ピアノ・ソナタ第5番とは? わかりやすく解説

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ピアノ・ソナタ第5番

英語表記/番号出版情報
チェルニーツェルニー):ピアノ・ソナタ 第5番 ホ長調Sonate für klavier Nr.5, E-dur Op.76初版出版地/出版社: Cranz 
タンスマン:ピアノ・ソナタ 第5番Piano Sonata No.5作曲年1955年  出版年1956年  初版出版地/出版社Universal 
ジャコブ:ピアノ・ソナタ 第5番Sonate pour piano No.5作曲年1941年 
ソラブジ:ピアノ・ソナタ 第5番Piano Sonata No.5 "Opus archimagicum"作曲年: 1934-35年 
アンタイル:ピアノ・ソナタ 第5番Sonata for piano No.5作曲年1950年 
アレクサンドロフ, アナトーリイ:ピアノ・ソナタ 第5番Sonata for piano No.5
アルベニスピアノ・ソナタ 第5番 変ロ長調Sonata pour piano No.5 Op.82作曲年: 1886-87年  出版年: 1886-87年  初版出版地/出版社Romero 
ウストヴォルスカヤ:ピアノ・ソナタ 第5番作曲年1986年 
クジェネーク(クジェネク、クレネク):ピアノ・ソナタ 第5番Piano sonata No.5 Op.121作曲年1950年 
メトネルピアノ・ソナタ 第5番 ト短調Piano Sonata Op.22作曲年: 1909?-10年  出版年1910年  初版出版地/出版社: Édition russe 
諸井 三郎:ピアノ・ソナタ 第5番作曲年1931年 
カプースチン:ピアノ・ソナタ 第5番Piano Sonata No.5 Op.61作曲年1991年 

ジーグマイスター:ピアノ ・ソナタ 第5番

英語表記/番号出版情報
ジーグマイスター:ピアノ ・ソナタ 第5番Piano Sonata No. 5

作品概要

楽章・曲名 演奏時間 譜例
1 第1楽章 6分00 No Image
2 第2楽章  6分00 No Image
3 第3楽章 4分00 No Image

小栗 克裕:ピアノソナタ第5番

英語表記/番号出版情報
小栗 克裕:ピアノソナタ第5番Piano Sonate No.5作曲年1980年 

モーツァルト:ピアノ・ソナタ 第5番 ト長調

英語表記/番号出版情報
モーツァルト:ピアノ・ソナタ 第5番 ト長調Sonate für Klavier Nr.5 G-Dur K.283 K6.189h作曲年1775年  出版年1799年  初版出版地/出版社: Breitkopf & Härtel 

作品概要

楽章・曲名 演奏時間 譜例
1 第1楽章 Mov.1 Allegro5分30秒
2 第2楽章 Mov.2 Andante5分00
3 第3楽章 Mov.3 Presto4分30秒

作品解説

2007年8月 執筆者: 稲田 小絵子

 1775年ミュンヘンで、デュルニッツ男爵のために書かれた6曲のうちのひとつ。全楽章ソナタ形式明るい歌謡的な印象から、しばしば、イタリア的であるという評価を受ける作品
 第1楽章旋律が自然な流れにのって、明る響き前面押し出す第2楽章は、2つ主題アリアのようにやさしく歌われ安らかな雰囲気第3楽章では休符タイ強弱記号などによって強拍位置ずらされ、非常に活き活きとしたリズム生まれている。しかも、これがプレストという速度の中でおこなわれるのだから面白い。

ソナタ第一番から第六番までの調性については、第一番の解説参照のこと


ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ 第5番 ハ短調

英語表記/番号出版情報
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ 第5番 ハ短調Sonate für Klavier Nr.5 c-Moll Op.10-1作曲年: 1795-97?年  出版年1798年  初版出版地/出版社Eder 

作品概要

楽章・曲名 演奏時間 譜例
1 第1楽章 1.Satz Allegro molto e con brio6分00
2 第2楽章 2.Satz Adagio molto8分30秒
3 第3楽章 3.Satz Prestissimo4分00

作品解説

執筆者: 小崎 紘一

 ベルリンからの演奏旅行から戻り、翌97年にかけて製作された。前作ピアノソナタ作品7も同じ頃にかかれている。この3曲と次作悲愴ソナタベートーヴェンにとってのピアノ・ソナタというジャンルはひとつの結論を得る。独自の音楽本格的に模索探求していく前段階の、「従来」のピアノソナタ自身血肉にしようという姿勢見て取れる

 前作見られた「大作志向は一旦なりを潜め当時標準的なサイズ書かれている明快な形式和声多用しないくっきりとした音像めりはり効いた速度設定など、非常に引き締まった印象与える。また、悲愴ソナタや「運命交響曲と同じハ短調採用されている点も指摘できる
 作曲前後して行われた演奏旅行での見聞少なからず影響及ぼしているかもしれない当時ドイツではまだ伝統的なイディオムソナタ形式主流であったからである。4楽章ソナタ挑戦していたベートーヴェンがこの作品第6番それぞれ楽章一つ削っていることはその現れであろう
 
第一楽章 Allegro molto e con brio
第二楽章 Adagio molto
第三楽章 Finale


プロコフィエフ:ピアノ・ソナタ 第5番 ハ長調

英語表記/番号出版情報
プロコフィエフ:ピアノ・ソナタ 第5番 ハ長調Sonata for piano No.5 Op.38作曲年1923年  出版年1925年  初版出版地/出版社: Gutheil 

作品概要

楽章・曲名 演奏時間 譜例
1 第1楽章 Mov.1 Allegro tranquillo 5分30秒 No Image
2 第2楽章 Mov.2 Andantino4分00 No Image
3 第3楽章 Mov.3 Un poco allegretto 4分30秒 No Image

ヴァイゼ:ピアノ・ソナタ 第5番 ホ長調

英語表記/番号出版情報
ヴァイゼ:ピアノ・ソナタ 第5番 ホ長調Piano Sonata No.5 in E major

作品概要

楽章・曲名 演奏時間 譜例
1 第1楽章 Mov.1 Allegro con brio 7分00 No Image
2 第2楽章 Mov.2 Minuetto4分30秒 No Image
3 第3楽章 Mov.3 Allegro4分30秒 No Image

シューベルト:ピアノ・ソナタ 第5番 変イ長調

英語表記/番号出版情報
シューベルト:ピアノ・ソナタ 第5番 変イ長調Sonate für Klavier Nr.5 As-Dur D 557作曲年1817年  出版年1888年  初版出版地/出版社: Breitkopf & Härtel 

作品概要

楽章・曲名 演奏時間 譜例
1 第1楽章 Mov.1 Allegro moderato 4分00
2 第2楽章 Mov.2 Andante4分00
3 第3楽章 Mov.3 Allegro4分30秒

作品解説

2007年7月 執筆者: 稲田 小絵子

1817年5月作品この年は、3月にも1曲、また6月にも2曲、7月断片のみのソナタ加えて8月にも1曲を生み出すという、まさにピアノ・ソナタの年であった第5番3つの楽章がすべて5分足らずであり、これまでのソナタ比べて小規模な作品である。しかも第3楽章主調戻っていないことから、第1,2番のように、第4楽章欠けているのではないかという説がある。しかし、実際のところ、ソナタ形式第3楽章アレグロフィナーレ性格帯びており、様式的には全3楽章とみなすことができる。


ミャスコフスキ:ピアノ・ソナタ 第5番 変ロ長調

英語表記/番号出版情報
ミャスコフスキ:ピアノ・ソナタ 第5番 変ロ長調Sonata for piano No.5 in B flat major Op.64-1作曲年: 1907-08年  出版年1946年  初版出版地/出版社: Muzgiz 

作品概要

楽章・曲名 演奏時間 譜例
1 第1楽章 Mov.1 Allegretto capriccioso 7分30秒 No Image
2 第2楽章 Mov.2 Largo espressivo5分30秒 No Image
3 第3楽章 Mov.3 Vivo4分30秒 No Image
4 第4楽章 Mov.4 Allegro Energi7分00 No Image

スクリャービン(スクリアビン):ピアノ・ソナタ 第5番

英語表記/番号出版情報
スクリャービンスクリアビン):ピアノ・ソナタ 第5番Sonata for Piano No.5  Op.53作曲年1907年  出版年1908年  初版出版地/出版社Paris, à compte d'auteur 

作品解説

2008年1月 執筆者: 野原 泰子

 1906年アメリカで演奏旅行中に着想され管弦楽曲法悦の詩》の完成からほどなく翌年12月スイスローザンヌ一気書き上げられた。
このソナタ一楽章制は、以後全てのソナタ管弦楽曲引き継がれるスクリャービン好んだFis durで始まるが、伝統的なソナタ形式とは違って自由に転調してゆき、終結部Es dur書かれている
 導入部では、冒頭飛翔パッセージの後、機能和声弱体化した浮遊するような和声で、「倦怠」の楽想支配する提示部47小節目から)は、軽快躍動感満ちた第一主題で始まる。96小節目で登場する尊大なimperioso」第二主題は、特徴的な下行跳躍をもつが、間もなく114小節目で)堂々たる上行の音形に変わる。推移部の甘美な主題第三主題120127小節目)や、唐突に現れる動機(140~141小節目)は、後にクライマックスを築くうえで、重要な役割を果たすことになる。
 展開部157328小節目)では、導入部第一主題第二主題の諸動機組み合わされながら、やがて飛翔性格帯びてゆく。メノ・ヴィーヴォでの、第三主題を軸とする甘美な楽想経て第二主題第三主題高々歌われる熱情的な陶酔境にいたる。
再現部に続くコーダ401小節目から)では、目まぐるしく熱狂的な楽想が生みだされる。第二主題(上行の音形)、そして導入部主題熱烈に奏でられ、燦然たるクライマックス築かれた後、プレスティッシモの飛翔パッセージ楽曲閉じられる


ピアノソナタ第5番

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2017/10/14 14:38 UTC 版)

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