前世代ボクサー
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香取 石松(かとり いしまつ) 前作の黄金の日本Jr.の1人。33歳。前作終盤でボクシングを断念して以来、漁師として生計を立てている。菊に愛を貫き、独身の身(志那虎曰く、生涯童貞を貫いた)。一時幼児期の麟童を引き取って養父として1人で育てていたが、慣れない育児もあり十分にケアが出来ず、麟童が病気になってしまったのがきっかけで他の元日本Jr.のメンバーの説得もあり、幼い彼を剣崎家に泣く泣く引き渡した。しかしその後も交流はあったようで現在でも麟童に「オヤジ」と慕われる。人間としてもボクサーとしても未熟な麟童を導く父親代わりとして、また前作と新作の世代とストーリーを繋ぐ重要な役割で、物語の序盤から主要人物として登場する。前作では語られなかったが、顔の傷がある側の左眼は、幼少時にその傷を負って以来ほとんど視力がない。ボクサーから足を洗ったとはいえ、その実力は麟童、ディノ、シーザー、イカロスといった現役選手たちを軽くあしらうほど。しかし実は、かつての激戦のダメージに体を蝕まれており、ギリシアで行われる世界大会を前に麟童に最後の特訓を施した直後、息を引き取る。その死に顔は、麟童が寝顔と見紛い、死亡に気付かないままギリシアに向かうほど安らかなものだった。 志那虎 一城(しなとら かずき) 前作の黄金の日本Jr.の1人。前作終盤で石松同様にボクシングを断念して剣道に専念。現在は志那虎陰流の師範である。彼もまた、かつての激戦のダメージに体を蝕まれている。ストリートファイターに身を落とした麒童を、剣崎の名を汚したとして、息子の伊織に始末を命じるが、伊織が麟童に感化されたことや、ギリシアでの大会度優勝したことを知り、麟童を認め始める。そして石松の死後、彼の代わりとして麟童をコーチすることになった。麟童に全てを叩きこみ、自分が教えられることがなくなると、すでに死期を悟っていた志那虎は河井に後を託し、自刃して果てた。 ボクシングの道に進むことに反対であった父親とは逆に、自身はむしろ伊織にボクシングの経験を積むことを促した。 河井 武士(かわい たけし) 前作の黄金の日本Jr.の1人。本作開始前に音楽の勉強のためにドイツへ旅立ったが、過度の勉強による心労か、かつての激戦によるダメージか、治療不可能と言われるほどの人格障害に陥ってしまった。麟童、響の尽力により回復に至る。かつて世界を震撼させたブロー、ジェットアッパーも健在。フランス三銃士最強のアルメダも寄せ付けず、Jr.世代とは格の違いを見せつける。本作ではドイツ編、フランス編、世界Jr.大会編のサブストーリー、ギリシア十二神から最終回まで登場し、前世代ボクサー では一番出番が多い。その後、石松と志那虎の死を見届けて麟童を指導し、最終話で麟童と竜童の成長を見届けると眠るように息を引き取った。 影道 殉(しゃどう じゅん) 前作でも登場した現・影道総帥。10年前に樹海最深部の地獄谷の結界内で孤独の荒行に入り、誰も近づくことを許されなかった。以来現在に至るまで気配ひとつ発しなかったことから、嵐は父を死んだと判断したが、実は生きており、影道のもとへ乗り込んだ麟童や伊織の未熟さを諌める。その後は陰から麟童や河井を見守り続け、最終話では河井の最期を看取ることになる。 野火(のび) 前作の影道一族の副首領格であり、荒行に入った総帥(殉)に代わり嵐の養父的役割を担っていたが、不憫に思い自由奔放に育ててしまったため傲慢になってしまった嵐に対して後悔していた。麟童が訪問して来た際に嵐が変わってくれることを期待し嗾けるが、自分の命を救ってくれた麟童を殺すように命じた嵐に対し絶望し、総帥の命により破門を言い渡した。息子に漁火(いさりび)が居り嵐の親衛隊長を担っている。 黒夜叉(くろやしゃ) 前作で河井武士と対戦した盲目のシャドウボクサー。盲目ゆえに瞬時に剣崎順と高嶺竜児の両方を兼ね備えた麟童の素状を見抜いた。野火の補佐的役割で嵐に総帥から与った破門状を受け渡した。漁火同様、息子は嵐の親衛隊。 ※なお黄金の日本Jr.の内、高嶺竜児と剣崎順の生死は長らく明確に示されていなかったが、2008年8月の連載再開で幕開けした最終章において、すでに死亡し富士樹海にある日本Jr.の墓(前作でギリシア十二神を欺くためにかりそめに立てられた墓標のある場所)に遺骨が納められていることが、影道殉と河井武士の会話で判明した。本作中で死亡した香取石松と志那虎一城の遺骨も、麟童と伊織の手により同じ場所に納骨された。一方、高嶺菊は故人であり、麟童の回想シーンから、彼が剣崎家に引き取られる前までは生存していたことが判明している。
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前世代ボクサー
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スコルピオン 前作で登場したドイツJr.総統で、ザナドゥの父。現在は政治家。かつての激戦により、余命は長くないとヘルガから宣告を受けている。東西ドイツ統一により、東の人民が西になだれ込んで西側に職にあぶれた者が増えたことから、かつてスコルピオンと共に夢を追った元ドイツJr.の面々から怨みを抱かれ、暗殺未遂も経験している。ザナドゥとの比較時は「ファーザー・スコルピオン」と呼ばれる。前作では剣崎と対戦。 ヘルガ 前作で登場したドイツJr.参謀で、ジョルジュの父。前作では竜児と闘った。現在は医師で、その腕は世界一と言われ、一度は暗殺により心停止にまで陥ったスコルピオンを見事回復に至らせた。医学のみならず、ボクシングの腕も未だ健在。石松の死去の際は多忙なスコルピオンの代理として来日。
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ドン・ジュリアーノ 前作イタリアJr.ことシシリアン・ダンディのリーダー。現在はイタリアンマフィアのボスで、全欧に配下を持つマフィアの帝王。35歳。13歳のとき既に子供がおり、その数は男女総勢18人、その内の9人がマフィアへの道を選んだ。石松の硬派な生き様に惚れぬき、義兄弟になることすら憧れていた。日本で石松に息子たちの非礼の落とし前をつけた後、イタリア空港でシーザーが事前に手引きしていた刺客によって射殺された。 前世代イタリアJr.ボクサー 既に他界していたドン・ジュリアーノに代わって「石松の葬儀」に参加した。
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ナポレオン・バロア 前作フランスJr.リーダーにして先代バロア家エンペラー。長年に渡るバロア家の分断の統一を成し遂げた人物だが、ラファエルの人格障害に心を痛め、自ら地下牢に閉じ篭り、ラファエルの自然治癒に期待していたが、結局それが再び家の分断を引き起こす原因にもなってしまった。その実力は未だ衰えず、麟童のファントムと伊織の流転拳を同時に受け止めて無傷でいるほど。必殺ブローのデビルプロポーズも未だ健在。また河井武士とも一戦交えており、ほぼ互角の勝負となった。石松の葬儀のために来日した。
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前世代ボクサー
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ブラック・シャフト 前作で竜児と対戦したアメリカJr.の大将でプリンス・シャフトの父。世界Jr.大会参加中のプリンスの回想シーンのみ登場。他の前世代ボクサー同様、激戦のため肉体が疲弊し寿命が長くないことを悟り、後をプリンスに託す。プリンスからは絶大な尊厳を獲得しており同時に崇拝されている。テーセウスJr.の「ハートブレイクキャノン」を受けて生命の危機に陥ったプリンスだったが、彼の写真を胸に忍ばせていたために絶命を免れた(これは高嶺菊が剣崎順に送ったお守りのオマージュと思われえる)。
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