改造後の構造
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/03/30 07:47 UTC 版)
「多摩湖鉄道の鉄道車両」の記事における「改造後の構造」の解説
改造内容は設計変更認可申請の理由書では「従来ノ機関ニテハ運転上円滑ヲ欠ク事多キ為メニ有之候」としているが、設計書によれば機関を別の物に交換したわけではなく、機関は従来通りとし機関の取り付け位置を車端から車軸間の床下吊り下げ式に変更し後軸への伝達装置等を改造した。 改造により、自重が5.58t、座席定員が22人(キハ1号の竣功図による。設計変更認可申請の設計書では21人)に減少したほか、軸距を3,048mm(10ft)から3,657mm(12ft0in)に拡大、車輪の直径も864mm(34in)に拡大した。 最大寸法は高さは従来通り9,144mm(30ft)、幅と高さは変わりそれぞれ2,235mm(7ft4in)、3,087mm(10ft1in16分の9)となった。ただし、幅はキハ1号竣功の竣功図によれば2,133mmである。 伝達装置は歯車により後車輪に動力を伝達する方式である。 ブレーキは手ブレーキのままだが設計変更を行った。 また、改造時期は不明であるが、客扉が1か所増設されている。
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