改造形式
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/17 10:08 UTC 版)
サハ85形 サロ85形は地方転出後1等車の需要が減少することおよびすでに1等車としての設備も見劣りすることから、1965年から1970年にかけて2等車への格下げ改造が新津・浜松・幡生の各工場で施工された。車両番号は種車のものをそのまま承継する。 また300番台車は1968年4月1日付で改造が施工されたが、同年中に後述のクハ85形に再改造された。サロ85001 - 85005・85007 - 85010・85013・85014・85021・85025 - 85029・85031・85301・85303 - 85307・85309→サハ85同番号 また神領電車区(現・神領車両区)に配置された車両のうち3両は、戦前形や70系電車等との併結となることからラッシュ対策のため1970年に浜松工場で車体中央部へ幅1,000 mmの客用扉を設置し3扉化・新設ドア周囲の座席を種車の座席を流用してロングシート化する改造施工され100番台に区分された。なおジャンパ連結器や貫通幌の交換などは横須賀線転用時に施工済である。サハ85010・85029・85003→サハ85101 - 85103 クハ85形(2代) クハ85009 クハ85309 クハ85104 クハ85108前面窓位置が低い異端車 地方転出により短編成化されることから制御車が不足することになり、付随車の先頭車化で充当させるべく以下の改造が浜松・幡生・長野の各工場で施工された。前位側に切妻構造の高運転台を取付。改造時期により前面窓の高さが若干異なる。 前位客用扉を移設のうえ1,000 mm幅に拡大 本改造では種車により以下の番台区分がなされる。 0・300番台 種車がサロ85形の区分。客室内はほぼそのままで定員は56人。サロ85形から直接改造された車両と一旦サハ85形に改造された車両に分類されるが、304・311が相互に入れ替わった以外はどちらも車両番号はサロ時代の原番号を承継する。85300・301の2両は後年、前照灯シールドビーム2灯化改造が施工された。サロ85013 - 85019・85022・85023・85034・85035・85300・85302・85308・85310・→クハ85同番号・サロ85311→クハ85304 サハ85005・85007 - 85009・85013・85028・85032・85033・85301・85303・85305 - 85307・85309→クハ85同番号・サハ85304→クハ85311 100番台 1973年から1975年にかけて長野工場で改造された。サハ87形100・300番台を種車とするグループのため定員76人で客用扉は前後とも1,000 mm幅である。車両番号はサロ85形改造車との重複を避ける意味からも100番台に区分された上で新たに付番された。なおクハ85100・106 - 111は他車(0・300番台を含む)より前面窓位置が若干低い異端車である。また85110・111など改造竣工から3年足らずで廃車となった車も存在するほか、85111は本系列最後の新番号付与車である。サハ87100・87101・87103・87107・87303・87323・87304・87302・87316・87317・87306・87307→クハ85100 - 85111 モハ80形800・850番台 身延線は私鉄を買収した経緯から、トンネル断面が小さく架線高もレール面からのパンタグラフ折畳高さが3,960 mmの制約が設けられていたため本系列投入に際しモハ80形のパンタグラフ搭載部分を低屋根化する改造を浜松工場で施工した番台区分。全車静岡運転所に集中配置とされたが、身延線での運用終了後は800番台の一部が大垣電車区を経て神領電車区へ、850番台が松本運転所へ転出した。 1963年から1968年に改造された800番台はモハ80形300番台が種車。850番台は1970年にサハ87形100番台に電動車化改造を同時施工したための区分である。 1973年の中央本線塩尻 - 中津川電化に充当された車両には、低断面トンネル対応のPS23形パンタグラフが開発されていたためこれに交換するに留まり、本改造は施工されず車両番号の前に◆マークを付記して識別した。モハ80317・80322・80323・80330 - 80332・80366・80372・80320・80383・80397・80357 - 80359→モハ80800 - 80813 サハ87108・87111→モハ80851・80852 クモニ83形100番台 クモユニ81形のうち飯田線での運用のため豊橋機関区(現・豊橋運輸区)へ転属した3両は、郵便室を廃止し荷物室に振替える改造が1963年に浜松工場で施工された。 形式的には72系電車改造のクモニ83形グループに属するが、同形式0番台・800番台とは異なり新性能電車との併結運転機能はない。クモユニ81004 - 81006→クモニ83101 - 83103 クハ77形 サロ85形を70系用と併結するため3扉制御車に改造。ジャンパ連結器や貫通幌の交換などは横須賀線編成に転用時に施工済である。運転席の有無以外は前述のサハ85形100番台とほぼ同様の改造内容であるがデッキ仕切壁を残置させ本系列を継承しているのに対し、本形式では編成を組成するのが70系であり仕切壁撤去を施工したために別形式とされたサロ85006・011・012・020・024・030→クハ77000 - 004・006 詳細は「国鉄70系電車#サロ85形のクハ77形(2代)への格下げ・編入改造」を参照
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改造形式
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クモハ114形 2両編成を組成するためモハ114形からの改造で登場したMG・CP等の補助機器とパンタグラフを搭載する制御電動車。クモハ115形と同様、前位台車用側主電動機冷却風取入口は前位側戸袋窓上部取付を採用する。
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