米国地球外生命体対策調査研究所
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/22 10:12 UTC 版)
「侵略!イカ娘」の記事における「米国地球外生命体対策調査研究所」の解説
「れもん」がある浜辺近くの洞窟の中に拠点を構えるアメリカ合衆国の宇宙人研究組織。メンバー全員がM.I.T.を首席で卒業した経歴を持ち、高い知能と技術力を誇るが、宇宙人の研究以外には全く関心がない。しかも、メンバー全員、宇宙人にはまだ一度も遭遇した事がない(なお宇宙人の存在そのものは劇中で何度か示唆されている)。彼らは日本支部という形で置かれているが、ほとんど成果を見せないため原作第269話では強制帰還させられかけたことがある。 シンディー・キャンベル 声 - 生天目仁美 (日本語) / 国分絵麻 (英語) 髪をポニーテールにした金髪美人。調査担当。イカ娘を宇宙人として認定し、研究している。 宇宙人に対して憧憬の気持ちを持ち続けており、情報収集や直接的アプローチに熱心である。しかしおもちゃのUFOを目撃しあわてる悟郎を見るまで3バカトリオ以外には宇宙人の存在を信じてくれる人がいなかったとのこと。そのためか友人と言える人物は一人もいない(3バカはあくまで「仲間」という認識で友人ではない)。また、陳腐な合成写真や3バカ製作のおもちゃのUFOと同じく3バカ製作の本当に乗れるサイズのUFOにあっさり騙されている。 行き過ぎた所もあり、宇宙人であることを否定するイカ娘の言葉は全く無視。そればかりか、イカ娘を洗脳して宇宙人に仕立てようとしたが、千鶴が伊勢海老カレーを見せて「宇宙人なら海老は食べないわよね」と言ってイカ娘を洗脳から元に戻した。 目的は違うものの、イカ娘に異常な執着を示す点は早苗と共通であり、時には協力してイカ娘への接近を図る。当然ながら当のイカ娘本人には早苗とともに鬱陶しがられている。 「れもん」の近辺によく姿を見せるが、イカ娘や「れもん」のメンバーに接触する以外に調査活動をしている様子は見られず、本人も「ヒマ」と言っている。原作第183話では「夏休みのバカンスでここにいるのでヒマでも問題ない」とのこと。原作第280話では「イカ娘の調査」という「れもん」に来店する本来の目的を忘れかけている。 自身はアメリカ人であると言っているが、簡単な挨拶も疑問符交じりに言っているところから、母語(第一言語)は英語ではない可能性がある。相沢家に英語を教えに行く際は予習までしていた。教師としてやることには難色を示しており、通訳も責任が重すぎるという理由から嫌がっている。 「れもん」の近辺では、白地にパステルグリーンのストライプ柄ビキニに赤いパーカーを羽織った姿でおり履物はビーチサンダルを履いているが、相沢家に英語の家庭教師として訪れた際には露出の少ない普通の服装をしており、栄子には「一応常識はある」と評された。 近視であり、普段はコンタクトレンズを着用している。 「海の家れもん」が人手不足になると応援要員として働く事もある。 日本の原付免許を取得している。 イカ娘がシンディーに対して持つイメージは「ゾンビ」。 イカ娘の呼び方は「イカ星人」。 3バカ 研究所の研究員。シンディーと同じくイカ娘を実験、かつ研究したがっている男性3人。3人共かなりバカな性格な為、3人まとめて「3バカ」と呼ばれている。 カタコト日本語を話す。3人連れ立って、「海の家れもん」を訪れる。 技術力は恐ろしいほど高度で、現代科学のレベルを超える程である。しかし宇宙人の研究以外には興味がないため、人類に役立つ発明をしても公表しない。栄子はこれを「才能の無駄遣い」と揶揄している。 実際に開発するメカは胡散臭く、本業であるはずの宇宙人の研究とは関係のないメカばかり開発しており、武器に該当するものまで作っている。中には明らかに犯罪になりそうなものまである(無限に金が増殖する貯金箱など)。 またメカ自体も必ず何かが間違っており、彼らが主張する機能とは全く異なる作用をする事ばかりで、必ず「れもん」や相沢家に厄介ごとをもたらす元になる。 “侵略者の威厳が身に付く弾”と称して物体消滅弾を持ちこみ、「海の家れもん」の建物を消滅させたことも。 また、イカ娘がたけるのラジコンカーを壊してしまった際、栄子に頼まれて3バカが修理したが、余計な機能(ジェットエンジンないしロケットエンジン)を取付け、却って問題を拡げる結果となった(おまけのコマでは『バック・トゥ・ザ・フューチャー』のごとく白亜紀にタイムスリップした描写がある)。 アニメでは、M.I.T.を首席で卒業した事をことさら誇りに感じているようで、何か話す際に一々「M.I.T.を首席で卒業した〜」と自慢している。 3バカトリオ自体もそのメカも身内のシンディーにすら信用されていない。渚からも「人類にとっての本当の脅威」とまで言われている。 宇宙人とコンタクトをとったことを既成事実化するためにイカ娘に宇宙人と認めるよう土下座して頼み込んだために、栄子に「ロマンはあってもプライドはない」と評されたことがある。これに限らず困ったときには3人揃って土下座して問題の解決を図ることが珍しくない。 「エリート研究員の主張」と称し、常に白衣を着用。海水パンツを着用する時でさえ白衣だけは着ており、イカ娘や栄子から「変態」と呼ばれた。 「3バカ」とはシンディーが揶揄をこめて呼んだ通称だが、間もなく他のキャラの間でも使用されるようになった。また、アニメの次回予告(第1期9話ED)で登場した際には自ら「3バカ」と名乗っている等、自分達がバカな性格である事(またはそう呼ばれている事)を全く気にしていない。ハリス 声 - 佐々木誠二 「3バカ」の中で一番長身の黒人。実験担当でイカ娘を実験したがる。兄と妹がいる。 肉体的には3バカの中で最も強靭な模様で、千鶴のサンプルは自ら透明化して回収に向かうなどアクティブな行動も見せる。 滑舌が悪いようで、クラークの発明品の効果を確かめるのに実験台になった。 クラーク 声 - 勝杏里 痩せた白髪の白人。「3バカトリオ」の中で唯一暗い顔をしており、「3バカトリオ」の中で背は中くらい。やや虚弱な様子で「自然光はつらい」との事。開発担当でイカ娘を実験したがる。自作のメカを持って単独で「れもん」を訪れることが多い。弟がいる。 3バカの危険な発明品のほとんどが彼によるもので、特に光線銃がお気に入りらしく「増殖光線銃フエール銃」「脳を爆発させーる銃」「パワー満点銃」などを所持している。南風の店長と組んで新型偽イカ娘の制作に技術提供したこともある。 3バカのなかでも特に活躍の場面が多く、一人で物事をすべて解決してしまうため荷物にしかならないと感じた二人によって解散することが宣言されたが、彼と離れた二人は宇宙人がいないために真価を発揮できずクラークの説得もあって元の鞘に収まった。しかし、この二人を何度も実験台にしているために友情には若干暗いものも見られる。 マーティン 声 - 後藤哲夫 太った黄色人種で「3バカトリオ」の中で最も身長が低い。研究担当でイカ娘を研究したがる。六角形の眼鏡を掛けている。一人っ子。 千鶴を宇宙人と疑ってサンプルを回収する際、発明品を使わず千鶴のファンを名乗って髪の毛か血液を直接交渉に出たが、見事に成功してシンディーに呆れられた。 何度もクラークの発明の実験台になっているらしく、侵略者の威厳が身に付く弾の実験台に選ばれた際に不満を漏らす場面がある。また第2期第1話では光線を浴びて引き締まった体系になったが、すぐに効果が切れて元以上にたるんでしまった。 気分が悪くなるとよく吐いてしまう。寝覚めが悪く、クラークの目覚まし光線銃でやっと起きる様子。
※この「米国地球外生命体対策調査研究所」の解説は、「侵略!イカ娘」の解説の一部です。
「米国地球外生命体対策調査研究所」を含む「侵略!イカ娘」の記事については、「侵略!イカ娘」の概要を参照ください。
- 米国地球外生命体対策調査研究所のページへのリンク