天族・憑魔
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「テイルズ オブ ゼスティリア」の記事における「天族・憑魔」の解説
ジイジ / ゼンライ 声 - 永井一郎(ゲーム)、緒方賢一(テレビアニメ) 男性 / 身長120cm 本名は「ゼンライ」。天族の杜イズチの長老。スレイとミクリオの育ての親。太古に雷神ゼンライとしてマビノギオ山岳遺跡に祀られ、聖域を守ってきた雷を操る高位天族。 災禍の顕主の計略でその体内に取り込まれてしまい、導師スレイと陪神ミクリオによって貫かれる最期になった。 『ザ クロス』では物語の冒頭しか出番がなく、スレイとミクリオへの親心を表現するシーンはカットされた。 マイセン 声 - 高坂篤志 イズチの住人。赤髪の青年。ナッツというパートナーがいる。ルナールに捕食されるが、漫画版と『ザ クロス』では生存する。 カイム 声 - 鳥海勝美 イズチの住人。銀髪の落ち着いた男性。ジイジに次ぐイズチのまとめ役で、ジイジが亡くなった後、イズチの先頭に立って行動する。 サイモン 声 - 五十嵐裕美 女性 / 身長152cm 導師に従わず、天族の仲間も持たず単独で行動する謎の天族。地水火風の属性によらない特殊な力を持つ。少し露出度が高い服を着用している。己に誓約をかけ、幻術を操ることができる。自身も意図せず加護を与えた者に幻覚や悪夢を見せてしまう業を抱えている。『ザ クロス』でのサイモン 原作と違って早い段階から登場している。 スレイ達の前に現れた後は自分が『災禍の顕主』ヘルダルフの手下と明かし、デゼルと一時的に戦闘した後はスレイ達に同行。デゼルにその事を聞かれても詳しい事は話さなかった。ところが、スレイ達がヘルダルフのいる雪山に到着した際はすぐに裏切り、アリーシャと馬車に乗っているザビーダを襲撃。絶望と主ヘルダルフの望みが自身の望みと考え、ヘルダルフが自身を利用している事も全く気にせず、ヘルダルフの望みとして自ら穢れに飛び込んでドラゴン化し、一時はヘルダルフと共に姿を消すが、仲間のドラゴンと共に、スレイ達が向かったヘルダルフがいる雪山の道の前に立ち塞がる。デゼルがザビーダから拝借したジークフリートを使用して殺害されそうになるが、スレイ達に説得された事からデゼルに殺害される事なくデゼルと神依化したロゼと仲間のドラゴンと共に戦闘するが、神依の力を使用したロゼと力を全て出し切ったデゼルに浄化され元の姿に戻り、行方不明になる。 ヘルダルフ 声 - 菅生隆之 本作のラストボス。霊応力を持つ者から獅子の顔をした巨漢の姿に映るが、元はローランス帝国「白皇騎士団」の初代将軍「ゲオルク・ヘルダルフ」。冷徹な野心家ではあったが、家族を愛する人間だった。 北の大国スラガ公国を制圧する野望を抱き、その足がかりとして大国の南進の要地であるカムランを接収して出方を伺ったが、ハイランドが牽制に動いたため戦略的価値に見切りを付け、カムランから撤収する途中で不自然な天変が起こりローランス軍は落雷に見舞われる。部下は丸焦げだったが、ヘルダルフは不死の身となったことで周囲から疎まれるようになり、地位を追われて隠棲した。その落雷はカムランの長で先代導師ミケルからの報復。ローランス軍の撤収後、ハイランドに蹂躙されるカムランを見て、元導師でカムランの長であるミケルが五大神マオテラスを介して「永遠の孤独」という呪いをかけた。その呪いによって12人いた家族は次々と不審死を遂げることにより生きる意欲を失い、首を吊ったり身投げをするなど自ら死を望むが、呪いによって死ねない体となり、呪いをもたらし憑魔と化したマオテラスと結びつき、ヘルダルフは『災禍の顕主』へと変貌した。 マオテラス 五大神の最高位に立つ天族で、ハイランドとローランスの信仰の対象。光と闇を共に抱く「無」を司る。巨大な竜に似た異形の姿を取るとされる光の聖獣。グリンウッド大陸そのものを器とし世界のバランスを保っていたが、大陸の穢れに蝕まれ憑魔となってしまった。 次作『ベルセリア』では、マオテラスとなる以前の彼が、パーティーメンバーとして登場。エドナの兄アイゼンと親しい間柄であったと明かされる。その関係でザビーダとも知己であり、エドナからは「マオ坊」と呼ばれている。『ザ クロス』でのマオテラス 声 - 浅倉杏美 概ね設定は変わっていないが、カムランの事件で穢れてしまうものの憑魔には至っていない。しかし浄化も限界を迎えてしまい、湖の乙女に白銀の炎の誓約を託して、いずこへと去る。 ヘルダルフが地脈湧点であるキララウス火山の火口に向かうと、ヘルダルフを食い止めるために戦ったが敗北、拘束されてしまう。その後、スレイが自分ごとヘルダルフを封印したことで、拘束から解放され、スレイたちに世界を救ってくれたことへの感謝を述べた。 ウーノ 声 - 船木まひと 憑魔ウロボロスと化し、グリフレット橋を壊した水の天族。スレイに浄化された後、罪滅しと謝罪のためにレディレイクの聖堂に祀られた聖水を器とする地の主となる。 『ザ クロス』ではウロボロスが登場したが、神依化したスレイに一撃を喰らった後川に落ち、行方知れずとなる。 ロハン 声 - 渋谷茂 マーリンドを加護する地の主。街の穢れにより憑魔化しドラゴンパピーになったとろこスレイに浄化された。街の人の穢れについて再び憑魔化する危険や憑魔化した事に己が地の主になる資格がないと思い詰めた所、スレイの自己犠牲な意志を見て、再び地の主になると決意し、大樹を器にしてマーリンドに加護をもたらす。 『ザ クロス』にも登場。憑魔化した所スレイにより浄化され、その後人間を最優先と考え、地の主に復帰する。 サインド 声 - 浦和めぐみ ラストンベルを加護していた天族。器は鐘楼の鐘。 高い霊応力を持つ少女・マーガレット(声 - 今瀬未知)とは長い付き合いの友人だが、マーガレットに「サインドは聖堂にいない」という事実を語ったことで教会信者から迫害される様子を見て、人間に愛想を尽かして街を去った。マーガレットとその愛犬がいじめへの怒りから憑魔になった末に命を落とした。友人の最期を見届けた後彼女への責任を感じ、人の心を癒すために再び鐘を器にし、地の主となる。 フォーシア 声 - 今瀬未知 イデル鍾洞で憑魔ツチノコと化していた。スレイに浄化された後は、マシドラは村長の行く末を見届けるために、村長が村のために建てた学校を器とし、ゴドジンの地の主となる。 オイシ 声 - 渋谷茂 ティンタジェル遺跡群で、憑魔ドラゴニュートと化していた、犬の姿をした天族。スレイに浄化された後は、土地への愛着からティンタジェル遺跡群に留まることになった。 後に、ロマーノに利用されて命を落としたジョンの墓が建つと、それを器とし、仲間を悼んで祈りを捧げる少女シノに加護を与えるようになる。 ムルジム 声 - 浜崎奈々 ペンドラコ教会神殿の碑文を器とする、猫の姿をした高位天族。街に溢れた穢れにより、憑魔虎武人と化していた。浄化された後、臨機応変なやり方で信者たちの祈りを選抜することでより安全に王都に加護を与える考えを持ち、ペンドラゴの地の主になる。 次作『テイルズ オブ ベルセリア』にも登場する。 ラファーガ 声 - 宮本充 デゼルの親友の風の天族。共に『風の傭兵団』の旅を見守っていた。若いデゼルの面倒をよく見ていた兄貴分。 5年前の事件でロゼがコナン皇子を殺した際、穢れに襲われそうになったロゼをかばって憑魔と化した。その際、デゼルに襲いかかって彼を失明させた。 フェニックス 声 - 堀秀行 エドナの傘に逆さ吊りにされている、ノルミン天族のリーダー的存在。ある者との決闘で負けたことによりエドナへの加護を任された。天族としての加護は「不死鳥」。各地のノルミン族を全員集めると姿を現し、導師スレイの力量を確かめる(この際にエドナの傘からフェニックスはいなくなっている)。その後はエドナを託して別れを告げる。なお、人形としてエドナを見守ってきたつもりだったが、エドナには早々に本物のノルミン天族であることを見破られていた。 次作『ベルセリア』にも登場。エドナの元に送られることになった経緯が描かれている。 『ザ レイズ』ではプレイアブルキャラクターに昇格。 アイゼン エドナの兄で、ザビーダの親友の地の天族。冒険が好きで、しょっちゅう旅に出ていた。妹を喜ばせようと、旅先の遺跡で見つけた神器を送ったり、その他にもリボンやお守りなどを持ち帰ったが、土産選びのセンスは微妙で、ザビーダからも忠告されていたらしい。 旅の果てにドラゴン化し、本能からかエドナが棲むレイフォルクへと帰る。以前から自身がドラゴンとなることは危惧しており、ザビーダには「俺がドラゴンになったら殺してくれ。きっとエドナが苦しむから」と頼んでいたため、ザビーダは約束を果たすために彼を殺そうとしている。 次作『ベルセリア』では、ドラゴン化する前の彼が、パーティーメンバーとして登場する。『ザ・クロス』でのアイゼン 声 - 森川智之 エドナの回想にてかつての姿で登場。最終話では穢れが適正量になった事で元の姿には戻れていないものの、妹の事を認識できるほどの自我を取り戻している。
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