東江戸川区内
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/09 15:24 UTC 版)
「おじゃまんが山田くん」の記事における「東江戸川区内」の解説
東江戸川電鉄 東江戸川区を駆け抜けている江ノ島電鉄や流鉄みたいな鉄道で、山田家のそばも走っている。 2両連結で黄色とオレンジ色に塗られ、車両の中央付近にパンタグラフがある路面電車スタイルの電車が走っている。かなり大手らしく、特急も運転しているが、起点や終点がどこだかさっぱりわからない。「たぶちざわ」、「あち」などの名前がある駅もある。駅員や乗務員の接客態度の悪さは当時の国電のそれも含めて皮肉っている。 毎年赤字のため冷房車を1両しか保有しておらず、夏にはその車両だけが空前絶後のすし詰め状態になる。 東江戸川球場に「のりものは東江戸川電鉄」の広告を出している。山田家最寄りの駅は東江戸川駅。朝のラッシュ時には乗客を電車内に押し込む「押し屋班」のほか、電車に乗ろうとする乗客を剥ぎ取る「モギヤ班」なるバイトを雇っている。同駅では学割を申請するとペーパーテストをやらされ、点数から金額を設定していた(みのる、のぼるは小学生レベル)。愛称は「ヒガ電」で、キャバレーやスーパーなどの関連会社を持っている。 実際に江戸川の東を走っている京成電鉄がモデルらしい。放送当時、京成電鉄は大手私鉄中、唯一赤字を毎年計上しており、1990年代半ばまで他の大手私鉄では絶えてしまった春闘でのストライキを延々と続けていた。 神仏球場(じんぶつきゅうじょう) 作中ではプロ野球ヤクルトの本拠地球場という設定で、東江戸川町内にある。元ネタは神宮球場。球団名ヤクルトは実名で登場したが、球場名は仮名だった。最寄り駅として〈神仏球場前駅〉があった。 東江戸川球場 「のりものは、東江戸川電鉄」と「イボコロリ」の看板がやたら目立つ、東江戸川オジャマンツのホームグラウンド。元々は東江戸川区営野球場。東江戸川オジャマンツは区財政の窮乏を救うために創立された日本初の公営球団だが、その目的を果たさないばかりか、区財政は日を増す毎に悪化したため、当初約束された新ホームグラウンドはついに最後まで建設されなかった。 東江戸川オジャマンツ 東江戸川区財政の窮乏を救うために創立された日本初の公営プロ野球球団(あくまで劇中の設定)で、のぼるが東江戸川高校卒業後に入団した。創立当初プロ野球界に人材が払底していたため、監督に映画監督を据えたりしており、まともに野球ができたのは投手だけ。結果万年負けっぱなしであり、(映画)監督の権威を用いてどんなに有利な条件を持ち込んで勝つことがなかった。当然選手たちの士気も上がらず、本業である試合よりアルバイトの方に熱を入れていたりする。 応援歌はヤクルトスワローズの応援歌「東京音頭」の歌詞の「ちょいと東京音頭」の部分を「東江戸川音頭」に入れ替えた「東江戸川音頭」であり、球団設立前はヤクルトファンだったオカダ教授がフライパンを叩きながら応援している。球場ではオカダ教授の周りに観客が大勢いたため、観客の入りは悪くなかったと考えられる。 富士見大病院 ヨシダが山田荘の屋根で、イケダ・フクダとイモ虫のものまねをして落ちて怪我をした時に入院した病院。しかし、年中金欠病のヨシダに入院費用を払うだけの金は無く、病室は地下のボイラー室の中に設けられ、全身打撲の身ながらボイラー点検のバイトをして入院費用を返済していた。その後、レントゲン機器を大量に買いすぎて経営が行きづまってしまった。ヘラルド出版刊のアニメコミックスでは、医師の無資格診断がバレて経営が行きづまった…と変更されていた。 命名の由来は、1970年代に不要手術による子宮摘出や無資格診療で世間を騒がせた富士見産婦人科病院であり、その意味ではアニメコミックス版の方が毒が強い。 アクユー 総合スーパー。イネやヨネ子、オカダ夫人がよく買い物に出かけ、3人で井戸端会議の花を咲かせるのがここ。営業時間は午前10時から午後6時まで。開店当初は9割引のセーターの大バーゲンを行い、東江戸川の町行く人が皆アクユーで9割引で販売されたセーターを着ていたことも。 その後、客引きのためタイムセールスで激安品を売り出すのが通例となり、イネが他の客を押しのけ、強引にそのセールで買い求めた豆腐とキャベツだけのおかずが山田家の食卓を1週間近く賑わせていたこともある。 パチンコ大和 よしおがよく入り浸っているパチンコ屋。しかし、あまり稼いだ例はなく、床に落ちていたパチンコ玉1個をめぐって隣の客と大ゲンカしたり、折角打ち止め寸前まで行ったのに店内が停電になったり、店員に絡むこともたびたびあった(店の前の通りで店員に食ってかかっていったことも)。たまにみのるが学校の帰りにトイレを借りに寄ることも。2階にゲームコーナーもある。 東江戸川区役所 職員のヤル気を全く感じさせない、税金泥棒の集いのような区役所。昼のサイレン代わりに職員のアクビが正午に鳴り響く。オジャマンツ誕生の際も、区長の独断に誰一人として異議を申し立てるヤル気のある議員はいなかった。 東江戸川テレビ 電波塔はズタズタに傾いた上、慢性的な視聴率低迷に悩む赤字体質のテレビ局。低迷打開を促すべく、『アメリカ横断ウルトラクイズ』の向こうをはった「東江戸川横断ウルトラクイズ」を実施(アメリカ横断ウルトラクイズが実名で言及されているが、社長いわく「そんな金あるわけ無いだろ」と大幅にスケールダウンした)。優勝賞金100万円 ということで、よしおら東江戸川の地元住民が大挙して参加したが、暴力団事務所を無事通り抜けられればクリアなど、かなり無茶な内容だった。最終的によしおが優勝したものの、局は最初から賞金を支払う気は毛頭無く、インチキに気づいた出場者は局の社長らを追いかけ回し、司会者が「クイズ改めマラソン大会に番組を変更します」と訂正を加えた。
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