米国外での出生
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/03 05:52 UTC 版)
「アメリカ合衆国旅券」の記事における「米国外での出生」の解説
米国外に出生地がある米国人の場合、国名または従属領域のみが記載される。国名は、出生地の領域を現在支配している国の現在の名称であるため、国名が変更されると記載される出生地名も変更される。例えば、1991年以前にソビエト連邦(併合が米国に認められていないバルト三国を含む)で生まれたアメリカ人の場合、出生地として構成国名が記載される(例:アルメニア・ソビエト社会主義共和国で生まれた場合Armenian Soviet Socialist Republic, Soviet UnionではなくArmenia)。他の例として、旧パナマ運河地帯で生まれたアメリカ人の場合、1979年10月1日以降に生まれた者は出生地としてPanamaが記載されるが、それ以前に生まれた者は出生地の都市名を指定することができる。米国外で生まれた市民は、国名に異議を唱えれば、出生地の都市や町をパスポートに記入することができる。ただし、出生地の指定を理由にビザや入国が他国に拒否された場合、国務省は通常の料金でパスポートの再発行を行い、その外国への入国を容易にすることはない。
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