第7支部
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遺志黒 (いしぐろ) 声 - 大久保瑠美、岩崎ひろし(正体)/ 演 - モロ師岡(ドラマ版)/ 堀田勝(舞台版第3作) 「爪」の第7支部を束ねる支部長。重力を操る能力を持ち、重力の塊「黒玉」を作ってあらゆる物を引き寄せ、吸い込む。 普段はガスマスクとボイスチェンジャーで正体を隠しているが、中身は老人。「特別な力を持つ自分は世界に特別扱いされて然るべき」という傲慢な思考の持ち主で、超能力を持たない人間は猿同然だと見下している。モブの全超能力が憑依した霊幻の叱咤で心を折られ、自暴自棄になって支部ごと破壊しようとするが、直後に将から制裁を受ける。 第7支部解体後、他の幹部と同様に除名抹殺対象となる。 桜威遊介(さくらい ゆうすけ) 声 - 細谷佳正 / 演 - 出合正幸(ドラマ版)/ 神里優希(舞台版第2作・第3作) 「爪」の幹部。誇山のパートナー。日本刀(元はプラスチック製のおもちゃ)を携え、理知的な雰囲気を漂わせる眼鏡の男。 幼少期に両親から捨てられ、引き取られた先の施設で壮絶なイジメを受けた悲惨な経験からこの世のあらゆるものを呪うようになり、呪いによってあらゆる物体に特殊な力を付加する能力を持つ「呪術者」となった。玩具に呪いをかけ強化する「呪玩(じゅがん)」で戦闘を行うほか、入った能力者の能力を封じる「封印部屋」なるものを作り出せる。 第7支部解体後、他の幹部と同様に除名抹殺対象となる。本部に対抗するため、霊幻たちに協力した。 現在は誇山と共にコンビニで働いている。悪質な客の頭を挟む用おでん用トングを持ち歩いており、有事の際はトングで戦う。 誇山恵(こやま めぐむ) 声 - 三木眞一郎 / 演 - 岩永洋昭(ドラマ版)/ 和成(舞台版第2作)、田中涼星(舞台版第3作) 「爪」の幹部。初登場時はフードで顔を隠していた。筋骨隆々の体躯を持ち、モヒカン頭、耳と唇にピアスをつけた強面の男。 凶暴な超能力者であり、子供相手でも容赦なく暴力をふるう。腕や脚に念動力を螺旋状に纏わせる「念動螺旋」による打撃でモブを追い詰めたが、全力を開放したモブに圧倒される。しかし目的達成を優先し、モブとの交戦を諦め律をさらって退却。その後、第7支部アジトに侵入したモブと再戦するも瞬殺された。他の幹部からはバカだと思われている。 第7支部解体後、他の幹部と同様に除名抹殺対象となる。本部に対抗するため、霊幻たちに協力した。 現在は桜威の紹介で同じコンビニに勤めており、髪を黒に染めピアスを外した堅気な外見に変わった。客へのサービス心を優先するあまり規則を逸するほど仕事に傾倒している。 寺蛇(てらだ) 声 - 立木文彦 / 演 - 坂本和基(舞台版第3作) 「爪」の幹部。誇山がモブを取り逃したことを支部長に告げ口するなど、陰湿な性格。誇山からもあまり良く思われていない。念力の鞭を操る「空鞭(からぶち)」で戦闘を行う。 独断でモブを倒そうと覚醒ラボに乗り込むが、テルもその場にいたことで拘束・拷問される。アジトまで案内をさせられるも森の中へ逃走、「空鞭」を有利に使える地の利を得てモブたちを襲うが、モブとテルの共闘により敗北。 第7支部解体後、他の幹部と同様に除名抹殺対象となる。本部に対抗するため、霊幻たちに協力した。 邑機(むらき) 声 - 鶴岡聡 / 演 - 河野賢治(舞台版第3作) 「爪」の幹部。肩パッドに大きなマント、額に謎の印という奇妙な出で立ちをしているが、実は単なるコスプレ。物理攻撃が効かない霊体を無数に飛ばし、相手を一方的に攻撃する「幽体術(ゆうたいじゅつ)」の使い手。 霊幻に打ち負かされたことをきっかけに、彼を「霊幻大先生」と呼び信奉するようになる。第7支部を抜けた後はコスプレ姿から一転、スーツを着用している。 第7支部解体後、他の幹部と同様に除名抹殺対象となる。本部に対抗するため、霊幻たちに協力した。 無飼(むかい) 声 - 小見川千明 / 演 - 加藤里保菜(舞台版第3作) 「爪」の幹部の少女。一人称は「ボク」。木人形を自動で遠隔操作できる「人形使い」。性格は無邪気かつ、他の幹部たちの例に漏れずどこか残酷。槌屋を「ツッチー」と呼び慕っている。大切な木人形たちをモブに破壊される。 第7支部解体後、他の幹部と同様に除名抹殺対象となる。「爪」の襲撃の際、人形の材料にしていた御神木を燃やされ、怒りをあらわにした。本部に対抗するため、霊幻たちに協力した。 嶽内(たけうち) 声 - 柳田淳一 / 演 - 田中涼星(舞台版第3作) 「爪」の幹部。槌屋とは逆に、気の力を体外に放出する技の持ち主。普段は不気味な顔つきだが戦闘になると整った顔つきになり「底が計り知れない」と遺志黒に言わしめるが、能力を振るう場面すらなくモブに倒された。 他の支部の「傷」にも凄腕と認められる実力者である。車を飛ばすほどの念動力が扱える。必殺技は大出力の気を掌から放出する「超滅気功弾」。 第7支部解体後、他の幹部と同様に除名抹殺対象となる。本部に対抗するため、霊幻たちに協力した。 宮蛾輪(みやがわ) 声 - 勝杏里 / 演 - 森公平(舞台版第3作) 「爪」の幹部。パイロキネシスの使い手。髪を逆立てた、ひょろ長い体躯の男。モブ、エクボと別れ単独行動していたテルを凄まじい火力で襲うも、火元である自分自身をバリアで包まれ、大火傷を負い敗れる。 第7支部解体後、他の幹部と同様に除名抹殺対象となる。 槌屋(つちや) 声 - 原優子 / 演 - 間宮夕貴(ドラマ版)/ 坂本和基(舞台版第3作) 「爪」の女性幹部。気を体内に留めることで身体能力と防御力を強化できる「気功術」の使い手。「純粋な戦闘なら『傷』の中でも目立つ強さを持っている」と支部長の遺志黒をして言わしめている。己を「ツッチー」と呼び懐いている無飼のことは彼女自身も気に入っているらしく、よく面倒を見ている。無飼の人形を破壊したモブと接触。気功術を生かした近接戦闘でモブにダメージを与えるが、女性を傷付けたくないモブに本気で戦うことを拒絶される。しかしそれを侮辱と称し、自身と本気で戦っていいことを許可し、本気を出したモブに敗北する。 第7支部解体後、他の幹部と同様に除名抹殺対象となる。本部に対抗するため、霊幻たちに協力した。 霧藤(むとう) 声 - 桐井大介 / 演 - 鈴之助(ドラマ版)/ 河野賢治(舞台版第3作) 「爪」の幹部。幻覚を見せる能力者で、その能力を用いた恐怖による精神支配で攫ってきた能力者を洗脳する「教育係」でもある。支部戦ではモブに強烈な幻覚を見せた結果、「拒絶」の感情を爆発させたモブに幻覚を逆流させられお互いに失神してしまう。 第7支部解体後、他の幹部と同様に除名抹殺対象となる。 魔津尾(まつお) 声 - 綿貫竜之介 / 演 - 天羽尚吾(舞台版第3作) 「爪」の幹部。男性だがオネエ言葉で喋る「悪霊使い」。「ゴーストカプセル」と呼ばれる密閉容器の中に悪霊を封じ込め、普段はそれを腰に巻いて携帯している。彼が使役する悪霊たちはそのグロテスクな見た目とは裏腹に「クッキーちゃん」、「ガムちゃん」、「キャラメルちゃん」といったお菓子の名前が付けられている。 エクボを捕らえ、蟲毒によって最強の悪霊「マシュマロちゃん」を作り出そうとしたが、エクボが他の悪霊を全て喰らい尽くしてしまったため失敗に終わる。 第7支部解体後、他の幹部と同様に除名抹殺対象となる。 まっとうに生きるため苦戦しながらも霊能商法を試みている模様。浅桐正志の依頼に応じ、浅桐みのりに憑依した悪霊を除霊するため浅桐家を訪れる。モブと最上の戦闘を見届け、みのりの体内から出た最上をゴーストカプセルで吸収。「プリンちゃん」と名付けたが、最上の強すぎる力は制御できなかったようで、小瓶に入れて封印している。 略奪された調味市で、峯岸と戦っているモブを発見し加勢したが、鈴木統一郎の力を分け与えられた本部構成員に敗北。最上を封印した小瓶を割られて解放されてしまった。
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