シリーズ内でよくみかけるシーン
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/03 04:07 UTC 版)
「バック・トゥ・ザ・フューチャーシリーズ」の記事における「シリーズ内でよくみかけるシーン」の解説
パート1・2・3に登場するそっくりさん 物語は1885~2015年の計130年にわたりヒルバレーという一地域でタイムトラベルを繰り返している。先祖代々ヒルバレーに住んでいる住民もおり、先祖と子孫である、という設定で多くのキャストが一人二人~複数役で登場している。特にマクフライ一族とタネン一族の男はそれぞれ一人の役者が演じている(マーティの父親のジョージと兄のデイヴィッドを除く)。 乗り物に轢かれそうになるマーティ パート1の1955年とパート2の2015年では自動車。パート2の1985年A(時空の歪みが生んだもう一つの1985年)ではバイク。パート3の1885年では馬車。 乗り物に牽引されるマーティ パート1では登校の手段として、パート2ではグリフ一味との逃走劇の際に着陸してきた車に、パート3ではビュフォードの乗る馬に引きずられた。 時代ごとのヒルバレー紹介 初めてヒルバレーに訪れたとき、映像が全体にパンしてマーティ視点で町紹介がある。 マーティが気絶して、しばらくベッドで横になった後で母(未改変の1985年にいる母と思い込んでいる)に起こされる パート1では結婚前の若き日の母、パート2ではビフと再婚させられて豊胸手術を受けさせられた厚化粧の母、パート3では母によく似た先祖(玄祖母)。いずれも、起きる直前までは母の声と勘違いしているが、母(または母似の別人)の言葉を聞いて飛び起き、本人を見て驚愕する。パート1では「あなたは1955年に戻ったのよ」「1955年だって!?」、パート2では「私の27階なら安心よ」「27階だって!?」、パート3では「このマクフライ農場なら安全だから」「マクフライ農場だって!?」。 カフェで「マクフライ!!」と怒鳴るタネン一族 1ではジョージに対してビフが(自分の事かと思ってマーティも振り返る)、2ではマーティに対して老人ビフが(マーティJr.と勘違いして)、3ではビュフォードがマーティに対して(シェイマスと勘違いして)。 マーティの奇襲 マーティがビフ一族に対して「あっちを見ろ!」「あれは何だ?」など他の方角に注意を促して攻撃をしかける。1では55年のビフに対して。2では2015年のグリフ、富豪になった1985年のビフ、1955年でビフの部下など。3ではビュフォードに対しフリスビー・パイの皿(フリスビーの原型)を投げ銃の軌道を変えることに成功。ただし、グリフは相手の攻撃を察知する装置を左手首につけていた為、マーティのパンチを防ぐことができたが、直後に金的を思いっきり蹴り飛ばされている。 マーティとドクの掛け合い 危機的状況に対して、ドクが「Great Scott!(なんたることだ)」と言うのに対して、マーティが「This is Heavy(ヘビーだ)」と返すのが、3作を通して定例化している。ただしパート3では、一度だけ双方の台詞が逆転する場面がある。 マーティと妙なファッション パート1では1985年の服装(ダウンベスト)を幾度と無く救命胴衣と勘違いされ、ついには「沿岸警備隊員です」と開き直る。パート2ではドクに「目立たない服にしろ」と言われているにも関わらず、見るからに怪しい服装(黒の革ジャンと中折れ帽とサングラス)をし、パート3では当時のものとは異なる1955年の派手な西部劇風のファッションを1955年のドクに着せられ、バーの客に「サーカスが来たとは知らなかった」と笑われる。その後、ドク(現代)から「何処の馬鹿がそんなの着せたんだ?」と突っ込まれる。 序盤でのタネンからの逃走劇 カフェあるいは酒場の前の通りにて、タネンを怒らせたマーティが各時代の乗り物をスケートボードの代用品にして逃走を計り、同様に各時代の乗り物でこれを追うタネン一族という一幕。1では子供が乗っていたキックボードから舵取り部分を外して使用し、2では子供が乗っていたホバーボードからやはり取っ手を取り外して使用した。1、2では最終的にマーティが相手を出し抜き、タネン一味が自滅する。3ではスケートボードに代わる物がなかった為、あっさりと投げ縄で捕まってしまい時計台に吊るされてしまうが、ドクによって窮地を救われる。 タネン一族と「Jones」家の肥料 1ではビフと3人の子分達が愛車に乗ってマーティを追い詰めるが、逃げ切ったマーティに目を奪われ、すぐ前に止まっていた「D. Jones」の肥料運搬トラックに追突し、肥料まみれとなる。2ではスポーツ年鑑を取り戻したマーティをビフが愛車で追いかけるが、上空から現れたデロリアンに目を奪われ、すぐ前を走っていた「D. Jones」のトラックに再び追突し、肥料まみれとなる。3ではビュフォードが決闘でマーティのパンチを喰らい、肥料が積まれた「A. Jones」の荷車に倒れ込む。肥料まみれになるたびに、「I hate manure.(オレはこいつが大嫌いなんだ)」と言う。 ストリックランド一族とタネン一族の関係 1、2の1955年では教師と生徒、1885年では荒くれ者と保安官と言う立場の違いで、ストリックランドが終始威圧的にタネンに接する。3の未収録映像ではストリックランドが射殺されるシーンが存在する(その為、最後の逮捕現場にいない)。 未来の変化を予め撮った写真の変化によって表現 1ではマーティの兄弟が写っている写真、2では本来マーティJrが逮捕された時の新聞の写真と85年のジョージとドクの新聞記事(とビフの店のマッチ箱)、3では55年で撮ったドクの墓の写真。 挑発に乗るマーティ 2以降はマーティの短所として重要な要素となる。特に「腰抜け(Chicken/Yellow/Coward)」という言葉には敏感。 タネン一族の子分は必ず3人 パート1に登場する55年の3人は、パート2のビフによって改変された85年にも年をとって登場。グリフの手下のみ女性が1人いる。 マーティはどの時代のカフェでも、結局注文した飲み物を飲めていない パート1では、ルーのカフェのブラックコーヒー(「砂糖が入ってないやつ」と注文したら出された)。パート2では、カフェ80'sのペプシ・パーフェクト。パート3では、パレス・サルーンのウイスキー(飲み物を注文したら出された)。いずれもタネン一族にからまれて、飲む機会を失っている。 マーティはどの時代のカフェでも、注文する前に必ず店主に小言を言われる パート2で出てきたカフェ80'sのみ全自動なので、機械に小言を言われる。 模型での作戦会議 タイムマシンが一部分壊れたため、1,3ともにマーティとドクが模型を使ってタイムスリップの作戦を練る。また、ドクは模型の出来について詫びるが、マーティが「よく出来てるよ」とフォローするのもお決まりとなっている。 また、作戦会議の直後に必ず女性(1では1955年のロレイン、3ではクララ)が訪れ、マーティとドクが慌ててデロリアンを隠している。 2は故障の描写がないため模型は作らないが、ドクが黒板を使い、歪んでしまった時間の流れについて説明するシーンがある。 いつもギリギリ 1では発信合図がなる直前にスターターの調子が狂い、2ではビフに追い詰められるまでドクが助けに来られず、3ではドクが目覚めるのがギリギリの時間。3の際にマーティが楽屋ネタらしく「何でいつもギリギリなんだ!!」とぼやく。
※この「シリーズ内でよくみかけるシーン」の解説は、「バック・トゥ・ザ・フューチャーシリーズ」の解説の一部です。
「シリーズ内でよくみかけるシーン」を含む「バック・トゥ・ザ・フューチャーシリーズ」の記事については、「バック・トゥ・ザ・フューチャーシリーズ」の概要を参照ください。
- シリーズ内でよくみかけるシーンのページへのリンク