沙知代バッシングとは? わかりやすく解説

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沙知代バッシング

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/30 23:15 UTC 版)

ミッチー・サッチー騒動」の記事における「沙知代バッシング」の解説

沙知代学歴詐称をしているのではないかという疑惑取り沙汰された。発端沙知代衆議院選挙立候補に於いて外国人記者クラブ記者前に「私はコロンビア大学聴講生として通っていた」と会見し選挙公報にも最終学歴コロンビア大学卒業となっていた。沙知代実弟伊東は彼女の学歴について、「中等学校終了し終戦後数年間には、東京新橋第一ホテル皿洗いアルバイトなどをしつつ、進駐アメリカ人兵士相手パンパンとして身を立てていた」としている。 騒動過熱する中、1999年7月1996年第41回衆議院議員総選挙沙知代新進党から立候補した際、虚偽経歴アメリカ合衆国コロンビア大学卒業1972年に克也と結婚した等の経歴)で選挙活動行ったとして浅香沙知代公職選挙法違反虚偽事実公表罪)で計7件の告発行った。この時、弁護士若狭勝沙知代身辺調査行った浅香東京地検沙知代公職選挙法違反であると告発するも、7月14日不受理となり、浅香同日浅草ホテル会見行い、目にうっすら涙を溜めながら、「残念ながら受理されなかった。こんなことがあっていいのかと思います」と悔しさを滲ませていた。直ち告発状申し付け東京地検が再告発受理したことに合わせ浅香渡部十勝中心に沙知代学歴詐称疑惑調査求め署名活動が行われ、浅香最終的に集まった71,611通の署名当時法務大臣だった陣内孝雄提出した当時与党自民党議員中に、この東京地検告発不受理について衆院法務委員会追及しようという声も上がっており、沙知代学歴詐称公職選挙法違反国会登場となる可能性示唆されていたほか、告発不受理したことで東京地検前代未聞1万本近い抗議電話があったという。告発当時既に新進党消滅しており、この騒動を受け小選挙区立候補予定だった東祥三立候補取りやめたため、繰り上げ当選する可能性なくなったが、沙知代繰り上げ当選辞退する意向示していた。 マスコミコロンビア大学取材試みたり、実際にコロンビア大学卒業した日本人取材試みた中にはロス疑惑有名になったジミー佐古田取材試みたテレビ局であった。この学歴詐称疑いについては先にザ・ワイド』(日本テレビ)が、コロンビア大学卒業した日本在留外国人などに取材し同大学の同窓会による卒業生名簿調べており、沙知代の名前(出生名伊東芳枝」と現本名野村沙知代双方)がないことを確認していた(検察捜査員が、現地コロンビア大学調査したところ、大学事務当局には当時留学生学籍原簿単位認定記録等自体残っておらず、経歴詐称証拠得られなかった)が、この事実地検捜査影響及ぼしたということについては一切報道されておらず、沙知代はこのことに対しコメントをしていない。なお、学歴詐称指摘され沙知代は「コロンビア大学ではなくコロラド大学留学した間違えたのは編集部ミス」と答えるなど、曖昧非合理な対応に終始していた。その他、「コロンビア大学への留学証明できる書類などが金庫ごと盗難遭い証拠提出できない」とも述べていた。 また、婚姻歴については、息子野村克則誕生日から逆算し、1972年当時には克也と事実婚の状態であった認定された。同年10月、これらの事実を受け、本件は全件7件の全てが、嫌疑不十分により不起訴とされた。この決定対し東京地検抗議殺到した不起訴翌日不起訴決定納得しなかった十勝花子は、東京地検前にマスコミ呼び検察決定カチンときた。何故、あれだけ証拠ありながら不起訴なのか分からない。もう検察死んだ思っている。だから喪服着て会見します」と怒り露わにして会見行った学歴詐称疑惑美容整形などの料金踏み倒し疑惑ドタキャン問題など騒動頻発していた沙知代対す視聴者反発などもあり、レギュラー出演していた『快傑熟女!心配ご無用』を1999年8月12日放送分を以って降板した。 沙知代はこれらのバッシングにはほとんど黙認していたが、脱税による逮捕執行猶予付いた2002年5月、「もうこれ以上我慢する気はさらさらない」と堪忍袋の緒切れた大量提訴踏み切った騒動関連した数多く週刊誌(『週刊実話』のほかに『週刊ポスト』、『女性セブン』、『女性自身』、『週刊女性』、『FLASH』、『週刊朝日』など)や芸能人著名人浅香渡部デヴィ夫人塩月杉浦など)を相手取り、名誉を毀損されたとして裁判起こした名誉棄損件数は計31件、賠償請求額は合計5億円とも伝えられる)。この訴訟公になった時、浅香は「えっ、私に?デヴィさんの間違いじゃない!?」「疲れ切っちゃって」「腰と足を痛めちゃいまして」などと述べた2003年5月15日には「借金10億円以上ある」、「出馬した衆院選で落選後、選挙事務所から1,000万円持ち去った」などの記事書き立てた週刊実話』に対し220万円支払い発行元日本ジャーナル出版対し)を、同年9月2日には塩月に1,100万損害賠償求めた訴訟判決で、塩月77万円支払い先述著書でのイニシャルの件であり当時東京地裁浅香久雄裁判長は「『28年前に自分秘書をしていた人物』と特定しており、Yさんが沙知代を指すと分かる人は相当数上る」と判断。「印税横領したのような記述社会的評価低下させた」と名誉棄損認めた)を、同月22日には「(沙知代は)魔女どころか毒婦以下」と発言したデヴィ・スカルノに110万円支払いを、それぞれ東京地裁命じた。 そして2004年1月16日には、浅香に対して名誉毀損1億1,000万円損害賠償求めていた訴訟判決下り東京地裁浅香に110万円支払い命じている。翌17日には『日刊スポーツ』が「サッチーミッチー辛勝騒動終止符」と題しこのことを取り上げた浅香東京高等裁判所控訴するも、6月28日には東京高裁でも沙知代訴え認められる格好となった。ただし、浅香名誉棄損認めつつも、「真実相当性認められるものもある」ということで、賠償金1億1,000万円から110万円減額された。 当時東京高裁赤塚信雄裁判長浅香マスコミへの情報提供について、「雑誌記者情報提供した段階名誉棄損成立した」と認めた一方で学歴詐称に関しては、「留学経験があるなら、連日疑惑報道野村さんが何の反論もしないのは極めて不自然で、学歴詐称していると信じる相当の理由があった」と、改め真実相当性認めている。 また、沙知代は「『舞台で共演継続したい』という浅香要望断った直後浅香批判をし始めた」と述べている。

※この「沙知代バッシング」の解説は、「ミッチー・サッチー騒動」の解説の一部です。
「沙知代バッシング」を含む「ミッチー・サッチー騒動」の記事については、「ミッチー・サッチー騒動」の概要を参照ください。

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