因縁
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2018/10/20 23:29 UTC 版)
因縁(いんねん)とは、サンスクリット語の Nidana に由来し「原因、動機づけ、機会」といった意味合いである[2]。この語はni (降下、内化)と da (束縛, dana)による熟語である[3]。リグ・ヴェーダにおいては節10.114.2[4]に登場し、また節 6.32.6 においては、馬などを別のものに繋げておくロープやバンドを指している[5](絆と同様の意味)。
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- ^ 丸山勇 『ブッダの旅』 岩波書店〈岩波新書〉、2007年4月20日、189-192頁。ISBN 978-4004310723。
- ^ Robert E. Buswell Jr.; Donald S. Lopez Jr. (2013). The Princeton Dictionary of Buddhism. Princeton University Press. pp. 583. ISBN 978-1-4008-4805-8 .
- ^ Thomas William Rhys Davids; William Stede (1921). Pali-English Dictionary. Motilal Banarsidass. p. 358'. ISBN 978-81-208-1144-7 .
- ^ Rigveda 10.114, Wikisource, Quote: तिस्रो देष्ट्राय निरृतीरुपासते दीर्घश्रुतो वि हि जानन्ति वह्नयः । तासां नि चिक्युः कवयो निदानं परेषु या गुह्येषु व्रतेषु ॥२॥
- ^ Monier Monier-Williams (1872). A Sanskrit-English Dictionary. Oxford University Press. p. 486 .
- ^ a b c d e 総合仏教大辞典編集委員会・1988年 70頁。
- ^ 中村元(監修)『新・佛教辞典』 誠信書房[要追加記述]
- ^ 中村元 『広説仏教語大辞典』上巻、東京書籍、2001年6月、136頁。
- ^ 総合仏教大辞典編集委員会・1988年 64-65頁。
- ^ アルボムッレ・スマナサーラ 『無我の見方 (「私」から自由になる生き方)』 サンガ、2012年、Kindle版,chapt.3。ISBN 978-4905425069。
- ^ a b 水野弘元『増補改訂パーリ語辞典』春秋社、2013年3月、増補改訂版第4刷、p.334
- ^ a b DN 2 (Thanissaro, 1997; Walshe, 1995, pp. 91-109).
- ^ DN-a (Ñāṇamoli & Bodhi, 1995, pp. 1258-59, n. 585).
- ^ 新村出(編) 『広辞苑』 岩波書店、1986年10月、第三版、185頁。
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