クハ77形(2代)(サロ85形からの編入)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/11 04:06 UTC 版)
「国鉄70系電車」の記事における「クハ77形(2代)(サロ85形からの編入)」の解説
1968年の両毛線電化に際し不足する先頭車の補充として横須賀線のサロ85形6両を3扉化のうえ先頭車化改造を施工し、新形式のクハ77形(2代)とした。主な改造内容は以下の通り。 前位側に切妻の高運転台を取付。 前位客用扉とその隣の側面窓を撤去し、新たに1000mm幅の片引扉を設置。 車体中央部の側面窓1箇所を撤去し幅1000mmの片引扉を設置。 前位客用扉直後および中央部扉周囲に取外した座席を流用したロングシートを設置。 後位車端部のデッキ仕切を撤去。 上記改造によって窓配置はdD3D31Dとなった。 ジャンパ連結器を連結器の左右両側に配置した奇数・偶数を分けない両渡り構造に変更。 偶数車の床下に出力3kWのMH77B-DM43B電動発電機を設置。 車両番号はクハ75形・サハ75形とは異なり、000から付番されている。 サロ85006・85011・85012・85020・85024・85030→クハ77000 - 77004・77006 本形式ならびに上述クハ75形は、クハ103-269以降の高運転台車に類似する前面スタイルで、80系のサロ85形やサハ87形を同様に先頭車化改造したクハ85形とともに独特の外観を持つ[要出典]グループとなったほか、改造前の仕様によりサロ85030改造のクハ77006のみ側窓が下降式(その他は上昇式)である。
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