戦闘・装備関連
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/10/11 07:14 UTC 版)
「グラナド・エスパダ」の記事における「戦闘・装備関連」の解説
戦闘には「キープモード」「ホールドモード」「アサルトモード」「ハーベストモード」という4つのモードが用意されている。これらの機能を軸に、必要に応じて手動による全体指示と個別指示の切り替え、スキル使用、ターゲット指定を行う。簡易的なAIとはいえ、場所とモードを選べば放置していても戦闘継続が可能。ただしノックダウン時や敵のスキルによってはモードが強制解除されてしまうことがある。どのモードにおいても一部スタンスの「ヒーリング」以外のスキル使用は全て手動で指示する必要がある。また各種通常攻撃やスキルにはそれぞれ対地/対空の属性が設定されており、対地のみ有効の攻撃では空中の敵を攻撃することができない。 キープモード 周囲10m以内に進入した敵を自動で追跡・攻撃する機能。ヒーラーは一定範囲内にいるHPが減った味方を自動的に追いかけて回復してくれる。使い勝手が良くスペースキー1つで実行できるため最も使用機会が多い。 ホールドモード 移動を行わず、攻撃可能範囲内に入った敵のみを攻撃する機能。主に放置中の近接攻撃職の暴走(敵を延々追いかけ続け、帰ってこなくなること)を防ぐのに用いる。 アサルトモード 指定した地点に向かって移動しながら、進路上にいる全ての敵を殲滅する機能。あまり遠い地点を指定すると攻撃能力を持たないスカウトなどが敵を無視して先走ってしまうので、やや使いどころが難しい。 ハーベストモード 敵の落としたアイテムを拾うための機能。一定範囲内に落ちているアイテムを全て拾い切ると解除されるため、放置中に自動でアイテムを拾わせ続けることはできない(長銃の膝射系スタンスのみ可能だが、移動ができないため実際に拾ってくれる範囲は極めて狭い)。アサルトモードと同じように、指定地点まで移動しながら進路上のアイテムを全て拾うといった使い方もできる。 スタンス キャラクターの取る「構え」のこと。本作の特徴的なシステムの一つ。 武器ごとに1〜4つのスタンスが設定されており、切り替えることでキャラクターの体勢が変わる。それぞれのスタンスで攻撃能力・防御能力や習得・使用可能なスキルが異なり、複数の特徴を備えた構えの中から1つを選ぶことで臨機応変な戦闘を行うことができる。また同じ武器でも片手持ち・二刀流、両手に別々の武器を持った場合にもそれぞれ別のスタンスが用意されており、マイナーチェンジの専用スタンスも含めるとその総数は100種類以上に及ぶ。 キャラクターごとに使用できるスタンスは限られており、固定キャラクター専用のスタンスも存在する。初めから取得している以外のスタンスを取得するためにはNPCから「教本」を購入して与える必要があり、いくつかの上位スタンスはベテランもしくはエキスパートにならないと取得することができない。 またスタンスごとにレベル(熟練度)が存在する。レベルが上がるにつれてそのスタンスの特徴に沿った能力が上昇し(最大Lv25)、またスタンスレベル上昇時に得られるスキルポイントを各スキルに分配することでスキルの効果が上昇する(最大Lv10)。指輪など一部の特殊な装備を着用することでスキルレベルを限界値以上に伸ばすこともできる。スキルが5種類あるスタンス以外はすべてのスキルを最大レベルまで伸ばせる(総獲得スキルポイントの制約上、スキルが5種類あるスタンスはどれか1つを最大値にできない)。 複数のスタンスにまたがって登場し、スキルレベルが共有されるものもある(“ハイガード”と“ヘブンオアヘル”の共有スキル「スラッシュダウン」など)。 等級 キャラクター及び装備のグレードの高さ。攻撃力・防御力とは別に攻撃等級・防御等級がそれぞれ存在する。 等級の基本値は[キャラクターレベル] /4 (端数切り捨て)で算出され、これに武器と鎧の[装備要求レベル] /4(端数切り捨て)を足したものがそれぞれ最終的な攻撃等級・防御等級となる。盾は要求レベルに関係なく防御等級が+1される(隠し等級によりさらに+1されるのもある)。 等級が1つ離れるとダメージと命中率が10%増減し、等級差によって状態異常のかかりやすさが変動する。キャラクターの根本的な強さに大きく影響するため、一般的に攻撃力・防御力よりも重要視されている。 相性 本作には魔法攻撃の属性の他、物理攻撃にも相性が設定されておりタイプによってダメージが変動する。 短剣、特殊短剣、曲刀、散弾銃、特殊散弾銃、短槍、ナックル、レッグガードは「ソフト(礼服、法衣)」タイプに効果が高いが「ミディアム(革鎧)」「ハード(金属鎧)」タイプを苦手とする。長剣、細剣、拳銃、長銃、銃剣はどのタイプにも安定した効果を発揮し、「ミディアム」タイプにやや有効。大剣、槍・斧槍、大砲、鈍器は「ハード」タイプに大きなダメージを与えるが「ソフト」「ミディアム」タイプには効果が低い。 ユニークアイテム、エリートアイテム 一般のものより高い性能を持つ装備品。 ユニークアイテムには+2、エリートアイテムには+5の「隠し等級」が設定されている(盾と一部の武器・防具は例外)。一般の装備と同じように強化ができるが、ユニークアイテムには固定のオプションが付いておりエンチャントなどで別のオプションを付けることができない。高レベル用エリート武器には固有のエフェクトが存在するものがある。 エンチャント、オプション エンチャントとはゲーム内で入手する武器・防具に様々な付加効果(オプション、OP)を与える要素。 モンスターからドロップ、または製造した時点で既にオプションが付いていることもあるが、「エンチャントチップ」というアイテムを使用することで強制的に付加することができる。どんな高レベルの装備品をもってしても、オプションが無ければ本当の力を発揮できない。 エンチャントチップにはそれぞれレベルが設けられており、武器・防具の装備要求レベルを下回るチップではエンチャントを行うことができない。どのオプションが付加されるかはランダムで、運が悪いと何も付かないこともある。有料アイテム「エンチャントスタビライザー」を使用すると100%の確率で何らかのオプションが付く。 オプションには攻撃力/防御力・攻撃速度・属性攻撃力/防御力・移動速度・回避力・等級・対種族特化攻撃力/防御力・状態異常・命中率・クリティカル率・最大HP・最大SPなどがあり、装備品の種類ごとに付加可能なものが決まっている。通常のオプションは青色で、等級や種族特化など付きにくいオプションは黄色で表示される。 強化 武器・防具の基本性能を上昇させる要素。 各都市に配置されている「強化屋」に装備品の基本価格に応じたvisを支払って行う。強化が成功するごとにアイテム名の前に「+1」「+2」「+3」…と記載され、最大+12まで強化が可能。武器は+1ごとに攻撃力が+2〜+5、防具は防御力が+1され、+5以上の強化に成功すると武器は攻撃等級、防具は防御等級が上昇するボーナスがある(盾は例外で、+5以降の強化に成功しても等級は上昇しない)。+5で等級+1、+6で等級+2(以下+3、+4、+6、+9、+13、+18)。 +4までの強化は100%成功するが+5以降は成功確率が徐々に減少し、失敗するとそのアイテムは消滅してしまう。Lv32以上の強化に失敗した場合、その装備品のレベルと同じランクのエンチャントチップが1枚支給される。有料アイテム「バレロンパウダー」を使用すると、成功率を最大で2倍まで引き上げることができる。+5、+6、+7強化に失敗してもアイテムが消滅しない「アイテム消失防止剤」という有料アイテムも販売されている。 武器は+5以降の強化に成功すると装備したときに光って見えるようになる。エフェクトは+数値によって様々なパターンが用意されている(ただし固有エフェクトがあるものは変化しない)。 コスチューム キャラクターの見た目を変えるための装飾品。頭(髪型)、顔、体、背中に装着するものがある。 体用のものは鎧と同時に装備でき、ステータスはそのままで外見のみ変化させることが可能。一部装着することで能力が上昇するものもある。 PK機能 現在は、プレイヤー自身が望まない形でPK戦を強いられることはない(いわゆる"World PvP"は廃止されている状態)。その一方で、プレイヤー自身の選択によりPKを楽しめるコンテンツ・イベント等は複数用意されている。 開拓民装備 新規プレイヤー支援のための装備品の総称。Lv.1、20、40、60、80、ベテラン用のものが実装されている。 クエストをこなすことなどで支給される「研磨剤」と交換で入手できる。高い攻撃力・防御力に加えて隠し等級+4〜5(盾以外)というエリートアイテム級の非常に優れた性能を持っており、さらにエンチャントを行うと100%の確率で強力な固定オプションが付く。ベテラン用のもののみステータス面でのペナルティが存在。Lv.20以下のものは無償でエンチャントが可能。各家門専用装備という扱いになっており研磨剤、開拓民装備ともに他プレイヤーと取引することはできない。 「ルネッサンス」アップデート時にいわゆる「白装備」のNPC販売が廃止され、「輝く水晶」と交換で開拓民装備を購入する形式に変更された。 また、開拓民装備専用のエンチャント設備が撤去された為、ゲーム内で「開拓民装備」という名称は使われなくなった。
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