名はアーヤ。魔天八部衆の1人で、鋼のダーサの像を所有。 SIVAから工業区の管理を一任されている。 素顔・両肩・両腕を鋼で隠しており、その名の通り妖鋼妃としての威厳を持つ。 クロガネ・スメラギ・ライデンの3体を制作した。彼女自身は戦闘能力も含め何の力も持っておらず、鋼のダーサの力を与えられたクロガネ達が彼女に付き従っている。 雷帝アークと同じく旧香港の混乱後に東天ダイに見出され、八部衆に迎えられる。天人達に敗れた後はドクの元へ引き取られる。 専用スピナーとしてワダツミがある。エンディングでは新たなメカ・ネオティカスを制作し、ドクと共に災害から難を逃れている。 北天メシュメル 本名はメシュメル・アキム。魔天八部衆の1人で、水のダーサの術を使う。 新政区の代表管理官。西天フェイと東天ダイの亡き後、事実上のSIVAのトップに就任する。 新政区を拠点とした新たなネットワーク・システムのプロジェクトを任されている。相当の美男子でもあるが女癖が悪く常に酒宴を催しており、多数の女性の舞を見ながら自身の周りにも女性をはべらせている。また、彼の腹心も女性である。 新型電脳炉による曼荼羅システムの稼動を魔天王から任されているが西天フェイ同様に野心家であり、『天』の力を得る為の曼荼羅システムを凍結したリュウケイから解除コードを聞き出す際には強力な薬を使用し、解除コードと美紅のフォースコマンドを聞きだした後に殺害するという冷酷な一面を持つ。 月琴明王ヤマと関係を持ち魔天王を欺こうとするが、逆に利用されてしまった。 月琴明王ヤマ 魔天八部衆の1人で、月のダーサの術を使う。 西中医研区の遺伝子研究所所長。妖艶な色香を持ち、東天ダイや北天メシュメルと関係があり彼らを魅了していたが、それは自身の都合の良いように彼らを利用したかっただけであり、実際は魔天王の愛人である。 魔天王から新たな人工生体の研究を任されている。 冷酷な性格で、失敗作だったノイを殺害したり、『血の祝宴』や『アウターハンティング』といった残酷な催しを行っている。 天人達に追い詰められ魔天王に助けを求めるが、魔天王にとって彼女は所詮捨て駒でしかなく、『天』の力を手にした魔天王によって人の姿から魔物であるヤグ・マスターへとその姿を変貌させられてしまった。 リュウケイ 西天フェイの稚児で、科学者でもある。 女性と見間違える程の美しい容姿の男性。西天フェイはリュウケイを敵でなくて良かったと語る程、その優秀さが伺える。 SIVA本社ビルに乗り込み、南天リーの攻撃に耐えた天人達に興味を持ち調べている内に美紅が旧世代の人工生体である事を突き止める。気功術も心得ており、西天フェイと風霊ヴァザをサポートする為に、回復呪文を使用する。 天人達に風霊ヴァザを倒され、西天フェイ自身も傷を負った際に西天フェイの力により強制的に転移させられた後、曼荼羅システムを封鎖、SIVAから逃亡をしていた。 北天メシュメルに捕えられた時に自白剤を投与されるも特別な薬物を使用しており解除コードを喋ろうともしなかったが、自身が体験した事のない強力な薬を打たれた結果、解除コードと美紅のフォースコマンドを自白した末に北天メシュメルによって用済みと見なされて殺害された。 後に、新政区で彼の遺体が発見された。 デュラン 樹羅帝ヴァーラの愛人で、ネイティブアメリカン。 旧香港の混乱後に樹羅帝ヴァーラと共に新香港へとやってくる。特に役職はないが常に樹羅帝ヴァーラと共にいる。 その正体は樹羅園で噂されている黒豹で、自然を荒らす者や自身に危害を加える者に対しては攻撃的だが、道に迷った子供達を出口まで導くなど心優しい所もある。 形勢が不利になると樹羅帝ヴァーラは身を挺(てい)してでもデュランを逃がそうとするが、彼はヴァーラと共に戦う事を選び、黒豹へと変身する。 クロガネ 妖鋼妃によって制作された戦闘メカ。 妖鋼妃に常に従う。武器はブレードで気功術のシステムも組み込まれており、攻気の術を使用する。天人達に破壊されても、スメラギと共に妖鋼妃を護ろうと再稼動する。 スメラギ 妖鋼妃によって制作された戦闘メカ。 妖鋼妃に常に従う。武器は手に内蔵されたマシンガンとメインモニター部に仕込まれたレーザー砲。フソウ・ドライバーであるテツの恋人を殺害した。天人達に破壊されても、クロガネと共に妖鋼妃を護ろうと再稼動する。 ライデン 妖鋼妃によって制作された戦闘メカ。 妖鋼妃に常に従う。武器は四つの腕と背面に装備された人工雷発生装置。また両肩の装甲を浮遊砲として切り離し、人工雷発生装置の力を増幅させる事で強力な雷を相手に対し放出する。南天リーの腹心であるエルファスとマクレガーの二人を雷帝アークと共に排除する。 ワダツミ 妖鋼妃によって制作されたスピナー。 工業区から出る際に登場。調整中だったが問題なく稼動する。 スピナーポートが設置されているダウンタウンを駐車場として同じくスピナーポートが設置されている新政区、西中医研区、中央区への移動手段として用いられる。 ネオティカス アーヤ(妖鋼妃)によって制作された最新型のメカ。 エンディングに登場し、災害で崩壊したドクの店からアーヤとドクの二人をその下に避難させている。 ドクも『アーヤの新作は優秀で自分の制作したアイザックではこうは行かなかった』と褒めている。 エルファス 南天リーの腹心で、長身でパワード・スーツで身を包んだ青年。 ホウメイを殺害しようと南天リーの許可を得ずに黒服の男達を天人達に差し向けるが失敗に終わる。この事は南天リーの知るところとなるが、民警と探偵では何も出来ないと南天リーから告げられるとその命令に従う。 シャオメイの死後、魔天王に造反した南天リーが工業区に幽閉されていると聞きマクレガーと共に向かうが、マクレガーよりも先に雷帝アークとライデンに殺害される。 しかしマーヤー界にある幻影城が地上に降臨した際の大災害後には再生復活し、マクレガーと共に再び南天リーに仕える。 マクレガー 南天リーの腹心で、丸メガネにカイゼル髭を蓄えた中年男性。魔男爵マクレガーの通り名を持つ。 シャオメイの死後、魔天王に造反した南天リーが工業区に幽閉されていると聞きエルファスと共に向かうが、天人達の目の前で雷帝アークとライデンの前に敗れ去り、天人たちに南天リーの事を託して息絶える。 しかしマーヤー界にある幻影城が地上に降臨した際の大災害後には再生復活し、エルファスと共に再び南天リーに仕える。
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