光臨館一門
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「陣内流柔術武闘伝 真島クンすっとばす!!」の記事における「光臨館一門」の解説
若き日の桜井軍侍が創設したフルコンタクト空手の流派。通常の試合、組手では現実の多くのフルコンタクト空手流派のルールを踏襲しており、素手での顔面攻撃を禁ずるが、全日本大会の決勝に限り拳サポーター着用のうえそれが許可される。設立当初は「殺人組手」「ケンカ空手」を掲げており、あまりの過激さのため高校生以下は入門すら許さなかった。歴史を重ねるにつれ、徐々に時代に合った形へ変化を遂げ、全国に支部を展開するまでとなった。続編『真島、爆ぜる!!』では総合格闘技の台頭に伴い、門下生の離脱でかつての栄華はなくなっている。 野々宮 拓馬 光臨館総本部所属。初段。16歳。 光臨館全日本空手道選手権大会 ベスト8 1回(第20回) 幼なじみの桜井美沙に好意を寄せる。 真島と闘い、互いの強さを認め合う仲となる。 高校生ながら卓越した技術と強さを兼ね備え、特例で光臨館の大会に出場。 大会後は高校を中退し、アメリカに渡りGIGAと契約する。 蹴り技が得意。初期はリーゼントだったが、終盤再登場した時は、長髪の金髪に髪型を変えていた。 続編『真島、爆ぜる!!』では土武郎共々生死不明だったが、最終回で無事救出された。 桜井 美沙 光臨館総本部所属。女子の部に学ぶ。16歳。 光臨館館長・桜井軍侍の一人娘。 本作のヒロイン。武術に対する知識を持ち、幼馴染でもある野々宮に好意を寄せる。あからさまに自身への好意を見せる真島に対しても心揺れている。友人の奈月からハッキリしろと問い詰められた際には、「拓馬くんも真島クンも スッゴク大切な人だし 好きだし でも付き合うとか そんな・・」と答えている。このような態度から拓馬と真島が美沙を巡っては対立することもしばしば。自分に好意を見せる真島がステラを始めとした他の女性と仲良くしていると嫉妬するといった我侭な一面を持っている。しかし6年後が舞台の続編ではいまだ行方知れずの野々宮への思いに気づいた美沙は真島の告白を一蹴している。 続編『真島、爆ぜる!!』ではOLとして登場している。上述の様に真島の告白を一蹴した事と亜利雛の登場でヒロインの座から外れる。 桜井 軍侍 光臨館館長。若かりし頃、野試合で連戦連勝であったが望月土武郎と闘い、唯一敗れる。 それを天命と受け、光臨館空手を創設し、完成させた。その力は蹴りでサンドバッグを180度揺らし、突きで机を割る。 当時8歳の碇章吾を内弟子として育てた。 真島から名前を呼ばれる時は「桜井カンチョー」と表記される。 続編『真島、爆ぜる!!』でも登場。 碇 章吾 光臨館神奈川支部長(第20回大会後、アメリカ・デンバー支部長就任)。空手師範で四段。 通称「拳帝」。27歳。妻子あり。 光臨館全日本空手道選手権大会 優勝5回(第15回から第19回)、準優勝1回(第20回) 幼少時、一家離散で路頭に迷い、桜井軍侍の下に内弟子として入門。空手家の道を歩む。 軍侍が敗れて以後、何かに憑かれたかのように必死に鍛錬し、その拳は人の領域を超えるほどまでに至り、真島をして「凶器と呼べるのは彼の拳のみ」と言わしめるほど。加えて全身をウェイトトレーニングで徹底的にビルドアップ、「筋肉の鎧」をまとうことで通常の突き、蹴りではほとんどダメージを受けないほどの打たれ強さを身につけている。 3mの距離に置いたローソクの炎を拳の風圧で消すという伝説を持つ男。 5年連続覇者として臨んだ大会で真島に敗れたのち、現役を引退。自身の夢であるアメリカで光臨館空手を広めるため、デンバー支部長として渡米する。 『真島 爆ぜる!!』では最終回に登場し、ヴリルランドの格闘家達を一蹴する活躍を見せ、土武郎達の救出に貢献した。 内藤 誠示 光臨館大阪支部所属(碇引退後、神奈川支部へ移る)。三段。通称「ミナミの壊し屋(ボーン・クラッシャー)」。20歳。 光臨館全日本空手道選手権大会 準優勝1回(第19回) 普段の職業は黒服だが、ヤクザなどを追い払う用心棒として働く。大の女好きで、美女や美少女を見つけてはナンパしている。 光臨館では碇に次いでトップクラスの実力を持つ空手家。自分を殺せるのは「それこそヤッさんの拳銃(チャカ)くらい」と豪語する。2m以上の長身から振り下ろすスカイフック(鎖骨折り右フック=鉤突き)が得意技で、この技は彼の代名詞にもなっている。 かなりサディスティックで、相手が自分の攻撃で苦しむさまを見て楽しむが、真島との戦いを通し真剣勝負の楽しさを知る。ただし、観月とのケンカで凶器を振るうなど凶暴な姿を再び見せたように、非情な面は失われてはいない。それでも真島との試合以降は気のいい面を見せ、たびたび真島に助言や協力をしている。 続編『真島、爆ぜる!!』では歌舞伎町に存在するホストクラブの店長をしている。日下部の連絡を受け、多数の薬物中毒者達と戦う真島を助けに来る。 小田原 広美 光臨館高知支部所属。二段。通称「永久機関」。26歳。 光臨館全日本空手道選手権大会 準優勝1回(第17回) 碇を(一方的に)ライバル視している。高いスタミナを利した乱打を得意とする。基本的には突き技重視のスタイルだが、木製バット7本を叩き折るローキックも使う。 格闘技の解説者としても活躍。 続編『真島、爆ぜる!!』では人材不足のため総本部へ訪れ、桜井館長とともに指導を行っている。 大河内 司 光臨館北海道支部所属。三段。 光臨館全日本空手道選手権大会 準優勝1回(第18回) コンビネーションが得意だが、真島にはなすすべなく敗れる。 三村 光臨館総本部所属。 野々宮の実力に嫉妬し、赤竜塾を使って潰そうとしたが失敗。 最後は内藤のスカイフックによって病院送りにされる。
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