鉄道線
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鉄道線
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開業時以降に投入された木造ボギー車 デハ1-4 1-3は1924年、4は1925年のいずれも雨宮製作所製。全長9449mm、全幅2134mm、自重10.35t、定員50人(座席26人)、30馬力電動機2台。車体は正面3枚窓で側面窓上の半月状のアーチが特徴で窓扉配置はD1 2×4 1Dで、車内幅は1778mmと軌道線の車両より大きいとはいえ広くはない。台車は軌道線のボギー電動車と同形態の板台枠のウイングバネ台車で主電動機出力も同じ22.4kW/500V。当初は手ブレーキのみだったが1928年に空気ブレーキを追加。デハ3・4は1931年の車庫火災で焼失、同年(認可上は翌1932年)に木造時と同様の形態の半鋼製車体(窓扉配置D10D)で復旧。全長10250mm、全幅2130mm、自重10.3t、定員50人(24人または28人)。デハ3は貴賓車としても使用されたことがある。木造のまま残ったデハ1・2は後年軌道線でも使用されたあと1960年と1962年に鋼体化されてデハ21・22となった。 サハ1-5 1-3は1924年、4・5は1926年雨宮製作所製でデハ1-4と同様の形態の付随車。1928年に空気ブレーキを追加。サハ5は1931年の車庫火災で焼失後、同年(認可上は1932年)に木造の時と同様の形態の半鋼製車体で復旧。サハ1-4は1959-60年に鋼体化されサハ201-204となった。 木造車の鋼体化改造車 デハ21・22 1960年と1962年にデハ1・2を台車、機器等を使用して張上屋根、ノーシル・ノーヘッダーの車体に載せ替え鋼体化した車両で全長10860mm、全幅2130mm、自重1.5t、定員60人(座席30人)。トロリーポール集電で軌道線で使用され、軌道線廃止の1969年に廃車。 サハ201-204 1959-60年にサハ1-5をデハ21・22と同様の形態の車体で鋼体化した車両で、主に軌道線で使用された。車体寸法、定員はデハ21・22と同一、自重8t。 戦後の新造車 デハ55 1950年日本車輌製の12m級電車で正面3枚窓。集電装置は当初ビューゲルであったが後にZパンタ化された。富山地方鉄道デ5010の類似車。全長12260mm、全幅2130mm、自重16t、定員80人(座席30人)、主電動機出力22.65kW/300V。 デハ56 1954年汽車会社東京支店製の12m級電車で正面3枚窓で寸法等はデハ55と同一、実際の車体は大栄車輛で下請け製作されたという。登場時は集電装置がパンタグラフだったが後にZパンタ化された。 デハ57 1958年日本車輌製造東京支店製の張上屋根、ノーシル・ノーヘッダー、窓も900mm幅と大きく軽快な形態の電車。集電装置はZパンタ。なお、中央運転台ながら正面2枚窓で運転士にとっては邪魔になる中央に窓枠があったり、乗降口がステップ付で扉が引戸ながら、戸袋が床上部分しかなく扉開時に扉下部が戸袋下にはみ出るなど、あちこちに変わった構造が見受けられる。全長12260mm、全幅2130mm、自重16t、定員80人(座席36人)、主電動機出力22.8kW/600V。 モハ28 1963年日本車輌製造東京支店製で花巻電鉄最後の新造電車。鉄道線の所属ではあるが実際には軌道線で使用された。ドアエンジン、蛍光灯付きの近代的仕様ながら、軌道線は電柱を架線柱に兼用していたため柱間隔が長く、架線のたるみが大きかった関係でトロリーポール装備で登場。台車はデハ55-57と同様の菱枠式の日車NA-14で、張上屋根、ノーシル・ノーヘッダーの当時の路面電車と同様の形態。軌道線廃止後は鉄道線に転じ集電装置がZパンタに換装された。全長11860mm、全幅2130mm、自重13.6t、定員60人(座席30人)、主電動機出力22.4kW/300V。 サハ101-104 1954年日本車輌東京支店(101・102)および1956年東洋電機の付随車で張上屋根、ノーシル・ノーヘッダー、窓扉配置は1D7D1。全長10660mm、全幅2130mm、自重8t、定員50人(座席24人)。 サハ105・106 1963年日本車輌製造東京支店製でモハ28と同様の形態の付随車。全長10860mm、全幅2130mm、自重9.5t、定員70人(座席30人)。 気動車 キハ801 1964年に廃線となった遠州鉄道奥山線のキハ1804を1966年に購入したもので、変電所の負荷を低減する目的で投入された車両だが、あまり(ほとんど)使用されなかったという(にも関わらず、車体外部側面には清涼飲料の広告看板が取り付けられていた)。正面はHゴム支持の2枚窓、側面は幅850mmのバス窓の近代的な気動車で、塗装も他の車両と異なりオレンジに白帯でステップを2段式に改造して使用した。1956年日本車輛製造製の機械式気動車で、エンジンは日野DS40型水冷6気筒7.98lディーゼルエンジン、定格出力95PS/1400rpm、最大出力150ps/2400rpmでチェーン式2軸駆動、全長10809mm、定員60人(座席28人)、自重11.8t。軌道線廃止の1969年に廃車。 電気機関車 EB61 1924年の鉄道線開業時に用意された日本車輌製造製の6t機。当初の番号は1だったが1941年にEB61に改番された。 EB62 下野電気鉄道(現・東武鬼怒川線)で使用されていた6.5t機。戦後の購入。
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「鉄道線」の例文・使い方・用例・文例
- 鉄道線路と道路は平行している。
- 鉄道線路はダイナマイトで爆破された.
- 鉄道線路は四方八方に分岐している.
- 鉄道線路.
- 鉄道線路
- 鉄道線路へ飛び込む
- 曲がった部分(道路、川または鉄道線路などの)
- 標準的な56.5インチより広い鉄道線路(か幅)
- 彼は鉄道線路に沿って歩いた
- 鉄道線路が通っているトンネル
- 鉄道線路上に置かれ、列車がその上を走ると発火する小型の爆発物
- 鉄道線路の敷設や修理を行う労働者
- 鉄道院が管理する鉄道線路
- 鉄道院が管理する鉄道線路を走る電車
- 海に沿った鉄道線路
- 車止めという,鉄道線路の末端に付ける装置
- 溝橋という,鉄道線路下の排水路に架ける橋
- 特定の目的だけのために敷設した鉄道線路
- 網の目のように通じている鉄道線路
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