マルティージョ・ファミリー
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2016/06/30 05:04 UTC 版)
「バッカーノ! (2000年代)」の記事における「マルティージョ・ファミリー」の解説
マイザー・アヴァーロ(MAIZA AVARO) 声-宮本充 300年前、船上で悪魔を召喚した錬金術師で不死者。セラードに同じく不死者であった弟を喰われた。ファミリーでは「出納係(コンタユオーロ)」を担当。フィーロとは信頼出来る関係にあり、彼を弟のようにかわいがっている。温厚で礼儀正しいが、ファミリーのことを侮辱されると表情には表さないがかなり恐くなる。またナイフ捌きもフィーロを上回るほどの腕前。 1970年頃に錬金術師の仲間達を捜す旅に出ており、2002年に帰ってきた。 チェスワフ・メイエル(CZESLAW MEYER) 声-神田朱未 チェスと呼ばれている。見た目は少年だが300年以上を生きる不死者。セラードが裏切り、不死者達が散り散りになった後、保護者代わりであったフェルメートと共に行動していたが、彼がチェスに凄惨な虐待をし始め最後にはチェスを喰おうとしたので逆に彼を喰った。彼の心にはいつ自分が喰われるかという恐怖心しかなかったことを知り、愕然となる。その後、子供の外見を利用して、大人達を欺いて生きてきた。しかし「フライング・プッシーフット」の事件でクレアに未知の痛み(様々な拷問。その後もトラウマになってしまっている)を覚えさせられ、アイザックやミリアが真にチェスを心配する気持ちにふれ、多少改心したようである。その後はフィーロやエニスと共に暮らしている。普段は外見相応の少年の話し方をするが、実際の一人称は「私」で、口調の荒いマイザーのような話し方をする。遠出をするたびにトラブルに巻き込まれるため、旅行と相性が悪いと考えている。マイザーが1970年頃に錬金術師の仲間達を捜す旅に出た時にフィーロ達への後ろめたさから同行を申し出たが、2001年にアメリカに戻る。 2002年には、フィーロとエニスと共に、家族旅行として豪華客船「エントランス」にて日本に向かうが、その際にジャグジーの子孫、ボビー一味と関る。クレアに対するトラウマはまだ健在で、彼の曾孫であるクローディアには振りまわされっぱなしである。チェス自身が喰ったと思われたフェルメートだが、2002年旅先の京都で再会し、チェスのトラウマを執拗に責める発言をしている。恐怖に囚われたチェスは、フェルメートの頭上に右手を乗せるものの、フェルメートから自分の心の変化を告げられ喰うことが出来ないままで終わる。 フィーロ・プロシェンツォ(FIRO PROCHAINEZO) 声-吉野裕行 本作の中心人物のひとり。とある事件で不死者となった。見た目は若いがニューヨークのカモッラ、マルティージョ・ファミリーの幹部。幹部昇進後、違法カジノの仕切りを任される。童顔である為、実年齢よりも2-3歳若く見られていた。18歳の時に出会ったエニスに一目惚れするが、恋愛は奥手。ずっと同居していて結婚までに50年ほどかかった。 マイザーがかつての仲間を探しに出たときは組織の出納係を担当し、長年のあいだにマイザーそっくりな物腰を身につけ、髪型をやや変えて伊達眼鏡をかけるようになった。が、それは組織としての顔であり、素の性格は全く変わっていない。また、カジノの仕切りをやっていた経験からか、ギャンブルは強い。 エニス(ENNIS) 声-小林沙苗 セラードによって造られた人造人間(ホムンクルス)で、彼の運転手を勤めていた。外見はフィーロより少し年上くらいで、女物の黒いスーツを着ている。セラードの不死の細胞ととある女性の細胞によって造られた、セラードの肉体の一部でもある。ゆえに生殺与奪はセラードに握られる立場であったが、セラードがフィーロに喰われてしまったのでフィーロの一部となった。今までは孤独な生活を送っていたが、フィーロと出会ってから彼と惹かれあい、現在は彼を含めたチェスと同居している。セラードの命令で何人もの不死者を喰ったので多種多様な知識を持っているが、ホムンクルスであるため“理解”ができていない。また、体術に優れた者にセラードができそこないの酒を飲ませた不死者を喰らっているので体術の達人でもある。 2002年にはフィーロの妻になっているが、恋愛感情などを理解していなかったため、結婚までに50年ほどかかった。
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マルティージョ・ファミリー
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「バッカーノ! (1930年代)」の記事における「マルティージョ・ファミリー」の解説
NYにある飲食店「蜂の巣(アルヴェアーレ)」の裏に拠点を置くカモッラ。ガンドール・ファミリー同様、独自に縄張りを維持する小組織。「蜂の巣」職員や組織幹部の多くが不死者。 フィーロ・プロシェンツォ(FIRO PROCHAINEZO) 声-吉野裕行 最年少幹部の青年。不死者。ガンドール3兄弟とクレアの幼馴染。 童顔がコンプレックス。昇格後は違法カジノを任されたため賭け事に強い。仲間思いだが恋愛には奥手で、一目惚れしたエニスと結婚するのに50年以上要した。セラードを喰ったことで、彼の持つ膨大な知識や記憶に悩む。2000年代にも登場。 マイザー・アヴァーロ(MAIZA AVARO) 声-宮本充 出納係(コンタユオーロ)の男。1700年代からの不死者。フィーロの良き理解者。 温厚で礼儀正しいがファミリーの侮辱は許さない。かつて悪魔を召喚して「不死の酒」を入手するが、セラードに弟を喰われた。後にチェスワフと合流する。2000年代では生き残りの仲間を探し旅に出ている。 エニス(ENNIS) 声-小林沙苗 セラードが造った女性型人造人間(ホムンクルス)。不死者と同じ肉体を持つ。 体術の達人。セラードに本心で反抗しつつも生殺与奪を握られ従属していた。フィーロが彼を喰ったことで彼の一部になる。フィーロ、チェスワフと同居する。恋愛の概念を知らなかったため長い時間を要したが、後にフィーロと結婚する。2000年代にも登場。 ロニー・スキアート 声-神奈延年 「秘書(キアマトーレ)」の男。交渉役。作中最強の力を誇る悪魔。 クレアに並ぶ危険人物とされるが普段は面倒見がいい。エルマーの願いでマイザーを支える。自称「知恵をつけすぎた錬金術師」で全能に等しい力を持つが、未来予知は自粛している。『デュラララ!!』の登場人物セルティ・ストゥルルソンと面識がある。 正体は紀元前300年頃にロニー・スキアート(通称:ロニー1号)という“鋼の冶金術師”が召喚した「真なるホムンクルス」。フラスコの中にいた当初は全ての知識があったがロニー1号に騙され、未来の知識を代償に2人目のロニー・スキアートとなり、彼が作れなかった不死の酒を完成させ今に至る。 クロスオーバーゲーム作品『電撃学園RPG Cross of Venus』にて異世界の存在を観測・移動出来ることが明かされた。限定ムック『電撃VS』掲載のコラボ小説『禁書目録VSデュラララ!!』でも学園都市を訪れており、事件に介入はせず知己であるレイヴィニア=バードウェイと共に観客に徹した。かなり親しい様子で上条の件で彼女を冷やかしたりしている。 チェスワフ・メイエル(CZESLAW MEYER) 声-神田朱未 通称「チェス」。少年の姿だがマイザーと同世代の不死者。 虐待するフェルメートを喰うがその心境を知ったことで絶望、後は外見を利用し周囲を騙してきた。フライング・プッシーフット号事件で多少改心しマイザーと合流、フィーロやエニスと同居する。普段は外見相応に振る舞うが、本性は理知的で一人称が「私」。ベグやフェルメートは祖父の弟子。 モルサ・マルティージョ 声-長克巳 頭領(カーポ・ソチエタ)としてファミリーを率いる初老の男。不死者だが自覚していないらしい。 カンシチロウ・ヤグルマ 声-塚田正昭 年寄り(プリモ・ヴォート)と呼ばれる幹部の1人。日本人の老人。フィーロがファミリーに加入する切っ掛けとなった。モルサ同様、不死者だが自覚していないらしい。 ランディ&ペッチョ 声-相馬幸人/こぶしのぶゆき 組織の幹部。痩せた男と太った男の2人組。「不死の酒」がセラードの元から離れた原因。 リア・リンシャン 蜂の巣(アルヴェアーレ)のチャイナ服を着ているウエイトレス
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マルティージョ・ファミリー
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/06 02:50 UTC 版)
「バッカーノ!」の記事における「マルティージョ・ファミリー」の解説
イタリア系の犯罪組織カモッラの亜流組織の一つ。リトルイタリーとチャイナタウンに小さな縄張りを持つ、構成員が五十人程であり、その四分の一が幹部というギャングとしては弱小組織。本拠地は蜂蜜専門店の奥にあるレストラン「蜂の巣(アルヴェアーレ)」。
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