出演作に関してとは? わかりやすく解説

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出演作に関して

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/18 06:03 UTC 版)

大平透」の記事における「出演作に関して」の解説

まんが・スーパーマン』では、当初録音をせずに生放送の生吹き替えで、1人5役(スーパーマン恋人ロイス・レーンを含む)を演じ分けていた。これが大ヒットし、翌年1956年には実写版テレビシリーズ『スーパーマン』主演ジョージ・リーヴス吹替え務めた最高視聴率74.2%)。放送当時人気は非常に高く大平の名を一躍全国区高めた。また番組宣伝ではリーヴス並み大柄な体躯買われ、自らスーパーマン衣装を身につけて貢献している。また、1978年の映画『スーパーマン』テレビ朝日版にも大平出演しスーパーマン父親ジョー・エルマーロン・ブランド)の吹き替え担当した機内上映版ではクラーク・ケントクリストファー・リーヴ)を担当しており、大平ジョージ・リーヴス版とクリストファー・リーヴ版の両方スーパーマン役の日本語吹替担当した唯一の声優である。このことから、日本では大平=スーパーマンイメージが強い。地方でもスーパーマンだと指さされることが多く、リーヴスが死去した際にはファンから大平のもとに弔電送られてきたこともあったという。『スーパーマン』再放送時に再アフレコ依頼された際には、「スーパーマン一生終えたくない」としてこれを断ったが、小林清志演じた再放送広川太一郎演じたスーパーマンの新冒険』も大平演じていたと誤解されることもあった。 デビューからしばらくは低音演じ役柄多かったが、ハンナ・バーベラ・プロダクション制作の『恐妻天国』(1961年フジテレビ)で主人公フレッドの「情けない感じ」を出すために高い声色を使って演じたところ、たまたまそれを観ていた広告代理店読売広告社当時常務が『おらぁグズラだど』(1967年)の製作にあたり絶対にグズラ大平透だ」と推薦しグズラ役に抜擢される。以来、『ハクション大魔王』(1969年)ほか読売広告社 / タツノコプロ制作アニメ作品数多く出演するきっかけとなった。特に『ハクション大魔王』からは、フジテレビ系列日曜夕方6時台枠のアニメ放映され全てのタツノコアニメにレギュラー出演『未来警察ウラシマン』1983年途中で放送枠変更挟んで、『よろしくメカドック』(1984年)まで連続して出演している。また『カバトット』(1971年)、『かいけつタマゴン』(1972年)では「台詞なしで声の表情だけで演じギャグアニメ」という制約の中、主役演じ切っている。現場で信頼厚くタツノコ作品収録では「座長」と呼ばれ共演者まとめ役役割果たした『科学忍者隊ガッチャマン』1972年)では、番組後半ささきいさお演じコンドルのジョー中心とするストーリー展開となったために、主演である大鷲の健演じ森功至憤慨し降板申し出て現場騒然とさせたため、「自分都合番組やっているのではない」と説得し現場混乱収めたこともある。タツノコプロとは仕事以外でも親交があり、自身支援していた北海道障害者団体児童のために、タツノコプロ創設者である吉田竜夫夫人を介してタツノコ作品の上映会を開催している。また、上記のような経緯から読売広告社との関係も親密で「読広社外取締役」とも言われた。 『笑ゥせぇるすまん』の喪黒福造役について、当初熊倉一雄99%内定していたものの、総監督意向オファーを受け喪黒の声を披露したところ、原作者藤子不二雄Aも大絶賛し満場一致大平決まったという。 特撮ヒーロー番組ではピー・プロダクション制作作品関わりが深い。『マグマ大使』1966年)では、当初宇宙帝王ゴアの声だけを担当する予定だったが、「表情動かないぬいぐるみ動き吹き替えタイミング合わせづらい」と、自ら申し出てゴア着ぐるみ着け、これを演じている。着ぐるみでの演技大量汗をかくため、自宅家政婦連れて来て冷却汗ふき行っていた。『俺は透明人間!』(1970年)では俳優として第1話ギャング団ボス役でゲスト出演『スペクトルマン』1971年)では主人公所属する組織公害Gメン怪獣Gメン」のリーダー倉田室長役でレギュラー出演している。『スペクトルマン』では、自身行きつけブティックタイアップして他のレギュラー出演者スーツ用意していた。 東映作品には、『スパイキャッチャーJ3』(1965年)から出演。「スーパー戦隊シリーズ」では『秘密戦隊ゴレンジャー』1975年)の第15話より参加以後、『科学戦隊ダイナマン』(1983年)までの7作品、および『恐竜戦隊ジュウレンジャー』(1992年)のナレーター担当した。『ダイナマン』では、編成上の都合から第10話より放送時間短縮され番組予告もそのあおりを受けたアドリブ随所入れ時間的な制約カバーしたナレーションの際には、台本読んで作品の状況把握してから、監督相談して作品情景あわせてナレーションするように心掛けていたという。ナレーター以外では『超力戦隊オーレンジャー』1995年)で敵組織首領皇帝バッカスフンドの声を担当している。また、メタルヒーローシリーズ』では『宇宙刑事シャイダー』1984年)から参加『超人機メタルダー』1987年以外の『機動刑事ジバン』1989年)までの5作品ナレーター担当した『宇宙刑事シャイダー』主演務めた円谷浩は、後年『THEウルトラ伝説』という円谷プロ集大成再編集ビデオ初めナレーター担当した際、『シャイダー』のナレーターだった大平語り強く印象残っているといい、「あれは凄いよね」と敬意払っていた。 洋画作品では、テリー・サバラス吹き替え多く演じている。サバラス主演テレビシリーズ刑事コジャック』(1975年 - 1979年TBS系)は当初大平吹替える予定だったが、当時演出担当ディレクターが「吹き替えのためには、声優オリジナル俳優と同じ格好生活してリアリティを出すべきだ」と主張し大平に対して丸坊主になるよう要求したが、当時田辺製薬生CM出演していた都合から不可能だったため大平降板森山周一郎吹替えることになった海外テレビシリーズでは『スパイ大作戦』(1967年 - 1973年フジテレビ系)の番組プロローグ登場する指令の声(演:ボブ・ジョンソン)」の吹き替えでも知られる。 『ザ・シンプソンズ』のホーマー・シンプソン吹替声優抜擢される。他の声優陣オーディション選ばれた中、大平のみ制作側の指名であった。『ザ・シンプソンズ MOVIE』では話題性重視のため一度声優変更されたものの、ファン抗議活動によりDVD発売時にオリジナル声優による吹替制作されホーマー役に復帰2008年5月4日にはこのことに感謝して「シンプソンズファン感謝祭」を主催。これをきっかけに『ザ・シンプソンズ』のDVD発売されるファン声優でシンプソンズファン感謝祭開催するようになり、2013年までに5回開催されていた。なお、大平原語版ホーマー役であるダン・カステラネタ原作者マット・グレーニング対面しており本人公認となっている。 『スター・ウォーズ・シリーズ』では旧三部作ダース・ベイダーの声を担当新三部作エピソード3『シスの復讐』(2005年)でも引き続き声を担当した。これは監督であるジョージ・ルーカスが、日本語吹替え版大平の声を気に入り直々に指名したものだという。シリーズ通して旧シリーズ新シリーズ両方同一キャラクター吹き替え担当したのは大平のみである。また、大平没後映画版後任である楠大典キャスティングされるがそれ以外後任土師孝也中村浩太郎キャスティングされている。

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